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福田事務所 活動日誌


過去の議会活動

2015年以前の北区議会を簡単にご報告してます。

2015年12月7日(月)
東京朝鮮中高級学校ラグビー部表敬訪問

 今日は区内にある東京朝鮮中高級学校のラグビー部が区長に表敬訪問に来ました。全国大会に出場するということです。私は、北区日朝友好議員連盟の会計をしているので、それに参加させて頂きました。
 花園で試合をするということで、選手たちにはぜひ頑張っていただきたいと思います。しかし、ラグビーの全国大会は年末年始ということで、関係者の方も大変だと思いますが、頑張ってください。

2015年12月4日(金)
最終本会議

 今日は、北区議会第四定例会の最終本会議の日です。いくつかの議案に反対をしましたが、そのうちの一つに区民税についての議案がありました。内容としては住宅ローンの減税、軽自動車税のグリーン化特例(減税)、たばこ税の増税の3つが詰まった一つの議案です。3つの内容を一つにするのも問題です、その内1つ、又は2つに反対の場合でもすべてに反対することになってしまいます。しかし、私は3つの無いようすべてに反対です。
 住宅ローンの減税というと「減税なのだからいいではないか、反対するのはおかしい」と考える人も多いかもしれません。そのためか、この議案に反対をしたのは私だけでした。なぜ反対かというと、今回の住宅ローン減税は、消費税の増税に伴い住宅ローンを払っている人の控除額の幅を大きくするというもの。消費税が10%になるのが延期したので、控除額の幅も8%の時に大きくしたけれども、もうしばらくはそのままにしておいて、10%になったら更に控除額の幅を大きくするというものと理解しています。つまり、住宅ローンを払っている人は消費税が増税されればされるほど厚遇を受けるということです。では、そもそも家が買えない人はどうなるでしょうか? 高い家賃はそのまま消費税の負担だけが重くのしかかる。つまりこの条例は一見すると減税をするから区民が喜ぶと考えがちですが、一握りの『住宅を買える層』だけを優遇する不公平な税制と捉えることもできるわけです。
 減税をするならすべて層に行き渡るもの、特に中低所得層に焦点を当てなければ、彼らの負担だけが増える、貧しい人たちがより貧しくなるだけになります。軽自動車も同じ理由、たばこ増税に関しては旧三級品(私自身はたばこを吸わないのでよくわかりませんが)の税金を他の者と同等に上げるというものです。話を聞いてみると、この旧三級品の煙草はたばこ税の値上げが行われてから、吸う人が増えているようです。つまり、今までのたばこが吸えない人がこちらの安いたばこに移っているというものです。
 たばこに関しては私は好きではありませんが、国の政策でガンガン宣伝して吸う人を増やしておいて、彼らが依存症になっている現在、その値段を上げるというやり方は関心ができませんし、収入が低い人ほど喫煙率が高いという調査結果もあります。こうした、状況を見れば、旧三級品の値上げをするというのは生活の苦しい人、それでもたばこを吸いたいという人の生活をさらに苦しくするだけです。とても賛成はできません。という理由で今回の3本セットの議案にはすべて反対という立場で反対をしました。
 他にもいくつかありますが、区議会だより、あるいは北区の公式ホームページにある北区議会のページでご確認ください。

2015年11月27日(金)
区民生活委員会

 今日は自分が所属する、区民生活委員会に参加しました。陳情が一件きていました。『年金積立金の専ら被保険者の利益のための安全かつ確実な運用を求める意見書提出に関する件』というものです。今まで年金の積立金は国債が大部分を占めていましたが、これが今回、国債の比率を下げ、株式の比率を上げました。アベノミクスの株高はこうした年金の運用によって引き起こされた官製相場であると言われています。これにより年金の運用のリスクが増え、仮に資産が減った場合、このつけを払わされるのは国民です。特に年金をかけ続けている人たちです。こうしたリスクの高い運用を止め、被保険者の利益の為に安全な運用をしてほしい。そして、被保険者の声を適正に受け止める組織に変えてほしいという陳情です。
 私はこの陳情に賛成をしましたが、反対多数により不採択になりました。反対をした中には「何を持ってリスクとするかは時によって変わる」などと言っていました。なんのことやら?

 こうした状況の中で、多くの自治体で同じような陳情が出され、それが採択され、国に対して意見書が出ている自治体がたくさんありますが、残念ながら北区議会ではなりませんでした。皆さんはどうお考えでしょうか?

2015年11月26日(木)
政務調査会長会

 今日は政務調査会長会です。実は今回の政務調査会長会では、議長は私たち非交渉会派の質問を一切認めてくれませんでした。
 そもそも、北区の政務調査会長会というのは、各会派で意見書案を調整し、全会派一致で国や東京都に対して要望していこうというものです。しかし、4つの一人会派の意見をすべて封じて、どうして全会派一致などができるでしょうか? また、この間、某交渉会派が出した意見書案を他の交渉会派はすべて否定してきました(これは意見書案の中身ではなくその政党の出したものは全て否定するという意図だと私は感じています)、かなり重要な中身だったので(たとえば外形標準課税の中小企業への適用をしないように国に求める意見書など)、その会派は全会派一致とはならなかったけれども、議員提出議案として、本会議に上程しました。私は賛成しましたが、反対多数で否決されました。
 そしたら今度は、他の交渉会派が「全会一致が基本だ」とか「幹事長会で確認されている」とか「何のための政務調査会長会だ」とか「(別にルール違反をしている訳ではないのに)ルールを守るべきだ」とか、不満をバンバンぶつけてきているのです。
 何を言っているのやら、と私たち非交渉会派の面々は失笑してしまいました。幹事長会から排除しておいて、質問も意見もさせずに多数派で決めた意見書案に賛否を言えなどと、それこそ何のための政務調査会長会だと思います。
 私たち非交渉会派はオブザーバーとして参加しています。しかし、長い北区議会の歴史の中で北区議会の先人たちが築いてきた民主的な議会運営のおかげで、この間、政務調査会長会でもしっかりと意見も質問もできました。
 それを一方的にぶち壊している今の多数派(誰とは言いませんが区議会与党の方々です)が議会の運営(しかも別にルール違反をしている訳ではない)をどうこう言う資格はないと思います。こうした非民主的なことをしている人たちが北区議会で多数派を形成しているかと思うと、本当に残念でなりません。北区民の方々には是非、今の北区議会がどうなっているのかを知っていただきたいと思います。

2015年11月12日(木)
会派総会他

 今日から、北区議会第4定例会が始まりました。11月議会と呼ばれるものです。
 会派総会、政務調査会長会、議会運営委員会です。そして、この日は朝に幹事長会があり、私たち一人会派は幹事長会に出られないため、議会運営員会で、幹事長会の報告を聞くという行事があります。一度の報告で済めばそれでいいのに、いちいち2回に分けて行う訳です。しかも報告するのは事務局の人間であり、2度の手間もかかるという、非常に無駄な議会運営が、自民・公明・民主の談合により議会のルールを無視して強行されています。
 議会のルールを無視してと書きましたが、これは北区議会の先例を無視し、権限のない機関(交渉会派だけ)で勝手に決めた、しかもその中には反対している交渉会派(共産)があるにも関わらず、無理に押し通した上でのことです。
 議会のルールを無視して数の力で押し切るやり方は、国会での某独裁政権のやり方と同じですね。今の北区議会の議会運営はこのような状況になっています。少数の声を切り捨て、数の力だけで無理を通すやり方を許していてはなりません。区民の皆さんには北区議会で何が行われているかを、是非知っていただきたいと思います。

2015年10月30日(金)
区民生活委員会 視察

 今日は視察の2日目として、地域の絆づくりを学ぶため新潟県新潟市に行き話を聞いてきました。新潟市では平成の大合併で14の市町村が合併し、その地域の話を聞かなければならないということで、区の協議会をつくりました。そして、その区ごとにいくつかの地域コミュニティ協議会があり、隅々まで声を吸い上げようという試みです。
 いろいろ問題はあるようですが、地域の声を吸い上げるという意味で、マネをしたい取り組みではあるのですが、なんと新潟市では町会・自治会の加入率が90%を超えているという状況です。北区ではちょっと考えられません。このような加入率をどのようにして作ったのかと尋ねたところ、「特に何もしていません。新潟市民の気風です」とあっさり言われてしまいました。そこが一番の問題なのですが……
 とにかく、区民と共同のまちづくりの貴重なケースとして今後も参考にさせて頂きたいと思います。

2015年10月29日(木)
区民生活委員会 視察 新潟県上越市

 今日から、一泊二日で区民生活委員会の視察に行ってきました。初日は新潟県上越市に行き、商店街振興についてお話を伺ってきました。上越市では早くから商店街の振興を進めていましたが、大型店舗が出てくるようになってから商店街がさびれてきてしまい、そこから市を挙げての取り組みや各商店街の取り組みをするようになりました。北区ではそこまで大型の店舗というのはありませんが、やはり大型スーパーやネット店舗の進出により、商店街のお客が減るようになってきています。これは全国的な問題かと思いますが、やはり、地域の活性化やつながりという面でも、商店街は大きな役割を担っています。上越市では大きなイベントを起こすことで観光客が増えてきてはいますが、それが普段の日の商店街のお客にまでなかなかつながってこないようです。しかし、それでもこれまでの減少に比べて現状を維持できたという点もありますし、観光客が大いに増えたということは素晴らしいことです。
 北区としても観光協会の立ち上げなど、観光客をどう呼ぶかということが課題になっていますし、それをなすことで普段の商店街のお客さんを増やしていく取り組みをしていく為に、今回の視察は大いに役に立つのではないかと思います。

2015年10月28日(水)
政務活動費経理責任者意見交換会

 今日は政務活動費経理責任者意見交換会という会議がありましたが、今季最初の会議なので、どういう性質の会議かという説明と、今後の流れについての説明で終わりました。北区では政務活動費の利用に関して、この間の意見交換会で決まったことなどを基本として手引書がつくられています。また、第三者機関も存在し、政務活動費の利用内容についての各層専門家の意見を聞いて参考にしています。
 この意見交換会で全会派一致で決まったことについては、それを北区の政務活動費利用に反映されますし、決まらなかったことについては各会派の責任(区民への説明責任)でやってくださいというものです。しかし、もちろん判例や近年の新聞報道などで問題視される使い方は全会一致でしないという方向性に定まっています。
 いろいろと批判の多い政務活動費ですが、私としてはこれがあるおかげで事務所の維持ができますし、年4回の定例会ごとに3万枚のビラと2700通の手紙を配ることができます。
 今後も適切に使わせていただきたいと思います。

2015年10月2日(金)
最終本会議

 今日で第三定例会が終了します。
 本会議が終わった後、幹事長会があり、そのあと議会運営委員会があります。何度も言いますが、私たちは幹事長会から外されてしまったので、あとで区議会事務局がどういうことが報告されたかを教えてくれます。
 幹事長会が終わり、議会運営委員会が終わったのが12時です。そして幹事長会の中身の報告が2時半です。
 非交渉会派を幹事長会から追い出す時に自民党の代表者はこう言っていました。「非交渉会派の方も幹事長会に出席してするのは大変でしょうから……」
 今の方がよっぽど大変です。口で言っていることと、やることが全く違っています。本当にこういう政党なんでしょうね。国でも地方でも。
 まあこんな感じで、第三定例会は終わりました。

2015年10月1日(木)
議会改革検討会

 今日の午後は議会改革検討会がありました。
 今日のテーマは交渉会派と非交渉会派の権限についてです。
 この間の非交渉会派に対する攻撃はこれまで紹介したとおりです。今日は議会改革検討会の場で議論をしました。
 私の意見としては、そもそも議会の運営に関しては改革検討会で全会一致の上で改革を行なってきたこと、だまし討ちのようなやり方で幹事長会から除外されたこと、そして交渉委員会の場では、非交渉会派の議員は入りたい委員会を希望もできないようなやり方を強行しようとしたことを挙げ、これまで北区議会の先人たちが作り上げてきた議会運営の民主制を破壊するものとして批判しました。そして、この検討会で全会一致で決まらないのであれば、非交渉会派の在り方を元に戻すべきだと主張しました。
 しかし、やはり全会一致では決まりません。この状況を作り上げてきた方々は、今の状況を崩そうとはしません。それがいくら非民主的であってもです。こうした現状を是非区民の皆さんに知っていただきたいと思います。国会と同じように北区議会でも少数の声を封殺するような動きが起きているのです。

2015年9月30日(水)
田端文士村記念館リニューアル内覧会

 私が所属する区民生活委員会の委員が、田端文士村記念館のリニューアルの内覧会にお呼ばれしました。ということで、私も行ってきました。
 実は恥ずかしながら田端文士村記念館には初めて行きました。田端には多くの文化人が住んでいたそうですが、芥川龍之介が住んでいた家をジオラマとして再現したのが今回の目玉だそうです。決算も終わってほっと一息。リフレッシュしました。

2015年9月29日(火)
決算特別委員会F

 今日で決算も最終日、今日は補足質疑と討論です。
 補足質疑は学校教諭の労働時間管理について質疑を行いました。学校の先生はどれだけ残業をしても休出をしても手当が出ません。もともと給与の中に数%含まれているからですが、その為、労働時間の管理というものをほとんどしていません。
 しかし、それでは日本の学校教師は世界一忙しいという実態が判らないし、教師の負担軽減として様々な取り組みが行われていますが(例・校務支援システム・部活動外部指導員等)、その成果というのは目で見える形で現れません。それでは本当に負担が軽減されているのかどうか、外から見ることができません。こうした状況の中、精神的なものが理由で給食する教諭も少なくありません。根本的な解決としては東京都から教諭の人事権の委譲が必要ですが、それ以外にも労働時間をしっかり管理することも必要だと私は考えています。こうした質疑をし、最後に討論を行いました。以下全文を掲載します。


 

新社会党議員団として、東京都北区平成26年度決算についての討論を行います。

 

 

 平成26年度は、4月からの消費税増税により、国民の生活が大きく変わった年だと考えます。『景気は緩やかな回復傾向』という言葉をよく聞くにもかかわらず、それを実感できる人というのは極めて一部の人間のみであり、非正規雇用労働者の増大、生活保護受給世帯の増大など、社会を取り巻く状況は、見通しの良いものではありません。

 

 こうした中、北区の平成26年度の予算の執行は、区民生活の向上に向けて、保育所の整備や子育て世帯に向けた事業、また、特にここ数年で頻発する自然災害への対策に力を入れて取り組んできたこと、また、学校給食でのアレルギー対応など喫緊の課題に取り組んでいただいたことは非常に評価いたします。

 

 

 しかしながら、当初予算には計上されていなかった、マイナンバー関連の経費が補正予算として次々と計上されました。そして、それに対する国からの財政的な支援は十分とは言えない状況であります。制度の詳細もなかなか明らかにならず、人的体制も国の財政支援もわからないまま突き進んできたことは制度の重大性からみても疑問と言わざるを得ません。

 

 これは北区ではなく、国への批判となりますが、制度開始ありきで、時間制限のある中で、このような国民の個人情報にかかわる重大なシステムを進めてきたこと自体が誤りであると考えます。

北区として、区民の安全、財産を守るという視点で国に対して、しっかりと意見を言うべきであると考えるとともに、区民の個人情報をしっかり守っていくための努力を続けることを要望いたします。

 

 

また、消費税増税や社会保険料負担の増大により、物価上昇に対して可処分所得は減る一方であり働く者の生活は苦しくなる一方です。また、年金の削減、或いはマクロ経済スライドにより年金受給者の生活も苦しくなります。区民の苦しい状況をしっかりと把握して、国の施策だからと肯定するのでなく、区民の生活を守る観点で、言うべきことを言う姿勢を持つこと、また区民の負担軽減に更に努めていただくことを要望しておきます。

 

更にこの間の、働く人の労働状況は決算審議の中で述べたとおりであります。指定管理者制度の見直しや区の非正規職員の労働条件の向上に向けて取り組まなければ、今現在働いている方たちが苦しい状況である、というだけでなく、将来働くことになる今の子供たちが、将来に夢も希望も持てない社会となってしまいます。

働く人を守るという視点を持ったうえでの行政運営を要望します。

 

そして、志茂や十条などの道路工事計画、大規模な再開発などに関して、『区民とともにの基本姿勢』を実現し、引くべき時には引くべきであるという姿勢を持つことも改めて要望します。

また、この決算委員会の中で様々な改善を求めてきましたが、改めて要望をいたします。

 

以上いくつか要望をいたしました。平成26年度の予算審査時には、その中身に反対をいたしましたが、予算の執行に関してはおおむね問題ないと考え、新社会党議員団として、平26年度北区一般会計決算及び4特別会計決算について賛成をいたします。

 ということで、決算には賛成をしました。

2015年9月28日(月)
決算特別委員会E

 決算委員会も残すところ今日と明日のみ、今日で6日目です。今日は歳入と各特別会計です。特別会計は北区では『国民健康保険事業会計』『中小企業従業員退職金等共済事業会計』『介護保険会計』『後期高齢者医療会計』の4つです。
 まず、保育士指導用給食代について、次に放置自転車の移送手数料と売却代金について、そして、国保のこの間の値上げについてです。

 北区では放置自転車を移送し保管しますが、保管期日が過ぎると売却します。鉄として売却と自転車として売却です。今まで、シルバー人材センターの自主事業としてリサイクル自転車販売と言うのを行っていましたが、それがなくなったそうなので、それに関して理由を問いました。
 また、移送手数料と言うのは放置自転車を移送された持ち主が区に支払う手数料ですが、北区では現在5000円となっています。近隣区並みに挙げるという説明が以前されましたが、それならば、自転車駐車場も近隣区並みに整備するべきではないですかという様な質疑をしました。

2015年9月25日(金)
決算特別委員会D

 今年の決算は5連休を挟んでいるのでなかなか進みまない感じがします。今日で5日目、教育費の日です。
 まず、清水小学校と第三岩淵小学校の統廃合について、次に給食の残飯(残菜)について、そしてマイナンバーが実施されるので個人情報の教育についてを質問しました。
 北区では出た残飯をコンポストで肥料化し、北区の友好都市である群馬県の甘楽に持っていきその肥料を使って野菜を作ってもらい、その野菜を区内で販売するという取り組みを行っています。
 それはそれで素晴らしいのですが、給食の残菜を減らす取り組みというものは特にやっていないようです。学校単位では栄養士さんがいろいろ頑張ってくださっているようですが、区としての取り組みは今のところありません。
 この点について改善すべきであるという趣旨の質疑を行いました。北区の教育目標として、グローバル人材の育成と言うものがありますが、世界に目を向ければ、飢えてくる死んでいる人、栄養失調で亡くなる人はたくさんいます。そうしたことを教え、できることからやっていくことを教えることもグローバル教育だと思います。これは給食だけでなく、私たち自身が普段から食糧廃棄物を減らしていく取り組みを行うことも重要だと考えています。私たちは議員として新年会とか呼ばれて参加しますが、残り物がどうなるのかいつも気になっていました。こうした場面でも、なるべく残飯を出さないように働きかけていきたいと思います。

2015年9月24日(木)
決算特別委員会C

 今日で折り返し、決算委員会も4日目です。今日は環境費・産業経済費・土木費です。
 今日はまず、シルバーピアについての質問です。現在北区は借り上げの高齢者住宅を整備していますが、借り上げ期間が満了するので新たに区立のシルバーピアを建設し、借り上げ満了を迎える人たちに移転してもらう計画を立てていますが、現在そこに住んでいる人たちからは、不安の声が大きく聞こえてきます。ですので、そうした人が安心できるように今まで通り住み続けることができないか? と言う趣旨のものです。
 次に、自転車駐車場の整備についてです。北区ではこの四月から最初の2時間は無料という料金設定の自転車駐車場を整備しました。しかしながら、区民にはほとんどと言っていいほど周知していません。いま、モデル実施だから周知していないという訳のわからない答弁でしたが、北区では放置自転車が多いというのが問題となっているのだから、その対策の為にもしっかりと周知をするべきだという趣旨のものです。

2015年9月18日(金)
決算特別委員会B

 今日で決算も3日目です。今日は福祉費・衛生費がテーマです。
 今日も保育園の臨時職員の問題、そして指定管理保育園への株式会社の参入について反対する立場から質疑を行いました。
 また、今後の学童保育について質問をしました。北区では放課後子ども総合プランを全小学校で実施するあかつきには、児童館は小学生の居場所としての機能を終え、小学生の放課後の居場所は小学校に一元化されます。それとともに学童クラブは全て小学校の中に配置され、それ以外の学童クラブはなくなってしまいます。現在は学童クラブは小学校の中以外に独立し配置されているものもあります。
 しかし、この今後の学童クラブに関して、北区はなかなかはっきりとしたことを言ってきませんでしたし、どの資料を見ても書いてありません。だから、今回はかなりはっきりと聞き出しました。
 児童館にしても、北区の資料には判りやすいように書いていなかったことを、この間批判してきました。区民の多くが知らないうちに今後の児童館のあり方が決まってしまった。というイメージを私は持っています。だからこそ区民の福祉に関することはなるべくわかりやすく周知するべきであると訴えました。

2015年9月16日(水)
決算特別委員会A

 今日は決算特別委員会の2日目です。多くの方が知りたがると思いますが、今回の決算委員会には聴覚障害の議員の方は出ておりません。一人会派は2年に一度決算委員会に出れるのですが、北区議会は4つの一人会派があり、今回は私と、社民党の方が出るため、維新の方と聴覚障害の方は来年決算委員会に出ることになります。来春の予算委員会はまだ誰が出るか決まっておりません。

 さて、決算委員会2日目は総務費・公債費・諸支出金・予備費です。

 私の質問の中身は、栄町にある国家公務員宿舎跡地の今後の動向をまず聞きました。この場所は東京都が今年買い取り、雨水貯留施設を作る計画を立てています。石神井川の臭気・逸水対策になるとのことです。上部の部分に空きスペースができるのですが、その部分に関しては東京都と協議して防災公園等の整備を進めていきたいとのことです。

 次に、昨日も議論した保育園で働く臨時職員の処遇改善について、そしてマイナンバーについて質疑をしました。
 マイナンバーに関しては、制度を知らない人が多く、詐欺の被害が出てくる可能性があることを指摘し、区民への情報管理の大切さを周知するべきとの主張をしました。
 また、北区に住民票を持つ外国人への周知と子供の対策の必要性を主張しました。これは教育の日にも議論するつもりですが、マイナンバーカードの管理について、子供のカードは親が管理すると北区としては考えていますが、カードは身分証に使えますし、今後カードの利用使途が拡大していけば子供自身がカードも持ちたがることも考えられます。
 また、カード自体を親が管理していても、自分のナンバーを子ども自身が記録あるいは記憶してしまうことも考えられます。そうした時に、親が管理するものだからと決めつけるのではなく、子供へのわかりやすい情報管理の教育をしていかなければならないと思います。といった主張をしました。

2015年9月15日(火)
決算特別委員会@

 今日から決算特別委員会が始まります。
 今日は初日、総括質疑の日です。

 北区議会では総括質疑の最初の質問
だけ区長が答弁します。そのため、最初の質問は原稿にして渡すことが慣例となっています。以下、その原稿全文を掲載します。
 
 

それでは、新社会党議員団の総括質疑を始めます。

 

 2015年7月の労働力調査によると、就業者数は6381万人、その内雇用者(雇用されて働いている方)は、5632万人、正規雇用の労働者は3336万人で非正規雇用の労働者は1956万人です。

完全失業者数は222万人、生活保護受給世帯は162万世帯、人数にして216万人です。

 

毎回のように紹介させて頂いていますが、こうして毎回調べていると、この間の傾向が見えてきます。

 

正規職員の数はこの間、減り続けています。調べてみると、1997年(平成9年)をピークに微増微減がありつつもですが、『減り続け』と言っていい状況だと思います。

 

それに対して非正規職員は記録がある昭和59年からほぼ毎年増え続け、昨年末には一時2000万人を突破しました。

割合で言うと、2015年7月の労働力調査では男性の非正規率は男性雇用者全体の21.5%、女性の非正規率は女性雇用者全体の55.8%で、非正規労働者の割合は女性が圧倒的に多い状況です。

 

完全失業者数はこの間減ってきていますが、数字で見ると正規職ではなく、非正規職へと流れていることが判ります。また、生活保護世帯は増え続け、過去最高を更新し続けています。

 

 

こうした非正規雇用労働者の増加はこの国の様々な問題の原因となっていることをこの間主張してきました。

 

大きな問題としてまず、正規雇用労働者と非正規雇用労働者では賃金に大きな差があります。

 

平均年収をみてみると平成24年で男性の正規職が520.5万円、非正規が225.5万円です。女性では正規職で349.6万円、非正規で143.6万円です。男性と女性、正規と非正規でかなりの賃金格差ができています。

 

そして非正規では、賃金は何年働いてもほとんど上昇しないどころか、企業の都合で簡単に下げられてしまうこともあります。本来労働条件の不利益変更は、労働者の同意がなければ行えませんが、短期契約を繰り返す契約社員などは、契約の更新を得るために不利益変更をのまざるを得ない弱い立場にいるからです。

また、短期契約の繰り返しが常態化していて、不安定で企業の都合で簡単に雇い止めにされてしまうことなど、正規雇用労働者に比べて非正規雇用労働者の厳しい実態があります。

 

非正規で働いている若い方では、男性で62.2%、女性で40%が本当は正規で働きたいという調査結果が厚生労働省の出した『若年者雇用実態調査』により明らかになりました。正規で働きたいけど仕事がないという実態が表れています。

 

今年3月に行われた予算特別委員会の場で、花川区長から『若い世代における非正規雇用の割合が高まり、さまざまな問題を生み出していること、非正規ではなく、正規就労の支援に向けて、最大限の努力をしてきたこと。区として、できる限りの労働環境改善、安定した就労への支援等を続け、長生き一番、子育て一番の北区政に取り組んでいく』という内容の答弁を頂きました。

 

 

 非正規を正規にというのはとても大切なことでありますので、今後一層取り組んでいただきたいと思います。もう一つ大事なのが、先述した区長答弁でもあった『労働環境改善』つまり現実に働いている方たち(正規でも非正規でも)の労働条件の改善です。

 

 

 非正規に比べて、正規職ならば勝ち組なのかと言えば、実はそうでもなく、たとえば、正規職では責任が重すぎて、長時間残業・休日出勤が当たり前で家のことが何もできないために、あえて正規職を離れ、派遣や非常勤として働いている方が(特に女性では)多いというのも事実だからです。

 子供がいても保育園の送り迎えすら満足にできない。責任が重すぎるために自分の子供よりも仕事を優先せざるを得ない。こんな状況で働くよりも、『責任も残業もない派遣で』と望む方がでてくるのも当然です。

 

 

 ワーク・ライフ・バランスという言葉がありますが、それが実践できている企業というのは本当に一握りです。

 

 それは、当たり前のように長時間残業・休日出勤をしている方から見ると甘えた考えと映るかもしれません。しかし、『過労死』という言葉を生み出した日本の労働状況は決してそのままでいいというものではありません。『当たり前』のように残業・休出しているからといって、それを『当たり前』だと思ってはいけないのです。

 

 先述した予算委員会での区長答弁の中には『労働環境の改善を求めていく』という答弁があり、そうした思いは共通しているものであると考えます。

 

 そこで、北区でのワーク・ライフ・バランスの取り組みについて聞いていきたいと思います。

 

今年2月に行った私の本会議質問の答弁の中で、北区では27年度から契約入札制度を改善し、総合評価方式入札の追加評価項目に、ワーク・ライフ・バランス推進企業認定の有無を新たに追加し、認定制度に応募する動機づけを図っていくという答弁を聞きました。

 

では、平成26年度までに北区の仕事を受注している企業のワーク・ライフ・バランスはどうみていくのか? みているのか?

 

北区では、民間委託・指定管理などを行っていますが、例えば、指定管理保育園や児童館などでの従業員のワーク・ライフ・バランスはモニタリングや今後の選定の評価対象となるのか?

 

今年度から始まったとされる契約入札制度の状況も含めて、区長のお考えをお聞かせください。

 というものです。これに対して区長の答弁があり、それからやり取りをしていくというものです。これ以降の答弁は北区では、担当の課長(たまに部長)が行います。

 この後私は、北区の非正規職員、特に保育士さんの労働状況を良くすべきだという質問を展開していきます。詳しい中身に関しては今後北区の公式ホームページの区議会議事録に出てくるので、見てみてください。

2015年9月9日(水)
区民生活委員会

 今日は自身の所属する常任委員会である、区民生活委員会に参加しました。10月から始まるマイナンバーに関しての議案の所管事務調査がありました。本来議案審査で賛否の態度表明をするのですが、条例関係の議案審査は企画総務委員会なので、一人会派の私としては所管事務調査の時に簡単に態度表明をすることにしています。マイナンバーに関しては以前から反対の主張を続けていますが、これによる詐欺の被害が出ることを懸念しています。オレオレ詐欺などの特殊詐欺が今でも被害が多いのに、マイナンバーを使っての詐欺が出てくるのは想像に難くありません。私はマイナンバーに反対ですが、現状では実施が間近となっています。であるならば、少しでも詐欺等の被害を出さないように北区当局にできる限りの対策を打ってもらうつもりです。今後、決算特別委員会がありますので、そこでも被害を出さないように様々な質疑をしていきたいと思います。

2015年9月8日(火)
防災対策特別委員会

 今日は自身の所属する防災対策特別委員会に参加しました。
 テーマは土砂対策基本法で、東京都の担当職員に説明をしてもらい、質疑応答をしました。東京都の土砂災害対策としては、機械的に崖地を選定し、そこに何らかの規制をかけるといったものです。ここ数年、自然災害が非常に多いので、こうした対策を重点的におこなわなければならないと思います。あとは、北区内で8月30日に行われた防災訓練の報告がありました。私自身は8月30日は国会前に行っていたので防災訓練には参加しませんでした。参加したみなさんお疲れ様でした。

2015年9月7日(月)
本会議2日目

 今日は北区議会の本会議で、一般質問を行いました。以下全文を掲載します。


新社会党議員団の福田光一です。よろしくお願いします。

今日は大きく3点について質問をいたします。

大きく一つ目の質問は、社会保障・税番号制度いわゆるマイナンバーについての質問です。昨年の定例会でも質問をさせて頂きましたが、今定例会では制定条例含めて3議案が出されており、制度の実施が近づいているという状況ですので、改めて質問をさせて頂きます。

今年10月から通知カードが各世帯に配られ、住民票へ記載がされていきます。2016年1月から個人番号が利用開始、個人番号カードが交付されます。2017年1月情報連携開始、自治体での利用は同年7月からと予定されています。と、ここまでは前回も説明しました。

ところが今回、こうした実施に先立ち、金融や医療の一部でマイナンバーの利用拡大が決まりました。今後の利用拡大も見込んでのものです。

 利用使途が増えれば増えるほど個人情報の流出リスクが高まるというのは専門家の方がたびたび指摘をしていることです。年金情報流出により、個人情報流出の不安が高まる中でのこうした利用拡大の動きには驚きを禁じえません。

東京商工リサーチが今年6月から7月にかけて行ったアンケートでは回答企業4942社の内、マイナンバーのメリットを聞くと65.9%がメリットは無いと回答、デメリットについては53.3%が情報漏えいリスクと回答しています。

一方で2014年7月31日、NTTデータの決算説明会の質疑応答の中でマイナンバーによる売上高への寄与は、マイナンバー全体で四桁億円ぐらいにはなるのではないかと発言がされていますし、業界の一部にはマイナンバーによる利益は「兆単位になる」との試算があったようです。こうしたIT関係企業の利権もまた、幾人もの方が指摘しているところです。

自治体ではマイナンバーによるコストが次々と計上され、北区でもすでに10億円以上もの予算がマイナンバー関連予算として計上されています。

こうした状況を鑑みると、マイナンバーを導入するのはいったい誰の為なのか? という思いはどんどん強くなります。区民の利便性の向上という説明も上滑りしていくように感じます。

JNNが6月7日に行った世論調査ではマイナンバー制度の導入によって73%が個人情報流出に不安を感じると答え、さらに75%が国の個人情報管理は「信用できない」と答えています。国民の多くがマイナンバーを必要としているどころか、望んですらいません。逆に情報流出の不安は個人も企業も大きいものとなっています。

内閣官房のマイナンバーに関するホームページをみると、トップページの重要なお知らせという欄にこう書いてあります。

 マイナンバー制度に便乗した不正な勧誘および個人情報の取得にご注意ください。通知前にマイナンバー制度関係で行政機関等から手続を求めることはありません。

 マイナンバーを不正に集めようとする人がいて、犯罪に使われる危険性があることを示しています。

もちろん情報を不正に集める人間がいるのは、哀しいことに当たり前のことですし、自分の個人情報を守るのは大切なことです。しかし問題なのは、先ほども言いました。この制度に不安を覚えている方が非常に多く、望んでもいないのに個人情報の流出や不正収集のリスクを負わなければならないということです。

そうした状況の中、実際に制度を運用する自治体の責任は非常に大きいと言わざるを得ません。私はこの制度はやめた方がいいと思っていますが、ここで質問します。
 (イ)      北区は、マイナンバーの運用に当たり、区民の不安をどう解消していくのでしょうか? 未だ、制度の概要も知らない方が多数いる中で、不正な情報収集からどのように区民を守っていくのか教えてください。

 (ロ)      未だ運用が始まってもいないのに、使途の拡大が決まりました。今後の民間利用も見込んでのものと報道がされています。このままいくと企業の利益の為に商業利用もされかねません。マイナンバーの際限ない使途の拡大が懸念されますが、それは同時に情報流出のリスクが増えることにつながりますが、区としてはどのようにお考えですか?

大きく二つ目の質問は、働く人を大切にする北区を求めての質問です。

まず、北区の非正規職員の処遇改善について質問をします。今年の第一定例会の本会議および予算特別委員会の場で、非正規職員の処遇改善を求めて質問をいたしました。

その時に非常勤職員について『更新回数の上限まで任用された者が新たな職の募集に応募することができるよう、必要な準備を進めてまいります。』という答弁を頂きました。今まで非常勤職員は1年契約で更新4回まで、最長5年で更新が終わり、その後1年間の空白期間がないと、再び非常勤職員として応募することはできないというものを、空白期間なしで応募することができるように準備を進めていく。という回答だったと思います。

そこで質問します。

(イ)      昨年度で勤続五年を迎えた非常勤職員は、今年度の応募はできたのでしょうか、それとも準備の期間が必要の為、来年度以降になるのでしょうか? 応募ができ実際に働いている方がいればその人数と職種を教えてください。

  (ロ)      臨時職員を一年で更新終了した後、1か月の空白期間を設けなければ再び応募することができない。という北区の仕組みは不安定な労働者を増やすことにつながり、社会情勢を悪くする原因となると考えます。この一か月の空白期間というものをなくしてほしいと思いますがどうでしょうか?
  (ハ)      こうした非正規職員の処遇改善について、昨年7月の総務省通知を得て、今後どのように取り組んで行くのか北区の方向性を教えてください。

 

次に民間委託・指定管理についてお聞きします。

北区の経営改革プランの中では、外部委託や指定管理の導入・活用という言葉が多用されています。この間も北区では指定管理者施設の導入が進められ、23区の中でも北区は指定管理者の導入が多い区となっています。

私はこの間、民間委託や指定管理者制度の推進に対し見直しを求めてきました。非正規職員の増加にしてもそうですが、今、一所懸命に働いていて、それでも不安定な雇用で低い賃金のために自立した生活が送れないという人が増えています。

指定管理も民間委託もその目的は経費の節約です。それはそのまま働く人の賃金に反映されてしまいます。

働く人を守る仕組み、十分な賃金と安定して働ける労働条件を広げることこそが、最も大切であると改めて主張させていただきます。

そこで質問します。

(イ)           民間委託・指定管理の推進は一度立ち止まって見直すべきと考えますが、どうでしょうか?

(ロ)           現場で直接働く人を守る仕組みが必要です。公契約条例の制定を改めて求めますが、どうでしょうか? この間の検討の中身もお示しください。

次に保育施設についてお聞きします。

6月の定例会に上程された議案の中で保育園の指定管理者の指定がありました。その中で、指定こそされなかったものの、初めて株式会社の参入を認めました。

北区ではこの間、指定管理保育園に株式会社は参入させないとの姿勢を取っていたかと思いますが、ここにきてその方針が変わってきました。その時の全員協議会での説明では、すでに区内私立保育園のいくつかは株式会社が運営していること、公正取引委員会からの要求というものであったと思います。

待機児童解消が喫緊の課題であることは承知していますが、そこに競争の原理が持ち込まれれば、その犠牲になるのは保育士さんなど直接現場で働く人です。

もちろん株式会社のすべてが悪いとか、社会福祉法人のすべてがいいとかいうつもりはありません。先述したように、働く人を守る仕組みをつくるべきだと思っています。

株式会社が利益を追求するのは当然のことであり、働く人を守る仕組みをしっかりと作らなければ、経験の浅い若い方たちが安く使い捨てにされるという状況を作ってしまうことになってしまいます。

たとえば待機児解消で有名な横浜市では、認可保育所の約4分の1を株式会社が占めていますが、株式会社の認可保育園の決算から見る人件費比率が平均約53%で、社会福祉法人の約71%に比べて非常に低く、それだけ人件費が低く抑えられていることが判ります。

保育士の資格は持っているけれど、保育士として働いていない、いわゆる潜在保育士と呼ばれる方が、全国に60万人いると言われています。重い責任に安い給与では待遇が悪すぎて保育士を続けていけないという方が多数いるのも当然です。

また、保育施設では、働く人の経験や待遇というのは子供に大きな影響を与えかねません。だからこそここで、保育施設に限定して取り上げさせていただきました。

(イ)           待機児解消は喫緊の課題ではありますが、保育士の質を確保することも車の両輪のように大切です。保育士の質の根幹となるのは労働条件です。保育士の労働条件を向上させることも待機児解消と同じく喫緊の課題と考えますが、北区の考えを教えてください。
  (ロ)           区立保育園への株式会社の参入は進めるべきではないと思います。区の方向性の修正を求めますが、いかがですか?

 
 大きく3つ目の質問は、王子5丁目にある旧桜田小学校・中学校の跡地利用についてです。

  まず、給水所関連工事に対する騒音・安全対策等についてお聞きします。

 旧桜田中学校の跡地は日本大学付属豊山中学校への貸付が今年3月に終了し、その後東京都に売却され、8月17日より王子給水所(仮)整備の為に校舎解体工事が行われています。

  決して広くない道路を一本挟んで反対側の日本製紙物流跡地でも解体工事が行われています。こちらの工事は地下に構造物が埋設されているのが見つかり、その除去のため、8月いっぱいで終了の予定だったが工期の延長をすると報告がされています。つまり、この狭い範囲で大規模な工事が2件並行して行われているということです。

 この工事現場近辺には桜田幼稚園と、桜田つぼみ保育園があり、自転車で送り迎えする保護者がたくさん通ります。また、小学校・中学校の児童生徒の通学路にもなっています。

  心配なのは交通事故です。ここは特段広い道路でもなく、交差点では過去に自転車との接触事故も何件か起きています。大きな工事車両が通るのは非常に気を遣わなくてはならない場所です。

 7月28日に行われた校舎解体工事の説明会に私も参加しました。参加された住民の方からは工事車両の運行に対しての質問が最も多く出されていました。それくらい周辺住民の皆さんは車両の運行に敏感になっています。と言うのも、日本製紙物流が稼働していたころから大型の車両の運行が多かったからです。

  こうした中、近隣2箇所で大規模な工事が行われ周辺の皆さんも、かなり神経をとがらせています。この工事でも、日本製紙物流倉庫跡地の工事でも多いときは一日数十台の車両が運行すると聞いています。二つ合わせたら90台になるとの資料をいただいています。

 もちろん車両の安全運行は第一義的には工事主体である東京都や施行業者の責任ですが、先述したようにこの場所には保育園と幼稚園があり、小中学校の通学路になっているように、人の通行は決して少なくない場所です。給水所工事の車の運行は30分遅らせるとの回答もいただいておりますが、それでも危険は依然として存在します。

また、大型車両の運行や工事の振動も周辺住民にとって大きな悩みの種となっています。北区として施工業者や東京都に積極的に進言してもいいのではないかと思っています。

 そこで質問をします。

 (イ)                  区として、該当地域での交通安全により力を入れて取り組み、地域の子供たちのみならず送り迎えをする保護者や周辺住民に対しても積極的に働きかけをしていただきたいと思いますが、どうでしょうか?

 (ハ)              区から、東京都や施工業者に対してより安全対策に取り組んで欲しいと強く要望していただきたいと思いますが、どうでしょうか?
 (ニ)           この工事をしているすぐ隣には桜田つぼみ保育園があります。特に小さい子供は大きな音に驚いたり、昼寝中に起こされたりと工事の騒音・振動の影響を最も受けると思います。特に今は二つの大規模工事が同時並行で行われていますので影響も大きいと思います。業者に対しての騒音・振動対策を求めるとともに、つぼみ保育園(旧桜田小学校校舎ですが)に防音材を付けるなどの何らかの騒音・振動対策をするべきかと思いますが、どうでしょうか?

次に王子給水所(仮)の上部利用についてお聞きします。

  給水所の上部については、災害時においても利用可能な公園や緑地等オープンスペースとして確保する。との資料を見ました。また、残地部分(小学校部分)については教育関連施設の誘致あるいはファミリー層の流入を促進するような住宅の整備、誘導を行うというふうに以前の計画ではなっていたはずです。これは、周辺住民との協議の結果このような方向性になったのだと伺っています。
  今回、給水所は中学校部分のみの工事で小学校部分には及ばないことになり、また周辺では教育相談所が滝野川分庁舎に移転し、日本製紙物流は集合住宅を中心とした施設に変わっていくなど状況は変化してきています。

こうした変化の中、給水所の上部部分の利用をどのようにしていくかは改めての住民の声を聴く必要があるのではないかと考えます。そこで質問をいたします。

 (イ)           給水所の上部に関して、東京都との協議はどうなっていますか?
 (ロ)           上部利用について周辺環境の変化を踏まえ、改めて周辺住民の声を聴き検討を進めていただきたいと思いますが、どうでしょうか?

最後に小学校部分の今後についてお聞きします。
  現在、小学校舎には桜田つぼみ保育園があり、先日の全員協議会では、今後3歳児を移し、1・2歳の受け入れを拡大することと、給食を作る場所として利用するというようなことを言っていたと認識しています。もちろん保育園として活用するのは喜ばしいことですがしかし、それだけではあの広い敷地建物を十分に活用しているとは言えないと思います。校庭部分には福祉施設の車両が止まっていますが、まだまだ広いスペースがあります。
  また、この隣接地には旧郷土資料館や先日まで教育相談所だった施設があります。古い議事録を読むと、両施設は教育施設として寄附を受け、旧郷土資料館は寄贈された民具や農具、その他出土した遺物などの保管施設として活用しているとのことでした。

 今後こうした施設をどのように活用していくのか質問をいたします。

 (イ)           旧桜田小学校舎は今後どのように活用していくのでしょうか? 近隣に今後、大規模な集合住宅ができることになっていますが、学校施設として再活用するあるいは改築するなどは考えにあるのでしょうか?
 (ロ)           教育関連の施設の誘致を検討していると記録にありますが、それは進んでいるのでしょうか?

  (ハ)           旧郷土資料館や旧教育相談所は今後どのような活用をするのでしょうか? あるいはどのような活用ならできるのでしょうか? 利用使途が限定されているのかを含め、お考えをお聞かせください。

 以上で質問を終わります。ご清聴ありがとうございましたとしめて終わりました。
 答弁の方は北区の公式ホームページの区議会のページで議事録を見ることができるので、ご確認ください。
 

 


2015年8月28日(金)
全員協議会

 今日は全員協議会がありました。この時期の全員協議会は決算の説明もあるので非常に長くかかるというものだったのですが、現在では非常にコンパクトな説明となっているため時間の短縮が目を見張るほどです。私自身は決算特別委員会の委員となっているので、決算に関する質疑はしないということに議会の慣例(?)となっています。ですので、決算に関する質問は聞いてるだけということになります。質問と言っても全員協議会での質問と言うのは議案の理解を深めるというものなので、一般質問や委員会での質疑と違い、意見を言うことができないということになっています。しかし、こちらも解らないところを聴くだけというのでは納得できないものもありますので、そこらへんは質問する人の裁量次第ということになっています。やりすぎると野次が飛んできますがね。議事録などをみてみると面白いので、是非北区議会のホームページを観てみてください。

2015年8月26日(水)
会派総会 他

 だいぶ更新が滞ってしまいましたが、今日から議会が始まります。この間は安倍政権の進める『戦争参加法案』に反対する運動を続けてきました。毎日のように駅頭宣伝をし、集会やデモがあるときはそちらに参加をしました。国会では山場となっていますが、北区議会の方が始まってしまったので、そちらの方に集中したいと思います。

 24日の月曜日に企画総務委員会がありました、陳情がいくつか出ていたので紹介します。一つは『戦争法案』に反対する意見書を国に提出して欲しいというものです。これは7月にも同じ趣旨の陳情が出されていましたが、今回は自民党が不採択、公明党が継続、共産党が採択、民主党が採択(前回は趣旨採択)と言う結果になり、委員会審査では継続となりました。

 もう一件は、マイナンバーを廃止してほしい旨の陳情です。これに対しては自民・公明が不採択、共産党が採択、民主党は継続を主張し、結果的に不採択となりました。

 この陳情の委員会に結果に対しては第三定例会での最終本会議で採決がありますが、継続となった戦争法案に関しては採決がありません。マイナンバーに関しては私は『不採択と言う結果に対して』反対をしていきたいと思います。

 政務調査会長会では議員提出の意見書案が2つ出されました。これは意見書案が確定した時に報告をしていきたいと思います。

2015年7月24日(金)
議会改革検討会

 今日は議会改革検討会に参加しました。今日は初回ということで、各会派から提案された議題の確認が行われました。
 私はこの間の一人会派への攻撃に対して改めて幹事長会の在り方を見直すべきだという議題と、議会基本条例の制定を求めての提案を行いました。
 今後どのように展開していくかはわかりませんが、『区民にとって』よりよい議会を作っていきたいというのは各会派共通の考えだと思いますので今後の議論を深めていきたいと思います。

2015年7月3日(金)
最終本会議

 今日は第2定例会の最終本会議がありました。今定例会にはいくつか重要な議案がありました。まず、副区長を現行1名体制を2名にするというものです。区の行政事務が多くなってきている中、副区長が複数いる区が多数になってきています。そうした中ですので、この議案には賛成をしました。
 また、保育園の保育料の値上げもありました。保育料というのは収入が増えるほどその金額が高くなっているのですが、今までは年収630万円くらいの世帯がピークでそれ以上は年収がいくら多くても保育料は一定でした。今回はその年収630万円以上の世帯の部分に累進性を作るというものでした。現在の経済情勢はとてもいいとは言えません。収入が増えている方は稀で逆に減っている方が多く、税・社会保障負担が増えているため生活は苦しくなってきています。そうした中の値上げですので非常に悩みましたが、高額所得層への累進課税を大きくするべきだというのが私のこの間の主張でしたので、この議案にも賛成しました。
 先日報告した、利用料金の値上げには反対しました。
 次に保育園の指定管理者の指定です。新たに保育園を指定管理園にするという議案には反対をしました。指定管理の推進には反対の立場です。特に保育園や児童館などの施設には入れるべきではないというのが私の主張です。
 また、一般会計補正予算にも反対をしました。これの理由はマイナンバーに反対する故です。今回もまた、マイナンバーに補正予算が付きましたあわせて10億円以上が使われています。まだこれからいくらかかるかもわからないという状況だそうです。年金の情報流出の問題もありましたが、いくらセキュリティを強くしても運用しているのは人間です。ミスがあります。流出した情報の犯罪利用が当たり前になっている海外の状況をみれば、マイナンバーを無理に導入する必要は全くないと考えます。
 以上が今回の議案の大きなところだと思います。今後もなるべくご報告をしていきたいと思います。

2015年7月1日(水)
企画総務委員会 傍聴

 今日は企画総務委員会の傍聴に行きました。目的は陳情に対する各会派の態度です。
 陳情は『日本を「海外で戦争する国」にする「平和安全法制」に反対し、廃案にすることを求める意見書提出に関する件』です。企画総務委員会は4つの交渉会派しか委員がいません。ですので、私はこの陳情に関しては本会議に上がってきた後に態度表明ができます。
 各会派の態度としては、共産党は賛成で、自民党は反対、公明党は継続を主張、民主区民クラブは趣旨採択を主張しました。いずれも過半数に満たないため北区議会では継続審議となりました。継続審議の場合は本会議には上がってこないので私は議会では態度表明はできませんが、この陳情に対しては賛成(法案に反対)するものだとこの場を借りて主張しておきます。

 また、委員会を傍聴して思うことがあります。いろいろな意見があるのは仕方がないのですが、疑問に思うところがあります。自民党の意見は「アジアのパワーバランスが変わってきている。区民の生命財産を守るのが政治の責任であり、今法案を決めるのが政治の責任だ」と主張しました。確かにその通りですが、その『政治の基本的な方向性』を決めることができるのは『主権者である国民』だけです。何でもかんでも政治で決めてしまうことを立憲主義は否定しています。あくまで憲法の範囲内で政治を動かすことができるのが立憲民主主義の基本的なルールです。その基本的なルールを北区の自民党の主張でも、国会の答弁を見ていても、無視しているのではないかと感じることがあります。
 日本は独裁国家ではありません。法の支配の基、憲法を尊重していく義務が憲法98条及び99条に規定されています。
 こうした状況を皆さんはどう思うでしょうか?

2015年6月29日(月)
区民生活委員会

 今日は自分の所属している区民生活委員会がありました。今定例会には区の公共施設の利用料金の値上げが提案されました。理由は受益者負担の適正化と消費税増税に伴うものだそうです。資料にはこうあります。

改定内容(平成27年10月改定分)
(1)消費税率の引上げに伴う使用料等の改定(第50号議案〜第70号議案)
平成26年4月からの消費税率8%への引上げに伴い、使用料等に一律でその割
合(108/105)を乗じることで、消費税率引上げ分の転嫁を行う。
改定額は10 円単位(10 円未満切捨て)とし、10 円に満たない場合には改定し
ない。また、消費税法第6 条により消費税を課さないとされているもの、例えば、
戸籍関係、印鑑証明等手数料、保育園自己負担金などについても転嫁は行わない。
なお、総務省より、公の施設の使用料等については、消費税率の引上げ分を適正
に転嫁するよう、地方自治法第245条の4第1項に基づく技術的な助言がなされ
ている。


 とあるので、消費税分の転嫁がまず前提となっていて、その後に受益者負担を考えるといったやり方となるのでしょうか。

 私はこの利用料金の値上げにはすべて反対しました。理由として消費税分の転嫁に問題があると主張しました。
 消費税が8%へと増税がなされた結果、管理費などの負担が増えたので値上げをします。というと、仕方がないかなと考えがちですが、自治体には地方消費税交付金というものがあり、消費税によって負担は増えることになりますが、それにより収入も増えているのです。
 また、そもそも消費税は福祉のために使うとって導入・推進がされてきました。自治体の施設の存在目的は住民福祉の向上です。つまり自治体の施設というのは福祉のために存在するのです。福祉の為に使うといって消費税が増税されたのに、それにより福祉施設の利用料金が上がるのはおかしいではないかというものです。
 また、北区では積立金が毎年増え続け、現在460億円以上に増えています。こうした状況でもあるので、今回の利用料金の値上げに反対をします。

2015年6月26日(金)
政務調査会長会

 今日は4回目の政務調査会長会です。4回目は態度表明です。さてこの間、一人会派に対する攻撃が行われてきましたが、今回も一人会派を除外する動きが示されました。
 政務調査会長会では私たち一人会派はオブザーバー出席です。議長の許可があれば発言できるというものです。今まで態度表明では、交渉会派が態度を示した後に順次、非交渉会派も態度表明をしてきました。
 しかし今回は、交渉会派だけが態度表明をし、『休憩』をはさみ、その間に一人会派は区議会事務局に対して態度を示せと、こうした運営をされました。つまり、オブザーバーではなく単なる傍聴者扱いということです。それは今後、政務調査会長会では一人会派に対し、全く意見を言わせないということかと思います。
 そうであるならば、意見書に対してわからない部分があっても質問すらできないということになります。そして、中身のよくわからないまま意見書に対して賛成か反対かを示せと、こうした馬鹿げたことをしろと言っているのと同じです。
 もし仮にこのような運営が続くのであれば、不明な点がある意見書に対しては賛否はできないとして、私たちには棄権退場くらいしかできなくなってしまいますが、運営側はそれをわかってやっているのでしょうか?

 こうした運営に対し、一人会派の4人は議長に対して『申し入れ』を行いました。何故このような運営をするのか? 説明と運営方法の見直しです。説明を求めると議長は『今回は申し入れということなので回答はしません』それに対しても疑問を問いかけると『それについても回答はしません』という一点張りです。申し入れと言っても別に言葉通りでなく、説明を求めに行っただけなのですが、言葉尻をとらえて『申し入れに対しては聞くだけ』という態度です。自らが行った非民主的な運営に対し、理由も説明も一切しない、ということです。この申し入れに回答があるのかさえも不明です。

 国政においては数の力でやりたい放題ですが、それが、区政でも行われるようになってきてしまいました。非常に残念ですし、非民主的な運営を強行する現在の北区議会は非常に危ういです。区民の皆さんは是非区政に興味を持って見守っていただきたいと思います。

2015年6月25日(木)
本会議2日目

 今日は本会議2日目です。1日目をすっ飛ばして今日のご報告をするのは、1日目の質問がつまらないからという訳では決してなく、北区議会の新システムを使った個人質問が本日行われたので、その報告をしたいと思ってのことです。
 先日紹介した新システムを使い、今日の本会議で聴覚障害を持つ議員の方が個人質問を行いました。質問の内容は障害を持つ方ならではの視点があり、なるほどなと感心しました。
 最初の質問は20分が限度ですが、パソコンを使って何度も予行を行ったようで、時間前にきっちり終わりました。問題は答弁です。というのは現在使っているシステムは、マイクを通しての発言が文章として(貸与されている)タブレットに送信されるものですが、誤変換があるため瞬時には中身の理解が難しいし、区政について相当勉強しなければ、誤変換された文字と本来の言葉が結び付かないことになります。そうすると、再質問の時に答弁を基にした質問ができないことになります。とまあ、そんな心配をしなくても、再質問まではあらかじめ作っておいていると思います。ですが、本会議はそれでよくとも、今後委員会(特に予算や決算)では、行ったり来たりのやりとりがあるので、その点どうするのかとても心配です。って、私に心配される筋合いもないとは思いますがね。
 他の議員が当たり前にできることができないかもしれないということで、その点他所からいろいろ言われるかもしれません。しかし、彼女には彼女にしかできないことがあるはずです。他の議員と同じことをする必要はまるでないので、彼女にしかできないことをぜひ頑張っていただきたいと思います。

2015年6月12日(金)
会派総会その他

 今日から北区議会第二定例会(いわゆる6月議会)が始まりました。
 9時から幹事長会でしたが、一人会派は出れなくなってしまったので、10時からの会派総会から始まりました。
 幹事長会に出なくなったから楽になったのか、というとそうでもなく、今日は議会運営委員会が終わった後、一人会派の面々が集まり幹事長会の報告の説明を受けました。これでは区議会事務局の手間が2度に増えるだけで、何にもなりません。しかも、幹事長会で意見が分かれた議論に関しては意見を言う機会がないという弊害があります。
 詳しく言うと、マスコミ対策です。今度の本会議では聴覚障害を持つ議員の方が、一般質問を本会議場で行いますが、マスコミの撮影・録音をさせないという決定です。これに関しては意見が分かれるので詳しくは語りませんが、私はその決定に反対です。しかし、その反対という意見を言う機会がないのです。幹事長会に出れればオブザーバーではありますが、賛否位は言えましたが、それに参加でき無いうえに議会運営委員会では『傍聴扱い』なので意見ができません。情報こそ入ってきますが、意見を言うことができないうちに議会が進行してしまうという状況におかれてしまいました。
 手間はかかるし、意見は言えない。こうした一人会派の幹事長会からの排除に対して強く抗議の声をあげていきます。

2015年6月3日(水)
区民生活委員会

 今日は区民生活委員会がありました。隣の委員会室では文教委員会が開かれていますが、新しく議員となった聴覚障害を持つ方が所属しているので、マスメディアの方々がたくさん集まっていました。こちらの委員会室にはマスコミは一人もいませんでした。
 最初の委員会ですので、やったことは事務事業の概要と現況の説明と質疑くらいです。
 実は隣の委員会室ではマスメディアの方は、委員会が始まってすぐに委員会室から出されてしまうという運営がなされています。また、委員会での録音や撮影は禁止です。つまり、聴覚障害の議員がどのような質疑をしたかというのは記録が取れないという事です。通常の傍聴という形ではできるのかと思いますが、全国から注目されているのだから積極的に発信していったらいいと思っています。ですので、こうした北区議会の対応には反対の立場です。反対を主張できる機会(幹事長会)には出席すらもできなくなってしまいましたが。
 また、マスメディアの方に対しては、他の議員も頑張っているのだから平等に取材してほしいという不満はありますがね。

2015年5月26日(火)
本会議

 今日は北区議会臨時本会議がありました。
 今日の為に聴覚障害者向けの新システムのデモンストレーションが昨日、本会議場で行われました。システムとしては議場及び委員会室でマイクを通して発言した言葉を、区議会事務局が貸し出すタブレット端末に文字として送られるシステムと、パソコンに入力した文章を音声ソフトを使って発音させるシステムです。後者のシステムはフリーソフトを使ってのデモンストレーションでしたが、議会としては本会議場へのパソコン等の持ち込みができなかったので、それを可能としたという変化があります。また、委員会室ではパソコン等の持ち込みは許可されていましたが、音を発しないように注意がされていました。今回は議場及び委員会室に持ち込んだパソコン等から音を発してもよいことになりました。もちろん議長や委員長の許可が必要です。
 そうして、新たなシステムを導入して本日の臨時本会議に臨みましたが、デモンストレーションの時に比べ、誤変換が多いという感じがします。今日の臨時議会では議事進行くらいでしたので、特に問題はなかったと思いますが、今後、一般質問や全員協議会の時には、発言スピードや発言者の個性によって誤変換がかなり増えるのではないかと思います。
 区議会事務局としては登録単語を増やすことで対応していくという事ですが、先行きはかなりの困難が予想されます。北区議会に新しい風を通すためにも、できるだけフォローしていきたいと思います。

2015年5月20日(水)
交渉委員会

 5月の12日、15日、20日と3日間かけて交渉委員会が行われました。何を交渉するのかと言えば、議会の役職の交渉です。現在の北区議会には議長・副議長・委員長・副委員長と20のポストがあります。それをどの会派がいくつとるのかというのを決めるのが交渉委員会です。私は一人会派なのでほとんど関係がありませんが、役職の交渉が終わった後、どの委員会に所属したいかというのが話し合われるので、そのために3日間参加しています。
 北区議会では交渉委員会は話し合いを基調にして譲り合いの精神で、分をわきまえていきましょうというルールがありますが、昨年くらいからこのルールは口だけの約束事になった感じです。いろいろ紆余曲折はありますが、結果として、かなりの偏りがある役職配分であると言えます。どういう方よりかは今後出る『区議会だより』を見るとわかりますので楽しみにしていてください。
 問題はその次です。私たちがどの委員会に所属したいかという話し合いをするときに、今までは、交渉会派も非交渉会派も関係なく一遍に要望を聞いて、その後に調整が行われました。しかし、「今回は交渉会派が決まった後に非交渉会派で残りを決める」という方針が出されたのです。これにはさすがに頭に来ました。どの委員会に所属したいかというのは議員の固有の権利であり、会派の人数が多かろうが少なかろうが固有の権利を侵害されるいわれはありません。役職に関してはどうとも思いませんが、こうした少数会派に対する攻撃が公然と行われるようになったのです。これに関しては共産党も他の一人会派からも異議申し立てが出され、さすがに引込めました。最初に交渉会派の要望が出されたのは変わりませんが、その後で非交渉会派の要望を聞いて、全体で決めましょうという形に落ち着きました。
 どう違うかというと、前者は「交渉会派が決まった後で、残りの委員会を非交渉会派で取り合ってください」というもので、後者は「とりあえず先に交渉会派が要望を出しますが、非交渉会派が要望を出した後に全体で取り合いましょう」というものです。
 結果的には交渉会派は一つも譲らずに、『北区を元気にする会』の方が譲る形で、望んだ委員会に所属することはできませんでしたが、形的には交渉会派・非交渉会派ともに平等に交渉をするという形に落ち着きました。これが今までの在り方であり、北区の民主的な議会運営を表すものでしたが、こうした少数会派への攻撃が始まったことで北区は、議会の民主化からは遠く離れていってしまった結果になりました。非常に残念です。区民の皆さんには是非こうした状況を知っていただきたいと思います。

2015年5月11日(月)
各派代表者会議

 今日は、朝10時から各派の代表者による代表者会議がありました。今回は会派は8つ、『自民党議員団』が13名、『公明党議員団』が10名、『共産党議員団』が9名、『民主区民クラブ』(民主党3名と無所属1名)が4名、あとは一人会派です。『社会民主党北区議員団』が1名、『維新の党議員団』が1名、筆談ホステスで有名な方がいる『北区を元気にする会』が1名、そして私『新社会議員団』が1名です。
 まず交渉会派の人数が決まりました。つまり、何人以上を交渉会派とするかというものです。これまでは4名でした。交渉会派と非交渉会派の違いはいろいろありますが、代表質問ができないというのが1つ、政務調査会長会ではオブザーバーとなるというのが1つ、幹事長会でもオブザーバーとなるのが1つ、議会運営委員会では傍聴扱いとなるのが1つです。
 北区は他区と比べて民主的な議会運営がされていたため、幹事長会などはオブザーバーとして参加できていました。それが北区の誇る議会運営だと誇りにしていましたが、今回は非交渉会派は幹事長会には参加できないという事になってしまいました。

 経緯はこうです。交渉会派の人数を決めようという時に、1人以上、3人以上、これまで通りという意見が出ました。私は上記の民主的な議会運営がなされているならば、交渉会派の人数にはこだわらないという意見を言いました。共産党なども同じ意見だったかと思います。人数にはこだわらないというものです。
 それで3人以上という事にこだわる会派がいた為(どこのことかは会派構成を見ればわかると思いますので言及は避けます)交渉会派は3人以上となりました。
 その直後です。一番多数の会派から『交渉会派のみで議論しましょう』という意見が出され、それが通ったのです。びっくりしました。共産党もびっくりしていました。社民党ももっとびっくりしていました。他の一人会派の代表者は何が起こったのか解らないという状況だったと思います。
 いままで、民主的な議会運営がなされていた北区が、現在全国の自治体で民主的な議会運営を行っていこうというこの情勢の中で、それに逆行する提案がなされ、通ったのです。
 特に今期の北区議会は、筆談ホステスとして有名な、聴覚障害を持つ方が新人議員として登場しました。その方が、議会の重要な協議機関である幹事長会に出席できないという事に突然なってしまったのです。多くの区民が彼女に議会改革を期待していたと思います。障害を持つ方が北区の区政に携わり、障害を持たない方と同じように区政に参加できるまちづくりを期待していたと思います。その初めの一歩を奪い取ってしまったのではないでしょうか? 幾人もの代表者からの反対の声も届かず、そのまま決定されてしまいました。共産党以外の交渉会派の方たちの決定が通ってしまったという事です。こうした議会運営が北区で行われてしまいました。今まで北区議会の民主的な議会運営を誇っていましたが、それがぶち壊された思いです。
 こうした北区議会の状況に対して、この記事を読んでくださった方々はどのような意見をお持ちでしょうか? 是非ご意見をお寄せください。 

2015年5月1日(金)
当選議員初顔合わせ

 今日は午後1時半から、当選した議員の初顔合わせが北区議会の議場で行われました。すると、議場に入る廊下にたくさんの報道関係者がいました。筆談ホステスとして有名な斉藤りえさんが当選したので、その取材かと思います。初顔合わせが終わった後にも会議室で記者会見のようなことが行われていました。とにかく初顔合わせが終わり、これから40名の議員で北区議会で様々な議論が行われていきますので、できるだけたくさん報告をしていきたいと思います。

 また私事ですが、実は本日の午前8時11分に息子が産まれました。結婚して初めての子供です。親ばかですが、その写真を載せさせていただきます。

2015年4月27日(月)
北区議会議員選挙 結果報告

 4月26日に投開票がありました北区議会議員選挙、今回2期目の挑戦をいたしました。定数が4人減るという厳しい選挙戦の中で、前回の獲得票数よりも500票ほど上乗せし、40人中35位で当選することができました。これから4年間、区民と北区を結ぶパイプ役として、又北区行政のチェック機能として頑張ってまいります。
 これからもこの活動日誌の更新を続け、皆さまに北区政の報告をさせて頂きますので、皆さまのご指導、ご鞭撻をよろしくお願いします。

2015年3月24日(火)
最終本会議

 今日で四年間の議員活動の最後の本会議が終了します。最後の本会議で、ある議員提出議案に対して賛成討論を行いました。それは『外形標準課税等、中小企業向けの増税に反対する趣旨の意見書』です。
 税制大綱では27年度には外形標準課税を資本金一億円以下の中小企業への適用は見送るというものでした。しかし、今後検討は続けるというものであり、あくまで『先送り』であって、『やめた』わけではないというものです。非常に危機感を持っています。この外形標準課税は企業の規模に応じて課税されるものであり、赤字であっても払わなければならないものです。また、消費税の増税が2017年度に実施されてしまえば、どちらも赤字企業を壊滅的な状況に追い込む悪夢の税制となってしまいます。こうした外形標準課税などの中小企業向けの増税に対して、地域経済を守る立場から、政府の言う『当面見送る』ではなく、絶対に適用させてはならないという思いで賛成討論を行いましたが、結果的には反対多数により否決されてしまいました。

 こういう、討論を本会議でしたのは2度目です。一度目は3年前、議員定数の削減に対して反対討論を行いました。賛成派は議員自ら身を切る改革が必要だと言っていましたが、私は議員が身を切るなら議員報酬を減らせばいいと主張し、定数の削減は民意を行政に伝える橋渡しの数を減らすことになるという趣旨で反対しました。しかし、議員定数削減は賛成多数で可決されてしまいました。
 しかし、今定例会でおかしなことに、議員報酬の引き上げが賛成多数で可決されてしまいました。私は反対したのですが、3年前に『身を切る改革』を声高に訴えていた方々が報酬引き上げに賛成し、通ってしまいました。『身を切る改革』はどこに行ったのでしょう?

 自分以外の誰かが議員でなくなることが、彼らの言う身を切る改革で、自分たちの報酬が減るのは改革にはならないのでしょうか?
 非常に疑問が残りますが、とにかく4年間の最後の本会議が終わりました。これから選挙に向けて頑張りますので、応援をよろしくお願いします。

 終了後、北区民謡連盟の発表会に行ってきました。予定が詰まっていて1時間程度しか観ることができませんでしたが、議会で凝り固まった体がほぐれるいい機会でした。みなさんお疲れ様です。ご招待いただきありがとうございました。

2015年3月23日(月)
議会運営委員会 他
 今日は朝9時半から幹事長会がありました。中身は3人目の子供の保育料の無料化を行うが、国の法整備の影響で専決処分となるとのことです。10時から議会運営委員会がありました。明日の最終本会議の進行の確認です。
 終了後、政務活動費経理責任者意見交換会がありました。政務活動費に関してこれまで議論を行い一定の結論を得ていたものをまとめ、手引書を作成するというものです。
 残すところ明日の本会議をもって、4年間の議会活動の区切りがつきます。明日以降は選挙に向けていろいろ準備を進めていくことになります。皆さんにご報告できることも少なくなると思いますが、ちょくちょく更新をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
2015年4月17日(金)
予算特別委員会 最終日

 今日で予算特別委員会も終わりです。今日は前半に歳入と特別会計、後半は補足質疑となります。
 最終日は予定では8時ごろまでかかるという事なので、各会派が短めに質問を終わらせていました。私も少しだけ時間を短くして、質疑を終えました。
 今日の内容は国保年金課の窓口業務の一部外部委託とマイナンバー制開始に伴う情報流出、職員研修などを、両方とも推進すべきでないという立場から取り上げました。補足質疑では2日目にやり残した今後の児童館の在り方について、指定管理を推し進めるべきではないという趣旨で質問をしました。
 最後の態度表明では一般会計予算に対しては『働く人を大事にしない」指定管理の推進や業務委託の導入を理由に反対しました。また国保会計、介護会計にそれぞれ値上げを理由に反対しました。残り2特別会計には賛成をしました。
 5日間という凝縮された日程ではありましたが、有意義な特別委員会だったと思います。これから今回の特別委員会の内容を街頭や駅頭の場で報告をしていきたいと思います。

2015年3月16日(月)
予算特別委員会 4日目

 予算特別委員会の4日目、教育費・土木費などの日です。全国的な動きですが、新しい教育委員会制度ができ、教育長と教育委員長が一本化され、首長の権限が強くなるというような新しい制度です。これについて、制度を改革しなければならない必然性を問いました。首長の権限を強くするという事は、首長次第で教育施策が変わってしまうという事です。大阪府ではいろいろ問題もありましたし、文科省のパンフレットが著しているように、首長が民意の代表だから権限を強くするのだとしても、首長のすべての施策に対して白紙委任をしているわけではありません。だからこそ現行の教育委員会制度が保たれてきたわけです。もちろん全く問題が無いというわけでは無いのでしょうが、私は今回の教育委員会制度改革には反対をいたします。
 また、清水小学校と第三岩淵小学校の統合について、保護者の希望をできる限り反映してほしい旨の主張、具体的にはスクールバスの利用や柔軟な指定校変更などを求めました。

 3年前の2012年6月定例会で、放射線の副読本について質問をしました。文科省作成の放射線は安全だという誤解を与えかねない副読本について、小学校での配布や使用中止を求めました。その結果というべきかは判りませんが、北区内小学校での使用はしないという事になっていました。その後の様子を聞いたところ、昨年26年度に新たな副読本が配られたという事で、以前のものは使っていないという事でした。新しいものも文科省が作ったものなので、詳しく調べてみる必要があると思います。
 この日の議論はこのような中身でした。

2015年3月13日(金)
予算特別委員会 3日目

 今日は予算特別委員会の3日目福祉費・衛生費の日です。それとは別に今日までに出さなきゃいけない会派意見が8つくらいあり、それを提出しました。例えば北区教育ビジョン2015とか、地域防災計画風水害編とかです。予算委員会の準備をしながら、これだけの資料とパブリックコメントを読んで会派意見を書いて提出するのは大変でした。
 予算委員会では、指定管理を導入している保育園や児童館での退職者の数が多いのではないかという質問をしました。また、今後の児童館の在り方についての質問をしました。
 今後の児童館の在り方では、小学生の放課後の居場所は児童館から放課後子ども総合プランに一元化され、児童館は子どもセンター、ティーンズセンターへと変わっていきます。私は小学生の放課後の居場所としての児童館機能を残して欲しいと、この間訴え続けましたが、それがかなうことはありませんでした。というのはこの児童館の問題は公共施設の削減の一面を持つからです。北区は公共施設の15%削減を掲げています。そこで、小学生は放課後子どもプランに一元化し、児童館は子どもセンターとティーンズセンターにする。それだと数が多いので、7館前後の児童館を別の施設にするか、売却するつもりだと思います。更に学童クラブを小学校の中に併設し、放課後子どもプランで一般登録(保険代のみ)と学童登録(お金かかるけどおやつが出ます)にわけるというシステムです。そうすると、小学校の中、以外の学童クラブは無くしていく方向性なのではないかと思われます。その点質問をしましたが、歯切れの悪い回答しか得られませんでした、非常に心配です。
 さらに心配なのは、今後の児童館の在り方について、どれだけの区民が知っているのだろうか? という事です。その点質問すると、周知はばっちりできているという回答でしたが、子ども子育て支援計画のパブリックコメントには、小学生の子供の居場所について放課後子どもプランに一元化していくことを、驚きをもって質問している方もいます。つまり、区政に興味があり、パブリックコメントをするような人でも知らないという事なんです。
 区長は「区民とともにの基本姿勢で……」とよく言っていますが、この基本姿勢は都合の悪い施策には適用されないようです。できれば、多くの人に北区の現状を知ってほしいと思い、この間、駅頭宣伝を強化して行っています。お騒がせいたしますが、皆様のご理解ご協力をお願いします。

2015年3月11日(水)
予算特別委員会 2日目

 今日は予算特別委員会2日目、総務費・産業振興費等の日です。今日は指定管理者制度について質問をしました。総括質疑では私の持ち時間は20分、今日から各款の質疑は23分です。各会派持ち時間制なのですが、一人会派なので、これくらいの質問時間です。非常勤職員や、臨時職員もそうですが、指定管理者施設の従業員も低い賃金でサービスの向上の為に頑張っていただいています。
 公務員は民間の給与を指標にしていて、給与が毎年変動していきます。社会一般の情勢に合わせるためだそうです。情勢適応の原則だそうです。しかし、その公務員(理事者)が自分たちよりはるかに低い賃金で非正規職員や指定管理の現場で働かせているというのはおかしいのではないか? 社会一般情勢に適応するように公務員の給与は変わるのに、その社会一般情勢よりはるかに低い賃金で他者を働かせることは矛盾しているのではないか? という事を質問したところ、私の左前にいる方々から、私の意見はおかしいとの野次が飛んできました。そちらを向いて「何かおかしいこと言ってますか?」と尋ねたところ、「言っている!」との力強い合唱が聞こえてきました。ちなみに私の前に座っていた方々からは「(私の意見に対して)おかしいと言う方がおかしいんだ」という応援の声が聞こえてきました。皆さまはどうお考えでしょうか?

2015年3月10日(火)
予算特別委員会 初日

 今日から予算特別委員会が始まりました。今日は総括質疑の日です。総括質疑というのは文字通り区政の全般にわたって何を聞いてもいいという事です。
 北区議会では区長は総括質疑の一番最初の質問を答え、それ以外はほとんどしゃべらないという状況です。ですので、一番最初の質問はあらかじめ原稿を作って、それを何日か前に提出するというのが慣例になっているようです。それ以外の質問は担当の部課長が即興で答えるのですが、質問の項目とある程度どのような質問をするかだけ事前に通告しておきます。そうしないと、資料がないので答えられません。とかそういう答弁では話が進まないから、ある程度は仕方がないのかなと思っています。
 私が今日テーマにしたのは本会議で取り上げた北区の非正規職員の処遇改善です。非常勤職員は5年で雇止めにされた後、1年の空白期間を設けなければ、再び北区の職員採用を申し込むことができなかったのが、その1年の空白期間という規定を無くすという答弁を頂きました。で、今日は臨時職員の処遇改善について特に取り上げました。臨時職員は1年で雇止めされた後、1か月の空白期間を設けなければ再び採用申し込みができないという規定ですが、それを撤廃してほしいとの議論です。しつこくいろんな角度から口撃しましたが、なかなか首を縦に振りません。これからも処遇改善について質疑をしていきたいと思います。そのためには来月の自治体選挙を通過しないと……。頑張りますので応援をお願いします。

2015年3月9日(月)
本会議 中間議決

 今日は本会議です。予算特別委員会の前に急ぎの議案を議決する日です。
 今日は一つだけ議案に反対しました。中身は保育園の保育料にかかわるものです。所得税方式から住民税方式への移行という事が、行われました。それによって多くの人が保育料が上がるところ、北区当局の努力により上がる人は大幅に減ったという事です。そのこと自体はいいと思いますが、そもそも、何故住民税方式に変更する必要があるのか? 所得税方式なら様々な控除があり、扶養家族が多かったり、障がいを持った家族がいると、その分負担が減るのですが、それが無くなるという事ではないでしょうか? 北区の努力により保育料が上がる方が15%、下がる方も15%とのことですが、実質賃金が下がり続け、税負担・社会保険料負担があがり続け、円安の影響か物価も上がっている状況で、保育料を全体的に下げるというならいざ知らず、上がる方がいる改定には賛成できません。

 今回の本会議には中国大使館の方々が視察に来られました。北区は北京市西城区と友好都市として交流をしていますが、ここ数年の日中関係の悪化により、西城区からの派遣が来ていませんでした。そこを中国大使館の方に仲立ちをお願いしまして、昨年には西城区から派遣団が視察に来られました。そういう経緯もあり、大使館の方々にはお世話になりました。
 その大使館の方々が、北区の議会を視察したいという事で今回の中間本会議に視察に来られました。昼には北区議会議員の多くのメンバーと共に会食をしました。もちろん私たちは会費制です。大使館の若手の方々がメインメンバーとして来ていらして、2年目、3年目の若い大使館メンバーと交流を楽しみました。
 今後、日中関係改善の懸け橋として、活動できればと思います。
 

2015年3月3日(火)
文教委員会

 今日は自身が所属する文教委員会です。
 今定例会では「北区いじめ防止条例」というものが制定されます。子供のいじめ、最近では中学一年生が殺害された事件がありましたが、そうした状況をふまえ、区全体でいじめはいけないことなのだという啓発を行うための条例だと捉えています。
 これを制定したからと言っていじめがなくなるのかと言えば、やはりそこまではいかないと思います。しかし、この条例を制定することで、北区、学校、子ども、保護者、地域の役割が定められ、全体としていじめを無くそうという意思表示ができることになります。その意味でこの条例は、制定して終わりではなくこれからどう広げていくか、学習、啓発、相互理解、そうしたものを進めていくうえでの土台になるものだと思います。

2015年2月26日(木)
本会議

 今日は本会議の日です。今回は一般質問を行いました。いろいろな資料や質問全文をホームページ内の資料集というページに載せていきたいと思いますが、そういっておきながら、ホームページの改善が進んでいないので、とりあえず本文内に載せます。以下今日の本会議の最初の質問全文です。

 新社会党議員団の福田光一です。

  大きく3つの質問をいたします。 

 大きな質問の一つ目は、働く人を大切にする北区を求めての質問です。 

 総務省統計局が出している労働力調査によると、非正規雇用の労働者の人数は2014年12月の調査で2016万人となりました。会社役員を除く雇用者の数が5308万人で、その内の38%が非正規雇用という状況がこの近年でつくられてしまいました。 

この間、非正規雇用の労働者の数は増え続け1997年には1139万人だったのが、870万人余りも増加し、逆に正規雇用の労働者の数は減り続け、1997年の3797万人のピーク時から2014年12月には3291万人、と20年弱で500万人以上も減っています。 

これは働き方の多様化により、労働者自体が望んで非正規雇用で働いているのかといえばそうではありません。厚生労働省が出した若年者雇用実態調査では、正社員以外の在学していない若年労働者で、今後、正社員として働きたいと答えている割合は男性で62.2%、女性で40%と出ており、非正規で働く若者の約半数が正規で働きたいけれども、それが叶わないことを表しています。 

また、内閣府が出した平成25年度男女共同参画白書の『就業状態別に見た年齢階級別未婚者の割合』をみると、30歳から34歳男性の正規雇用の労働者では未婚率36.1%なのに比べ、同年齢非正規男性の労働者の未婚率は70.5%という状況です。35歳から39歳では正規が25.6%、非正規が62.2%という未婚率です。正規で働くよりも、非正規で働くほうが、結婚から遠ざかっているということがわかります。

それは当たり前のことです。低い賃金で、不安定な雇用形態で働いていて、何年働いても給料はほとんど上がらないという状況では、結婚どころか将来の展望が見え辛いというのは当然です。 

 また、結婚をしていたとしても、出産、育児には非常にお金がかかります。2人目の子供を産むための壁を感じると答える夫婦のうち、金銭的な理由によるものだという回答が85.1%に上る結果になるのも、非正規の拡大と無縁ではないと考えます。 

 もちろん自ら望んで非正規で働く人も、自らの考えで結婚或いは出産をしないという人もいますし、それを否定するつもりはありません。

しかし、望んでいないのに非正規雇用で働く人が増えているのは事実であり、そのために少子化が進行していることが大きな問題です。非正規雇用の増大がこのまま続けば、少子化はさらに進行してしまうことを私は危惧しています。 

 そしてその少子化の進行は将来的に労働人口、税収、年金・介護・医療などの社会保障、さらに地域のコミュニティ活動の維持などが難しくなるなどなど、多くの問題につながります。  

 北区ではこの間、経営改革の名のもとに正規職員を減らしています。「その代替職員として」と言うと反論が来ますが、結果として非正規雇用の職員が増大しています。以前私が質問をしたときの会議録を参照すると、約十年で非常勤職員は約250人から560人、臨時職員は約500人から1400人まで増えています。このような自治体の非正規雇用の職員は全国に60万人以上と推定されています。   

 こうした非正規雇用の職員の役割は非常に大きいというのは北区当局も認めているところです。「非正規職員は補助的な職務をしている」とは言えないほど重要な役割だと私は考えています。

 しかしそうした重要な役割を担っていただいている非正規雇用の方々は、いつ雇い止めになるかわからない有期雇用で、賃金の上昇も望めない、職種によっては非常に低いといっていい賃金で働いています。  

 また、委託や指定管理の現場で働いている方たちも同じことが言えます。そうした現場で働いている人は派遣や契約社員など非正規が多く、非常に厳しい労働条件で働いています。先日ある区の図書館を委託している企業で働いている方に聞いたところ、9年働いてきたベテランですが、毎年10円ずつ増えてきた時給が、この春、会社側の都合で890円にリセットされてしまうということです。同じ企業の契約社員すべてが同じ状況かと思いますが、現在東京都の最低賃金は888円です。それよりわずか2円ほど高い賃金になる不利益変更を申し出てきたようです。しかし、働く側からは拒否できません。毎年契約更新をするという性質上、嫌なら契約しないことになり、職を失うことになります。

 民間の活力を使うという言葉自体はかっこいいですが、その中身はこうした働く人の犠牲の上で成り立つ競争の強化とサービスの拡充です。この結果、指定管理の現場、特に児童館や保育園では職員の退職が多く、子供の健全育成にも大きな影響を与えることになると考えます。 

 ここで質問をします。 

1.   北区の非正規職員である非常勤職員や臨時職員の契約更新の制限撤廃を含む処遇改善を求めます。お答えください。 

2.   指定管理制度推進の見直しを求めます。お答えください。 

3.   このような、行政の仕事を請け負う業務、委託・指定管理・公共工事などの現場で働く人たちの賃金や労働条件を保証するために公契約条例の制定を求めます。お答えください。

また、この間の答弁で「公契約条例に対する考え方を改めて整理したい」という趣旨の答弁がありました。現時点での整理した考え方をお示しください。 

次にワーク・ライフ・バランスについて質問します。

 先ほどは、非正規雇用の男性は結婚がし辛いということを、資料を基に説明しました。逆に女性の場合はこれが逆転します。女性の場合は非正規よりも正規のほうが、未婚率が高いという状況が現れています。30歳から34歳で、正規が48.9%、非正規が34%の未婚率で、35歳から39歳は、正規が36.5%、非正規が18.8%の未婚率となります。

 これは別に非正規のほうが結婚しやすいというわけではなく、女性が正規職で働き続けるためには結婚が障害になるという現状を示しているということ、つまり正規で働いていても出産を契機に退職せざるをえず、その後は正規職として働くことが難しく非正規で働くことになる。そのため、非正規のほうが、未婚率が低いという結果となっているのだと考えます。最近の報道では妊娠後に仕事を辞める女性は6割に上ると言っていました。

 北区では仕事と家庭の両立推進企業を毎年表彰しています。推進を目指す企業へのアドバイザー派遣というものも行っていると思います。しかしながら実績は心もとない状況です。これは企業側から仕事と家庭の両立を推進したいという考えがあって初めてアドバイザーの派遣が行われるという受け身の事業だと捉えています。

 ここで質問をします。 

4.   (ア)こうしたアドバイザー派遣を含む、仕事と家庭の両立には企業からの受け身だけでは進んでいかない状況かと思います。北区側から認定企業を増やす努力をもっともっとしていただきたいと思いますが、当局の考えを教えてください。   

 仕事と家庭の両立といえば、日本人の多忙さというものがよく取り上げられます。北区役所にも以前ノー残業デーというものがあったと聞いていますが、今回は学校の先生についてお聞きします。日本の教師は世界一忙しいなどとよく聞きますが、ただでさえ忙しいのに部活動やクラブの顧問になり練習や試合、発表会等があると、そこに力を注がざるを得ません。家庭を犠牲にして仕事をしているのではと心配してしまいます。そこで質問です 

(イ)  北区の学校教師が何時ごろまで学校で働いているのか、休日は取れているのか等の就業実態を教えてください。また、それに関してどういう感想を持ち、どのようにするべきかのご意見をお聞かせください。  

次に、介護職員についてお聞きします。介護現場で働く人の賃金は全産業労働者の平均賃金より月一〇万円低いと報道されています。今回介護報酬の引き下げが発表され、介護に従事している方からの不安の声が聞こえてきます。介護職員には処遇改善があるということですが、それが担保されるかどうか、北区は把握できるのでしょうか? ただでさえ介護職離れが起きている現在、これ以上事業者や職員に負担をかけることは介護事業の破たんを招くことになります。ここで質問です。  

5.   介護報酬の引き下げに対して、北区はどう考えているのか? また、事業者や介護職員など介護従事者の事業・生活を守るために北区はどういう対応を取るのかを教えてください。       

 大きく2つめの質問は『区民とともに』の推進を求めるものです。

最初は道路計画についてです。

 現在、志茂地区・赤羽西地区・十条地区で特定整備路線補助86号線・補助73号線の計画反対の運動が起きています。

先日、各特定整備路線の事業に東京都が着手するという報告が資料として出されましたが、志茂地区では多くの家の壁などに張り紙が貼ってあります。明確に反対をしているところから、態度を決めかねているところまで幅はありますが、多くの住民がこの道路計画に疑問や不安を覚えています。そうした住民の不安解消と、同意を得ることが道路計画の前提ではないでしょうか?

上から押し付けるのでなく、対等の立場で話し合ったうえで判断する。それが協働の精神であり『区民とともに、の基本姿勢』ではないかと考えます。そして、区が直接工事の主体ではなくとも、区民の声を工事の主体に届け、反映させることが北区行政に望まれていると思います。そこで質問をします。 

1.   (ア)特定整備路線補助86号線及び補助73号線の道路計画の撤回を東京都に対して申し出てください。

(イ)81号線の一部は特定整備路線から外れたということですが、その経緯を教えてください。それが、86号線、73号線でできない理由があれば教えてください。

2.   次に、王子5丁目の日本製紙物流跡地の利用に関してです。幾度かの住民説明会が行われ、北区は周辺住民からどのような意見や要望が出ているかを把握していることかと思います。それを工事主体である長谷工JVに届け住民の声をなるべく多く反映してほしい旨を働きかけていただきたいと思いますが、お答えをお願いします。    

 区民とともにの最後の質問は 

3.   東十条南口の駅前広場計画についてです。それと同時に行う十条跨線橋の架け替え、地蔵坂の擁壁改良工事は永い通行止めの期間などもあり、周辺住民や利用者、そこを通る人たちに大きな影響を与えます。ですので、その計画に住民や利用者の声を反映できるよう説明会や意見徴収の場を作ってください。また、駅前広場工事計画について利用者、住民の声を反映するようJRに働きかけてください。           

 大きく3つ目の質問は「人に優しいまちづくり」を求める質問です。 

 北区の高齢化率が高いことは皆さん、いわれるまでもなくご承知かと思いますが、高齢者に配慮したまちづくりを北区モデルとして発信していくことが、北区に求められているかと思います。 

こうした中、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが決まり、ナショナルトレーニングセンター、そして障がい者スポーツセンターを中心に、オリンピック・パラリンピックの気風に乗って、様々な施策が行われ、そしてスポーツ施設のバリアフリー化というものも北区の取り組みの中に入っています。 

 しかし、北区全体に興味を持ってもらい、北区に人を呼び寄せるためには、スポーツ施設だけバリアフリー化すればいいというものではなく、北区全体をバリアフリー化していく必要があると思います。

 また、お年寄りに安心して散歩や買い物、屋外での取り組みに参加してもらうためにも、北区全体のバリアフリー化が、高齢化率の高い北区として急務だと思います。 

 お年寄りが安心して外出する、または車いす利用など体の不自由な方が安心して外出するためにいくつか質問をします。  

1.   お年寄りや体の不自由な方が、安心して外出するためには、公衆トイレの整備が必要です。北区のトイレのバリアフリー化を強く求めます。お答えください。

また、現在の公衆トイレのバリアフリー化の状況と今後の見通しを教えてください。

バリアフリー化だけではなく、老朽化しているトイレや、(防犯上)入るのに不安があるようなトイレもたくさんあります。高齢者、又、地元の人たちが安心して入れるような公衆トイレの整備を求めますがお答えください。    

2.   尾長橋交差点はずっと以前から町会などが横断歩道の設置を強く求めている場所です。警察との協議などいろいろあると思いますが、高齢化率が高くなり続けている現状、王子警察の間近にあるこの場所のバリアフリー化は、今後大きな課題となります。改めて、尾長橋交差点の横断歩道の設置を求めますが、お答えください。

交通環境上、それが難しいのであれば歩道橋へのエレベーターの設置を求めますがそれについてもお答えください。    

3.   コミュニティバスはこの間、区民の足として大きな成果を上げてきたと思います。しかし、区内にはまだまだコミュニティバスを必要としている地域はいくつもあります。北区は坂がある地域も多く、コミュニティバスの拡大は、足の弱くなった方、不自由な方の大きな喜びになります。コミュニティバスの路線拡大を求めますがおこたえください。また、ここ数年の収支と、なにが拡大を妨げているのかの原因を教えてください。     

本日の質問の最後は王子駅南口についてです。王子駅南口付近ではコンビニエンスストアが開店し、マンションの建設が進み、首都高王子南出口が3月に開通します。これによって、王子駅南口の今後の利用者の数は急増すると考えられます。しかし、現状の南口はエレベーターもエスカレーターもなく、一年ほど前から遠隔操作システムの導入という名で、駅員の無人化まで行われています。人が増えればトラブルの発生も増えるし、バリアフリーの要請も多く出てくると考えられます。もし、トラブルや事件が起きたときに駅員がいないという状況では、怖くて利用できないという心理的なバリアになることも考えられます。   

そこで質問です。   

4.(ア)王子駅南口のバリアフリー化をJRに求めてください。  

  (イ)王子駅南口の無人化をやめ、何かトラブルが起きたときにすぐに駅員が駆けつけられるような体制に戻してほしいということをJRに求めてください。また、区内各所で進められようとしている駅の無人化について区はどのように考えているかを教えてください。   

以上で質問を終わります。ご答弁をよろしくお願いします。



というものです。このあと答弁があり、そして再質問がありますが、その辺は今後つくる予定の『資料集』のページで公開していければと思います。

2015年2月20日(金)
政務調査会長会 

 今日は2回目の政務調査会長会でした。意見書案は一本です。どうもみなさん選挙前で忙しいから早く終わらせたいらしく、通常は4回ある政務調査会長会は今回で終了しました。意見書案の文言は確定し、態度表明も行いました。
 件名は『外形標準課税の適用拡大など中小企業向けの増税に関する意見書』です。
 この意見書(案)に賛成をしたのは私(新社会党)と共産党だけです。という訳で政務調査会長会では不調という事になりましたが、本会議に上程するという事になり、この後、本会議の場での採決があります。できれば私も討論をして意見書が提出されるように頑張りたいと思います。

2015年2月19日(木)
全員協議会 

 今日は全員協議会がありました。9時30分から幹事長会、10時から全員協議会です。
 幹事長会では、先日ニュースなどでも話題になった制度外ホームの問題の報告、そして、中国の北京市西城区との交流を支えてくださっている中国大使館の方が、北区議会の視察に来られるという事の報告がありました。
 全員協議会では議案の説明と27年度予算の説明があり、5時半位に終わりました。予算の中に、この間批判を続けている、マイナンバーの経費が入っており、今回はなんと! 7億円以上も使われます。これから補正予算でどんどん増えていくそうです。北区だけでもう10億円を超えています。全国でどれだけの税金が使われているのでしょうか?
 よく、脱税をさせないためだという話を聞きますが、ここでチェックできるのは給与所得者の税金だけです。自営業者等は今まで通り確定申告です。
 区民の手間を省くとか、職員の手間を省くとかがそんなに重要なのでしょうか? これだけの税金を投入してやらなければならないことなのでしょうか? 情報流出と不正利用も大きな問題です。アメリカでも韓国でもマイナンバーを使った犯罪被害が社会問題となっています。 やはり目的は国民監視、商業利用を前提とした、特定の誰かが儲かるシステムではないかと考えます。
 この件については予算特別委員会でも追及していきたいなと思います。他に聞きたいことたくさんあるし、持ち時間が短いので約束はできませんが。

2015年2月18日(水)
交通環境対策特別委員会

 今日は交通環境対策特別委員会の視察に行きました。首都高速王子南出入り口が3月29日に開通するという事で、そこに視察に行き、その後委員会を開き意見交換をしました。
 王子北の出入り口ができて12年、ずっと工事をしていましたが、ようやく完成とのことです。しかし、まだ付属する工事は終わらず、石神井川や溝田橋などの整備が残っています。
 首都高の出入り口が完成して交通の便がよくなるのはいいのですが、心配なのは交通事故や騒音・振動です。北区行政には首都高速道路株式会社に対して、上記の事項の安心・安全を守るようにしっかりと意見をしていただきたいと思います。

2015年2月17日(火)
政務活動費経理責任者意見交換会

 今日は政務活動費の経理責任者による意見交換会です。
 北区では兵庫の問題が起きる以前から、第三者委員会の設置を検討していて、全国に先駆けて法律等の専門家による第三者委員会を設置しました。
 今日はその答申を受けての意見交換会です。
 議題に上ったのは議員の交通費の取り扱い、海外視察、人件費の取り扱いです。交通費に関しては領収書が取れないときに、スイカなどの電子マネーの履歴を証拠書類として提出することを原則とするという議題。海外視察は今までは自粛していたものですが、第三者委員会の答申を受けて、規定を作るための議題。人件費は払う相手の身元を第三者委員会がしっかりと調べることができるような規定を整備するという議題でした。
 政務活動費に関してはいろいろな自治体で不祥事が発覚しているので、そうしたことが無いように、区民の理解を得られる中身のしっかりとした規定の整備と、透明性の確保を今後も議会一丸となって続けていきたいと思います。

2015年2月16日(月)
会派総会他

 久しぶりの更新となりますが、今日から議会が始まりました。午前中に会派総会があり、毎度のことですが、一人会派なので、今回やる一般質問の原稿を書いてました。今回は一般質問と予算特別委員会のメンバーとして会議に臨みます。
 選挙前という事で(?)いろいろ便宜が図られているようで、通常本会議は一日目は代表質問、二日目は個人質問でしたが、今回は一日ですべてやるようです。また、予算特別委員会も通常は七日間のものが、今回は五日でやるようです。議員に対して便宜を図りすぎかなと思いますが、毎度四年に一度はこうしてやっているようです。どこの議会でも同じなのでしょうか? 一度議会で取り上げてみたいと思います。
 政務調査会長会では、一件の意見書案が出されました。中身は議員提出議案として出されれば、最終本会議の終了後にご紹介します(一応秘密会議という事なので)。
 本会議質問と予算特別委員会で、働く人を守る立場で訴えていきます。

2015年1月23日(金)
中学生海外派遣報告会

 11月にアメリカのウォルナットクリーク市セブンヒルズスクールに海外派遣された中学生の報告会が、今日北とぴあで行われました。海外派遣中、中学生が一日一日と成長していく姿を目の当たりにしていたのを思い出します。今日の報告会でどういう感想を持っているのか聞くのが楽しみでした。
 ホストファミリーと生活を共にしての交流、セブンヒルズスクールでの授業を通しての交流、歓迎から別れまで、わずか10日余りではあるけれども、非常に濃密な経験をしてきたことが報告されました。
 視察をしてきた議員からも一言ずつと言わたので挨拶をしました。以下のような内容です。

 『派遣生の皆さんお疲れ様です。今回の留学を通して、派遣生の皆さんは多くの人に支えられ、沢山の人のつながりの中で生きていることを実感したと思います。セブンヒルズスクールでの歓迎、授業を通しての交流や達成感、それらはもちろん皆さんの努力で無しえたものですが、決してそれだけではなく、今まで15年かけて皆さんの先輩たちや先生方、多くの関係者の協力無くては得られなかったものです。皆さんは多くの人とのつながりの中で生きているのです。そしてそれはこのような海外派遣のような特別な場合だけではなく、普段から多くの人たちの支えと協力の中で生きていることにも気付くことができるはずです。そして今度は皆さんが、そのつながりを広げる立場となります。そうしたことを心にとめてこれからも頑張ってください。以上です』

 どうも説教臭くなっていけませんが、せっかく貴重な体験をした子供たちです。これからもその経験を大いに生かしてもらいたいと思います。

2015年1月12日(月)
成人式

 今日は成人式に来賓として参加しました。今年は元気な新成人が北とぴあの前で拡声器を持ってやんややんややっていましたが、式典中は驚くほど静かでした。昨年も新成人がおとなしいなと思いましたが、式典の挨拶が始まるとしんと静まり返るのは見事でした。これからいろいろなことがあると思いますが、大人として責任ある行動を心がけていってほしいと思います。

2015年1月5日(月)
賀詞交歓会 他

 今日は仕事始めのところが多いという事で、朝7時から東十条駅で宣伝行動をしました。今までも、朝の宣伝行動は週に1回王子神谷駅で行っていましたが、今月から週2回にしようと思い、仕事始めでちょうどいいので今日から始めました。
 朝の駅頭はマイクを使うのは迷惑かな? と思い、チラシ配りと挨拶だけにしています。風が無く、比較的暖かかったので助かりました。
 11時から北区主催の賀詞交歓会に参加しました。特に何があるという訳ではないのだけれど、新年の顔見せにと思い参加しました。

 夕方5時45分から四ツ谷の駅頭で宣伝行動をしました。月の第一月曜日は新社会党東京都本部の執行委員会があるので、『その会議の前に宣伝活動をするべきだ』と以前私が提案し、それ以降毎月(雨の日はやらないけど)行っているようです。私は久しぶりの参加となります。宣伝行動の後は執行委員会です。春に待ち受けている統一自治体選挙のことなどが議題になりました。
 さて、これから選挙に向けて慌ただしくなってきますが、反戦平和を求める大切な一議席を守っていくために全力で頑張ります。皆さんの応援をよろしくお願いします。

2015年1月1日(木)
謹賀新年

 あけましておめでとうございます。今年も福田事務所をよろしくお願いします。

2014年12月20日(土)
北区男女共同参画推進ネットワーク創立20周年式典

 今日は男女共同参画推進ネットワークの創立20周年記念の式典に来賓として参加しました。実は明日は私の事務所の主催の餅つき大会があり、その準備に忙しいため、式典のみの参加で、懇親会は参加できませんでした。20年の長きにわたり、北区行政と共同で男女共同参画を推進してきたネットワークの皆様に敬意を表します。私はまだまだ若輩ですが、皆さんの活動をより一層推進していくお手伝いをしていきたいと思います。

2014年12月19日(金)
日韓親善協会壮年会

 今日は日韓親善協会の壮年会がありました。ここ数年は、韓国へ行っての報告をしているようです。私はまだ韓国に行ったことはないのですが、報告を聞いていると、韓国に行きたくなります。毎年行っている議員もいるようです。(もちろん自腹です)
 とにかく、こうした草の根の交流を続けていくことで、現在あまり芳しくない日本と韓国の関係をよくしていきたいと思っています。

2014年12月18日(木)
消防団運営委員会

 今日は消防団の運営委員会でした。この委員会は北区議会の中で王子、赤羽、滝野川の3つの地域の議員が各2人ずつ委員になります。これは、毎年5月の臨時会で決めますが、その年に役職についていない議員の中から決めます。私は4年間の議員生活の中で消防団運営委員になったのは今年が初めてです。という訳で、消防団員としてこの間感じたことや団員のみんなから聞いて思ったことを発言してきました。内容的にはネットの中では操法大会に対する意見が二分していて、とても素晴らしい行事だという意見も多いのですが、逆に負担が大きいと思っている方も多いこと。5月の水防訓練は平日の午前中という時間帯では正業の傍ら消防団活動をしている方には参加し辛いということ、今年の操法大会や消防団点検のような一日かかる行事は負担が大きいといので時間の使い方を効率化してほしい等という事を言い、改善できるところがあれば改善してほしいと意見しました。
 これが消防団員の入団促進につながればいいなと思います。

2014年12月16日(火)
北区基本計画説明会

 今日は北区の基本計画と経営改革のプランの説明会がありました。内容については、マイナンバーの活用、指定管理の推進、民間委託など言いたいことがたくさんありますが、とにかくこれからパブリックコメントを実施するという事なので、是非区民の皆さんに、この計画を見ていただきたいと思います。そして区に対して意見を言ってほしいと強く願っています。

2014年12月5日(金)
最終本会議

 えらく報告が少ないですが、今日が最終本会議の日です。
 今日は2つの議案に反対をしました。1つは北とぴあの指定管理の指定です。以前もお話ししたと思いますが、男女共同参画スペースゆうの6階部分を縮小して、指定管理者が儲けを出しやすいようにしての指定管理の指定です。本来指定管理の推進目的は、民間活力を使う事での区民サービスの向上と経費の節約だと区は言っていました。ここにきて、利用者に不便をかけて、区民と共同で行っていた男女共同参画推進を停滞させてまで、経費の節約を取ったという事です。他に場所を用意するなどもせず、公共施設はどんどん減っていき、受益者負担の名のもとに利用料が増えていく、これは正しい公共サービスの在り方なのか非常に疑問です。
 もう1つは補正予算です。6がつに続き共通番号制のシステム改修のための補正が出されました。6月には3億5百万円、今回は5千5百万円で計3億6千万円です。北区の説明ではまだまだかかるそうです。国からは4千万円ほどしかきていないとのこと。いくら負担するかもわかりません。本来国が全額負担すべきものだと思っています。
 共通番号制には大きな問題があります。一つは犯罪利用に関するもの、一つは国が国民監視に利用するというもの、民間が利益の為に利用するというものです。
 本来、共通番号(マイナンバー)は税と社会保障、災害対策にしか使わないというものでした。しかし、まだ始まってもいないうちから警察(公安)の利用がきまり、開始後三年を目処に民間利用の拡大が検討されていること。アメリカや韓国では(利用方法は違いますが)、マイナンバーの犯罪被害が社会問題となっていること。秘密保護法とセットで国が情報を管理すること、更に莫大な費用が掛かることなど。多くの問題があるにもかかわらず、マスメディアも全く取り上げません。今回、この補正予算に反対したのは全議員43名のうち私一人だけです。たとえ一人でもダメなものはダメと言える議員としてこれからも頑張っていきます。

2014年12月1日(月)
文教委員会

 今日は自分が所属する文教委員会の日です。
 先日、お話しした使用料の改定に関する陳情が出されました。区内に2つある区立の温水プールの使用料の値上げをしないでくださいというものです。行政側の説明では今回の値上げは消費税の増税、ガス・電気料金の値上げ、他区と比べて安いこと、区民の負担率が低いことなどと言っていました。
 さて、国民健康保険料が毎年値上げがされています。区の説明では高齢化が進み、医療費が増えてきているのがおおきな原因の一つであると言っています。そのために健康寿命を延ばそうという取り組みが行われています。健康でいるために区主催のウォーキングをしたり、健康教室があったり、生涯スポーツもその一環です。その健康推進と今回の使用料の値上げは相反するものだと思います。
 値上げをしたとしても利用してくれる人数が減ってしまえば収入には結びつかないし、さらに健康推進の大きな妨げになります。また、区は東京オリンピック・パラリンピック開催に向けていろいろな取り組みをし、その中でスポーツ振興政策も行っています。
 これだけスポーツが大切だと言っておいて、値上げするのはおかしいのではないでしょうか?
 以上のようなことを述べ、今回の陳情には賛成しましたが、反対多数により不採択になってしまいました。
 私は東京オリンピックには否定的ですが、それでもスポーツは大事だと思います。スポーツを推進していくことに異論はありません。しかし、他のオリンピックを推進している会派は、なぜこの陳情に賛成しないのか不思議でなりません。私としてはスポーツをするだけでお金がかかる現状(グラウンド利用料等)を何とかしたいと思っています。
 他にも委員会を傍聴したり、本会議があったりしていますが、面白そうなものだけピックアップして報告します。今後ともよろしくお願いします。

2014年11月28日(金)
十条台小学校 50周年記念式典

 今日は十条台小学校の50周年記念式典に参加しました。
 ここは生徒数があまり多くないので、式典の喜びの言葉には全生徒が参加していて、とてもほっこりしました。
 十条台小学校には、区民が利用できる温水プールがあり、大人400円、子供100円、シニア200円で利用ができます。が、このたびの消費税増税、ガス代、電気代の高騰などで、値上げが検討されています。来年6月の定例会で値上げの議案が出される見込みとなっていますが、今定例会ではその値上げをやめてほしいという陳情が出されました。
 その件については後日ご報告しますが、私は高校時代水泳部に所属していて、家の近くにあるこのプールは自主練で良く利用させて頂いた思い出があります。もう20年も前のことですが、今日の50周年記念は心にしみる式典でした。

2014年11月19日(水)
米国視察4日目

 今日で視察も4日目です。
 今日は公立中学校に視察に行きました。公立中学校の教師との意見交換(写真2段目左)と、理科の授業(写真右上)・スペイン語の授業(写真左上)を観せていただきました。こちらの中学校も日本の中学校も同じような問題を抱えているのだとわかりました。ただし、労働時間は日本の教師の方がは長いですね。こちらでは外国の生徒が多くて、言葉が通じないのを何とかするところから始めるために、パソコンやモバイルを駆使しているそうです。クラスに11台のパソコンがあり、モバイルは教師一人一人に学校から支給されるそうです
 写真2段目右はランチルームにある舞台セットです。なんと食堂に舞台があるのです。ここで演劇の練習などをするそうです。こちらの給食はいくつかの種類から選べるようです。一食3ドルで、暗証番号を打ち込んであらかじめ保護者がまとめて振り込んでる口座(?)から料金を払うそうです。もちろん払いたくても払えない家庭の子もいます。そうした生徒にはあらかじめ無料で食べれる暗証番号を教えているそうです。もちろん他の生徒には判らないようになっているとのことです。
 写真3段目左は学校の図書室で保護者の会議を開いている所です。こちらでは保護者が年間何ドルかのお金を払い、学校のこうした会議に自由に参加できるそうです。もちろん来なくても構わないそうです。今日は平日の昼間に会議ですが、働いている方も多いため平日の夜にやることも多いそうです。
 この中学校の隣にこの学区の教育長がいますので、意見交換をしてきました。忙しい方であまり時間は無かったですが、こちらでの教育についていろいろ語っていただきました。3段目右の写真の真中の女性がこの学区の教育長です。アメリカでは市町村のような行政区とは別に教育に特化した『学区』というものがあり、教育委員が公選によって選ばれます。任期は4年で今の教育長は委員として8年目だそうです。北区でも小中一貫校を検討するという段階に来ていますが、ここでも来年8月に小中一貫校がオープンするそうです。
 昼にはセブンヒルズスクールの先生たちと最後の昼食懇談会です。先ほどお世話になった公立中学校の先生もご一緒され、こちらの学校と日本の学校の違いなどを話し合いました。
 
 今回の視察で最も感心したのはセブンヒルズスクールのハンドサインです。写真左下がそのハンドサインです。その右の写真を観てください。「静かにしてください」という意味のサインを先生が掲げると、それに気づいたまわりの生徒が同じく手をあげて周りの生徒にアピールします。こうすることで、声を張り上げなくても生徒同士で「静かにしよう」とアピールしあうことになります。これは使えるなと今回の派遣団で感心しきりでした。他にもまだまだ、いろんなことを学びました。ぜひ北区でもいろいろ挑戦していければと思います。
 いろいろな勉強をさせていただきました今回の視察も、あとは帰るだけです。行きは8時間かかった飛行機は、帰りは10時間です。時差は17時間。飛行機は憂鬱ですが、日本の御飯が恋しいです。日本に帰ったら頑張るぞ!

2014年11月18日(火)
米国視察 3日目

 米国視察3日目です。朝からセブンヒルズスクールの授業の視察です。
 写真左上は日本の引率教諭による二人三脚の授業です。二人から初めて三人四人と最終的に7・8人のチームで走っていました。足の縛りを取った後の生徒が「I'm free!!!!!」と叫んでいたのが印象的です。右上の写真は同じく引率教諭によるストローで笛を作り演奏する授業です。笛を作るのも大変だけど、笛を吹くのが難しそうでした。

 2段目左の写真は日本の生徒による音楽の授業です。電子黒板を使って日本の童謡を流し、生徒と一緒に歌っていました。その右はモバイルを使った数学の授業です。個人個人で別の問題をやっていました。モバイルの中には一年生から八年生までの数学の問題がすべて入っていて、自分の進み具合によって先へ先へといける仕組みです。
 
写真左下はスクールの生徒がモバイルで撮った画像を電子黒板に映して、映っているものや人を確認しています。あらかじめ課題があり、階段や木を好きなように映してきて、誰が撮ったのかとかを発表しています。
 セブンヒルズスクールはユニークな授業が多く、先生の裁量によるものが大きいようです。子供たちも楽しみながら授業を受けています。
 紙飛行機を作って飛ばし、大きいものはゆっくり飛ぶし小さいものは速く飛ぶ等、動きの違いを考察して論文なども作成しています。

 午後にはセブンヒルズスクールがあるウォルナットクリーク市の庁舎を訪問し、中学生と市長訪問を視察しました。写真右下はその様子です。見えにくいですが、一番後列の真ん中右が市長です。
 その後、我々議員団が市長を表敬訪問し、北区長からの親書と北区日米友好議員連盟からの手紙を手渡しました。
 一時市庁舎を後にして私たちは市内にある図書館を視察しました。図書館には約90台のパソコンがあり、市民であれば誰でも使えるとのことです。パソコン室という専用の部屋にあるものは4時間使え、そこらにあるパソコンは1時間だったかな無料で使えるとのことです。会議室も無料で(2時間)使え、市民サービスが行き届いています。
 夜7時に市庁舎に戻り議会を傍聴しました。こちらの議会は毎月第一週と第三週の火曜日で夜7時から行うのが通常だそうです。何か突発のことがあればまた臨時で開くそうです。ちょうど議会を開催しているというので招待を受けたという事です。
 ここでもかなりの歓迎を受け、議員派遣団の紹介とプレゼントを頂き、北区議会議長の挨拶までさせてもらいました。しかもそれがその日のテレビに映り、今もウォルナットクリーク市のホームページで視聴することができます。
 北区の中学生が15年かけて築いてきた北区とセブンヒルズスクールそして北区とウォルナットクリーク市との友好が、実を結んできているのだと感激しました。私たちはこの友好を更に広げていくために努力していこうと、議員派遣団の皆が心に刻んだと思います。


2014年11月17日(月)
米国視察 2日目

 米国視察の2日目です。
 朝、中学生派遣団と引率教諭・そして私たち派遣団を歓迎する会が、セブンヒルズスクール全校生徒参加の上で行われました。初日にも少し書きましたが、セブンヒルズスクールは3・4歳位からの幼稚園生と1年生から8年生までの(日本で言う)小・中学生が在学しています。そのすべての生徒が体育館に集まり、アメリカ側は歓迎の楽器演奏やダンスを披露し、日本側は剣道の型をやったり、書道パフォーマンス(ダンスあり)・合唱などを披露し、お互いの喜びを伝えあいました。(写真左上は歓迎のダンス、右上は書道パフォーマンス)
 終了後、私たち視察団はスクールの授業を見学しました。
 写真2段目左は数学の授業です。ホワイトボードに書かれている一番上は □×□×□×□=1(□に当てはまる数字は何か?)という問題です。
真中は 8×9×□×1=0
下は 3×2×3×□=1 という問題です。
 写真2段目右は一見すると遊んでいるように見えますが、モバイル(ipad)を使った授業です。このスクールではモバイルをかなり活用していて、個人個人の進み具合でどんどん先に進める仕組みです。また、遅れ気味な子は教師(或いは上級生)がフォローするというものです。一クラス20名ほどの生徒と担任だけでなくフォローに入る教師や専門の(理科や数学)教師などいて、授業としてはかなり充実しています。

 この交換留学のプログラムでは、日本の中学生や引率の先生がスクールの生徒に日本の文化を教える授業があることが特徴です。写真の左下は日本の生徒が書道(習字というのかな?)を教えている授業の風景です。教えているのは『侍』『夢』『絆』の3文字でスクールは気に入った一文字を書くというものです。かなり難しい漢字を選んだものだと思いましたが、上手に書けていました。
 写真右下は同じく日本の生徒が教える『ちぎり絵』の授業です。スクールの子供たちの作ったちぎり絵に日本の生徒が漢字でタイトルをつけてあげていました。(例えば蝶とか)

 授業を一通り見た後、スクールの教諭たちとビジネスランチです。授業を観た感想や教育方法について質問をしながら食事をしました。モバイルを使った授業が多いことや、ハンドサイン(これは後程紹介します)などを使った取組みなど、いろいろな質問が出ました。

 午後にはカリフォルニア大学バークレー校に行きました。以前には、この大学に通っている日本人と中学生との懇談プログラムがあったそうですが、現在ではないそうです。
 アメリカでは高校までは授業料が無償ですが、大学は有償です。最近では大学の授業料が高くなってきているため、授業料の軽減を求める運動など日本と同じことが起こっているようです。ものすごく広い敷地の中に様々な人種の生徒が行き交っていました。

 夜には、セブンヒルズスクールの理事長であるミラー先生のご自宅で、交流食事会を開いていただきました。ものすごい歓迎で、ミラー理事長はひと月に一度位のペースでホームパーティーを開くそうですが、ここまで大きなものは年に一度か二度位だそうです。セブンヒルズスクールの先生とその家族、日本の引率の先生と私たち派遣団(生徒はホストファミリーと交流)、とかなりの人数が入ったにもかかわらず、余裕のスペースがあるという豪邸でした。
 この日は、アメリカと日本の違いに驚きを受けるばかりでした。

2014年11月16日(日)
米国視察 初日

 今日から4泊6日の米国視察です。行き先はサンフランシスコのウォルナット・クリーク市にあるセブンヒルズスクールです。
 先日もお話ししましたが、セブンヒルズスクールは私立の学校で、3歳・4歳くらいから14歳くらいまでの子供が通う学校であり、北区の中学生が毎年交換留学をしている学校です。
 セブンヒルズスクールは創立50周年であり、北区との交流は15周年となります。そうした事情もあり、北区とセブンヒルズスクールとの更なる友好と、またウォルナットクリーク市と北区との友好を繋ぐために、是非北区の議員に視察に来てほしいとのことで今回の視察が実現したわけです。

 成田午後5時15分発(16日)の飛行機に乗り、中継ぎなしで到着は現地時間の16日朝9時15分、日本との時差は17時間です。到着後セブンヒルズスクールに直行し、そこで昼食、その後敷地内を見学させてもらい、午後1時より北区の中学生派遣団との対面式に出席しました。中学生受け入れ先のホストフレンドが、日本語での自己紹介と家族の紹介をしている様子はとても微笑ましいものでした。
 ※写真左は対面式の様子、右は北区の中学生の乗ったバスが到着しホストファミリーと初対面した場面です。
時差の影響で右下の日付がずれています。
 午後5時から、北区の議員団・中学生の引率の教職員、セブンヒルズスクールの職員とその家族の方などが参加する夕食会がありました(中学生は今日からホストファミリーとの交流です)。通訳の方を交えて、自分も英語をひねり出しながら交流し、楽しい懇談会が開けたと思います。とてもいい方たちばかりで、こうした暖かい人たちと交流することができる中学生をもっと増やしたいと心から思いました。

2014年11月15日(土)
王子小学校 創設140周年記念式典

 今日は王子小学校の140周年記念式典に参加しました。
 明治7年に創設されて140年。その間、戦火で焼失したり、桜田小学校(私の母校)と統合したり、新校舎は王子桜中学校と同じ敷地に作られるなど、様々な歴史があります。
 先日交流会を開いた中国北京市の西城区の小学校とも交流があり、毎年初春に餃子パーティーを開催したりもしています。
 私としても、毎年入学式や卒業式、運動会などに来賓として参加しているので、一番身近な小学校です。これからもいろいろお世話になると思いますが、王子小学校の皆さん、よろしくお願いします。

2014年11月14日(金)
全員協議会

 今日は全員協議会です。終了後、政務調査会長会がありました。補正予算で共通番号制の為の追加予算が計上されました。以前は3億円。今回は5千万円です。これだけの費用をかけて、リスクの高いマイナンバー制などやるべきでないというのが私の意見です。
 
また、北とぴあの指定管理の指定が議案に上りました。北とぴあは指定管理を導入したいがために、区民と協力して行っている事業である『男女行動参画』のスペースゆうの縮小を行いました。区民とともにの基本姿勢はどこに行ったのか? と思います。
 今回の議案の注目点はこんなところかと思います。

 夕方から王子地区の町会自治会連合会と王子地区の議員との懇談会があったので、参加してきました。王子地区の課題を各町会長と話し合い、党派を超えて取り組んでいこうという趣旨の会合です。王子や十条の再開発、道路や水害、日本製紙の跡地利用など課題はたくさんありますが、一致できるところは一致してやっていければと思います。もちろん一致できないところもありますが…

2014年11月12日(水)
北区議会第3定例会

 今日から北区議会の第3定例会が始まりました。
 今日は幹事長会・会派総会・政務調査会長会・議会運営委員会がありました。政務調査会長会では2件の意見書案が出されました。内容については確定後のお知らせします。

 今日は夕方から6時30分から、私の議会報告会を行いました。東十条区民センターをお借りし、たくさんの方に集まっていただきました。区議として活動を始めて3年半余りの中で感じたことを、区政の問題点と絡めて報告いたしました。ゲストとしてお招きした俳優の庄司永建さん、長節会のみなさん、歌手の菅原里奈さん、どうもありがとうございました。また、集まってくださり、応援してくださる皆さんにも厚く感謝を申し上げます。

2014年11月10日(月)
米国視察団 結団式

 今日は米国視察団の結団式がありました。今月の16日から21日まで、ちょうど北区の中学生が留学している期間に、アメリカのウォルナットクリーク市に行ってきます。視察の詳細についてはこのホームページで公開していきます。

 夕方5時半から1時間、駅頭宣伝を行いました。今日は王子駅の南口で行いました。駅のすぐそばで工事をしていて、なかなか聞こえづらかったかなと思いましたが、チラシの受け取りは非常に良かったです。

 また、今日は夜7時半から、消防団の夜警がありました。昨晩もあったのですが、所用で参加できませんでした。その分、今日はばっちりお役にたちました。

 『秋の火災予防運動』の一環として町内を巡回です。防寒着を着ていったのですが、暖かくて汗をにじませて回りましたが、終わるころには非常に冷え込みました。
 このところ昼夜の寒暖の差が激しくて、体調が崩れがちですが、皆さま健康に留意してお過ごしください。

2014年11月8日(土)
滝野川第5小学校 創立90周年記念式典

 今日は文教委員として、北区立滝野川第5小学校の90周年記念式典に参加しました。
 大正14年に創立し、戦火で焼け落ちたこともある滝野川第5小学校です。校長先生や児童、実行委員の方々の話を聞いて、その歴史の深さに感動しました。
 そうした歴史があるからこそ、子供たちが語った『争いのない平和な世界を求めて頑張ります。』という言葉が心に響きました。
 式典の終わった後、子供たちが校庭で金管鼓笛演奏を行いました。とても素晴らしい演奏でした。新しいユニフォームや楽器を地域の方々に寄付していただいたとのことです。
 地域の方々に支えられている小学校として、今後も活躍して頂きたいと思います。

2014年11月7日(金)
議会改革検討会

 今日は議会改革検討会がありました。
 今期は今日の検討会で終わりです。ずいぶんと早いなと思いましたが、選挙の関係なのでしょうか? それとも今回で6期目となるのでネタが尽きてきたのでしょうか? 私は前者だと思いますがあまり言わないことにしておきます。
 検討項目としては、議会での議員の質問について制限を設けるべきか否かというもの、特に制限はつけないが、各議員が会議の趣旨にのっとって発言するようにするとのことです。
 議会基本条例については今後の検討課題として、そもそも条例を作るべきなのか否かを議論を続けていくというもの。
 議会傍聴に手話通訳をつける事については、平成28年度の障害者差別解消法施行に向けて、手話通訳に限らず、様々な障害がある方々に配慮した万全の体制となるよう、引き続き具体的な方策を検討することとなりました。

 今日は北区行政に出す『新年度予算要望書』の締切の日でした。この間、昨年の要望書やその回答、他会派の昨年の要望書、他議会の要望書、各団体から出された要望などを参考にしながら作成していました。中身についてはその内にホームページ内で公開していきたいと思います。

2014年11月1日(土)
十条仲原幼稚園 創立40周年記念式典

 今日は北区立十条仲原幼稚園の創立40周年記念式典に参加しました。
 私は今年、北区議会で『文教委員会』に所属していますので、こうした周年行事に呼ばれることになりました。こうした行事には議会としては、議長・副議長・文教委員長・文教委員・地元の議員が呼ばれます。
 園長の挨拶・区長の挨拶・教育委員会委員長の挨拶・北区議会議長の挨拶・来賓紹介・PTA会長の挨拶・園児の歌そして閉会という流れです。その後、祝賀会もあったのですが、所用で欠席しました。園児の一生懸命な歌はいつ聞いても頬が緩みます。今月は周年行事が毎週組まれているので、できる限り参加していきたいと思います。

2014年10月29日(水)
日中友好懇親会

 今日は中国北京市西城区から北区に代表視察団が来てくださり、北区の日中友好議員連盟の役職の方と共に懇親会を行いました。西城区については以前書いたかと思いますが、3年前に都市間友好の協定を結びに中国に代表団を派遣して以後、日中の関係がギクシャクしていたのと、某市長が日中友好関係をぶち壊しにするような行為をしてしまった為、交流が停滞していましたが、今回来ていただけました。
 北区の小学校と特養を視察していただき、非常に興味を持ってくれたみたいです。これからもこの友好の輪を広げていけるように取り組みたいと思います。

2014年10月28日(火)
文教委員会視察

 27日28日と文教委員会の視察に行ってきました。朝、余裕を持って出かけたはずが京浜東北線が止まってしまった(ニュースでは痴漢が線路上を逃げたとかなんとか)為、予定の新幹線に間に合わず、別の新幹線に乗っていきました、が途中でうまく合流ができました。朝からどっと疲れました。
 視察先は愛知県蒲郡市に米飯給食を主とする食育に関することを勉強に、また、大阪府豊中市に公立図書館と学校図書館の連携を主とする図書館事業について勉強をしてきました。
 非常に実りのある視察だったと思います。食育に関して非常に興味があり、米飯給食を多く実施することで健康にもいいし、地産地消(和食中心となるため)にも寄与している。残飯も減るみたいです。パンはバターが練りこんであるので脂肪分を取りやすいという事があるみたいです。小麦のポストハーベストの問題とか、米の消費を多くすることで米農家も助かるし、いいことが多いみたいです。今では鰹節なんかも海外で生産する時代になってしまったようですが、日本の伝統的な食文化を守ると共に、それに携わる産業も守っていくために米飯給食を多く実施していきたいと、個人的には思っています。

2014年10月14日(火)
議会改革検討会 他

 今日は11時から米国視察の研修会がありました。これで3回目かと思います。
 向こうでのスケジュールの確認をしました。視察の様子は報告書を議会に出しますのと、このホームページでできるだけ詳しく報告します。

 午後には議会改革検討会がありました。今日のテーマは議会基本条例についての考え方と、議会傍聴の手話通訳についてです。
 議会基本条例は各自治体で取り組むところが段々と増えてきていますが、23区ではなかなか進んでいないようです。というのも、議会基本条例はその中身に幅がありすぎて、自治体ごとに中身が違うという事にもあるかと思います。基本とすべきあり方が見えないといったところでしょうか? 今後、議会基本条例について特別委員会を作って議論するのかしないのか、そもそも制定を前提にするのかしないのか、そうしたことを議論していますがなかなか進まないというのが現状です。

2014年10月3日(金)
最終本会議

 今日は最終本会議の日です。秘密保護法の廃止を求める陳情の本会議結果を報告します。
 委員会結果では反対多数で不採択でした。民主あすか区民クラブが継続を主張していましたが、本会議では一人棄権、残りは委員会結果に賛成です。
 つまり秘密保護法の廃止を求める陳情に賛成したのは私、共産党、棄権が社民党で、残りは反対という結果になりました。
 午後から米国視察の研修会がありました。毎年中学生が交換留学をしていますが、その概要や報告書、今年のスケジュールなどを確認しました。前にも書いたかもしれませんが、北区の中学生が交換留学しているセブンヒルズスクールというのは私立の学校です。その近くにある公立の中高学校も非常に関心を示していて、そこの市長とも懇談して、今後どのように友好事業を拡大していこうか、というのが視察の目的の一つです。
 どうも、中学生は男子よりも女子の方が積極的に参加申し込みしてくるみたいです。内気な男子が多いのですかね?

2014年10月2日(木)
交通環境対策特別委員会

 今日は交通環境対策得意別委員会がありました。
 テーマは板橋駅のバリアフリー化の問題です。板橋駅は北区を含む複数区にまたがります。東京電力のケーブルが地中に見つかり、そのケーブルを移動する工事を行うという工程が割り込んだため工事計画が遅れているという現状です。エレベーターの数やエスカレーターの設置、駅ビル建設など様々な議論がありますが、利用者、住民の声を聴いて利用しやすい駅にしてほしいと思います。
 
 夜には北とぴあで公契約についての講演会がありましたので参加しました。
 正しい公契約の在り方というのは、現場労働者も経営者もWinWinの関係だと言っていました。施工能力を持たない事業者が不当に安い価格で公共事業を受注し、中抜きして下請けに丸投げすることで現場で働く人も、全うに商売している経営者も苦しい状況を余儀なくされる。そうした状況を防ぐためにも公契約条例が必要であると言っていました。また、働く人が約束された賃金を得られない場合に、働く人側からの訴えができる制度を作らなければ公契約条例は不完全なものになってしまうとも言っていました。
 北区はまだこの公契約条例を作っていません。今後北区に対して公契約条例制定の訴えを強くし、働く人がしっかり報われる北区を作っていきたいと思います。

2014年9月18日(木)
中間本会議

 今日は中間議決の日です。
 先日報告した、子ども子育て支援新制度について、2件の議案に反対しました。
 消費税についてかなり批判をしたのですが、議案の中に消費税云々が書かれていなかったこと(参考資料に書かれていた)、学童保育は6年生まで範囲を拡大するということで、放課後部分の基準を定める議案については賛成しました。

 2時から東京戸沢会の方と共に北区長に表敬訪問をしました。
 東京戸沢会は山形県戸沢村の出身の方々で、毎年11月に戸沢村からくる方々と共に赤羽公園で戸沢村の物産展を行います。私も毎年それに参加させていただいています。
 区長と懇談し、当日の後援を頂きました。
 今年は11月9日が物産展です。時間がある方は是非来てみてください。

2014年9月17日(水)
企画総務委員会 傍聴

 今日は企画総務委員会の傍聴です。
 特定秘密保護法の廃止を求める陳情が3000筆を超える署名と共に出されました。その態度表明について、自民・公明・みんな維新が反対で不採択。民主が継続審査、共産が採択を主張しました。自民党は「家に鍵をかけるでしょ」という理由で秘密保護法の必要性を主張、公明党は「今まで秘密はたくさんあったけど知らされていなかった、今回は法律で範囲を作るのだから前進している」として、みんな維新は「懸念は共感するが今回はダメ」というものでした。(かなり端折って書いていますので、詳しく知りたい方は北区の公式ホームページに載りますので、そちらを観てください)
 委員会審査では不採択になりました。本会議ではどうなるかは後程ご報告します。

2014年9月16日(火)
健康福祉委員会 傍聴

 今日は健康福祉委員会を傍聴しました。目当ては子ども子育て支援新制度に対する各会派の態度です。まあ、予想通り共産党以外は賛成でした。本当にいいのかこれ?
 わかっているのは毎年1兆1000億円必要という事と、その財源は消費税の(10%への)増税分から出すという事、その内8000億円くらいしか用意できないという事、保育の質的・量的拡充を目指すという事、来年4月からスタートするという事です。
 わからないことはたくさんあります。保護者の費用負担はどうなるか? 職員の待遇はどうなるか? 予算はどう使うのか? その予算は国がしっかりと出すのか? それとも地方消費税分を使えと言ってくるのか? 自治体の負担は軽くなるのか重くなるのか? さっぱりわかりません。
 ただ、学童保育に関しては現在小学3年生までのところを6年生まで拡大するというのはわかりました。
 態度表明は18日です。こうご期待。

2014年9月12日(金)
文教委員会

 今日は私が所属する文教委員会がありました。文教委員会は教育委員会に係る事に関して主に議論します。
 議案に対して所管事務調査が行われます。文教委員会では子ども子育て支援新制度の中で公立幼稚園のところが教育委員会の所管なのでその部分だけ事務調査が行われました。
 「10%に増税された消費税を財源とする」という考えに対して痛烈に批判をしました。社会全体の費用負担が必要だという考えは貧困と格差の問題を解決してから言っていいものであって、格差が広がり貧困が増大し、子どもの世代にまで連鎖するという現在の状況を作り出しいておいて、福祉の為に社会全体で費用を負担しましょうなどとふざけたことを言ってもらっては困ります。態度表明は9月18日の中間本会議です。

2014年9月11日(木)
政務調査会長会

 今日は4回目の政務調査会長会です。確定した意見書は2件。危険ドラッグ根絶を求める類の意見書と産後ケアの充実を求める意見書です。
 両方とも全会一致で決まりました。全会一致と言っても北区の政務調査会長会では文言が確定した意見書案に対し各会派の態度表明が行われます。
 賛成にも種類があり、提出というのと同調というのがあります。積極的賛成が提出で消極的賛成が同調という事だと思っています。
 賛成には変わりないのですが、こういう細かなことがあるのだなと知っておくと議会の会派の考えなどが少し解るようになります。

2014年9月10日(水)
本会議2日目

 今日は個人質問の日です。そういえば、6月の定例会で個人質問をしたときに共通番号制を批判する質問をしました。多額の予算をかけてリスクが大きい番号制などやるべきではないという趣旨の質問でしたが、昨日の代表質問では自民・公明の両党から共通番号制を称える(?)質問展開をしていたのが印象的でした。番号制を利用した犯罪リスクに対して誰がどう責任を取るのか判りませんが、推進している人たちは決して責任を取らないんだろうなと思います。「運用の仕方が悪い」とか言ってね。

2014年9月9日(火)
本会議

 今日は本会議の初日で、代表質問の日です。最も気になったのは自民党の代表質問の時「国家戦略特区は23区で9区指定されているが、北区は入っていない、区長はどう思うか?」というような質問に対し、区長が「北区も8月に手をあげました」などと言っていたことです。
 国家戦略特区に対しては、労働法の規制緩和の面で非常に危機感を持っています。区民の雇用と生活に直結する話です。それをまだ始まってもおらず、何の検証もされていない段階で、「手をあげました」というのはどういう事かと憤りを感じました。区内の法の規制を変える重大事項です。本来なら区内で住民投票をしなければならないほどの大問題です。
 まだ詳細は報告されていませんが、北区は区内に企業を誘致して税収を得ようという訳ではないかと考えます。しかしそれは、そこで働く人の権利の犠牲の上に成り立つ税収確保ではないか? 始まってから「こんなはずではなかった」と言っても遅いのです。手を挙げたからと言って指定されるわけではありませんし、この国家戦略特区自体が先行きが不透明な状況です。どうなるかわかりませんが油断はできません。これからしっかり注視していきます。

2014年9月5日(金)
政務調査会長会

 今日は3回目の政務調査会長会です。意見書案の文言の確定を行いました。

 午後から長谷工コーポレーションの方とお会いして、王子5丁目にある日本製紙物流倉庫の敷地の利活用について説明をしていただきました。
 その件について、9月21日22日に北とぴあで住民説明会を長谷工が行うので、興味のある方は是非参加していただきたいと思います。

 夕方6時から金曜塾という新社会党青年委員会主催の勉強会に行って勉強してきました。

2014年9月3日(水)
政務調査会長会 他

 今日は政務調査会長会の第二回目です。今回は3つの意見書案が出されました。内容については4回目が終わった後に確定したものだけ報告します。
 北区では政務活動費に対する第三者委員会が立ち上がり、午後に初めての会議が行われました。その後、北区議会の政務活動費経理責任者と意見交換を行いました。
 政務活動費についてはメディアでいくつも取り上げられていますが、北区では先駆的に第三者委員会が立ち上げられました。以前にも書きましたが、北区ではかなり前から政務調査費の経理責任者意見交換会というものを行っていました。判例などを参考に各会派でこういう使い方はいかがなものか?という意見を出し合い、使い方をかなり厳格にしてきました。
 また、透明性の確保の為に様々な改革を続けています。区民の方は今回の事件で議員への不信感が増しているかと思いますが、北区議会に公開請求してもらえばおかしな使い方をしている議員はいないんだと安心していただけるかと思います。他の議員の全てを知っているわけではありませんがね。

2014年9月2日(火)
全員協議会

 今日は全員協議会です。
 決算の説明があるので、9月議会の全員協議会は長くなるのが通例でしたが、このところ資料説明が非常に早くて、決算説明は40分ほどで終わってしまいました。以前は2時間くらいかかっていましたが、良いのか悪いのかまだ判断は尽きませんが、そういうことになりました。
 今回は一つだけ質疑をしました。子ども子育て新制度が始まるに伴い、今定例会では3つの関連条例制定の議案が出されました。その、子ども子育て新制度の概要の資料にこんなことが書かれているのです。
『社会全体による費用負担 消費税引き上げによる、国及び地方の恒久財源の確保を前提』
 以前見た子ども子育て新制度のパンフレットにも似たようなことが書かれていました。『この制度は消費税が10%になったときの財源を利用します』というようなことです。
 だから、こう質問しました。『この議案に賛成した場合、消費税増税に賛成しなくてはならないのか?』
 さすがに理事者側も「はい、そうです」とは言いませんでした。議員の考えを縛るものでは無いと、ただ、社会全体の費用負担が重要だというような回答でした。
 そもそも、税とは福祉に使われるべきであり、ことさらに消費税のみをとりあげる必要はないはずです。にもかかわらず、消費税のみをピックアップするのは、国の『福祉に使ってるんだから反対するな」というアピールであり、福祉を人質とした消費税増税を強行しているのと同じです。
 消費税と社会保障をセットで議論するのは日本だけだそうです。社会保障は様々な財源で取り組むべき重要課題であって、消費税が無ければやりませんと言えるような性質のものでは無いからです。この議案に対しては慎重に態度を決めていきたいと思います。

2014年8月29日(金)
会派総会その他

 今日から北区議会第三定例会が始まりました。いつもの通り会派総会と政務調査会長会と議会運営委員会です。
 今日は秘密保護法の廃止を求める北区アクションの人たちが来て、北区議会に陳情と署名を出していきました。
 おそらく9月17日の企画総務委員会で審査することになると思います。興味のある方は是非、傍聴に来てください。私も傍聴します。

2014年8月28日(木)
議会改革検討会

 今日は議会改革検討会でした。今回の課題は本会議や全員協議会、委員会での議員の発言に関して、現状の規定を確認し、今後どうするか(時間制限をつけるかなど)を課題にしようというものです。
 全員協議会では議員は質疑ができますが、自分の意見を言ってはならないということになっています。あくまでわからない点を聞くという事になっていますが、現状ではなかなかそうなっていないので、まず、現状を確認しようという事だそうです。
 本会議では再質問が長すぎるケースがあるという事で時間制限を付けてもいいのんではないか? その代わり再質問、再々質問で終わりでなく、時間がある限り何度でも質問できるようにするのもいいのではなどという意見が出ていました。時間制限にすると会派の所属議員の人数で時間が決まってしまうので、一人会派である私は質問時間が非常に短くなってしまうのではないかという危惧があるので、今後そういう議論になったら現在より短い時間にならないように持っていこうと思います。

2014年8月27日(水)
セブンヒルズスクール派遣研修会

 北区はアメリカのサンフランシスコ、ウォルナット・クリーク市にあるセブンヒルズスクールという私立の学校と交流事業として、中学生の留学を行っています。この事業が今年は15年目になるという事で、友好交流の推進の為に是非北区の議員に来てほしいという招待を受けました。
 それを契機に北区議会に日米友好議員連盟を立ち上げ、幹事長会では全会一致でウォルナット・クリーク市への議員派遣が決まりました。
 当初は私は行かない予定だったのですが、もろもろの事情で参加することになり、本日第一回目の研修会がありました。
 セブンヒルズスクールは私立の学校ですが、ウォルナット・クリーク市の公立学校もこの交流事業に興味を持っているらしく、セブンヒルズスクールのみならずウォルナット・クリーク市の公立学校の視察や市長との懇談も予定されています。
 ちょうど、北区の中学生が留学している時期に私たちも視察を行うという日程で、参加するのは北区の教育長、教育指導課長、区議会事務局、議員8名の総勢11名で視察をしてきます。
 昨今、議員の海外視察は非常に風当たりが強いです、選挙も間近に控えているので正直な話、参加するかどうかは悩みました。しかし、北区とウォルナット・クリーク市のとの友好交流の推進や北区の中学生留学の現状確認、問題点の洗い出し、今後の推進のためにも一度見といたほうがいいだろうと判断しました。
 この視察に関しては区議会に出す報告書以外にも、この活動日誌で報告をさせていただきます。

2014年8月26日(火)
企画総務委員会 傍聴

 今日は企画総務委員会がありました。毎年この時期にあるのですが、都区財政調整交付金の普通交付金の額が算出されるのがこの時期なので、それの説明がメインです。
 そろそろ北区議会の第三定例会が始まります。報告することも多くなると思うので、この日誌もなるべく頻繁に更新するようにします。

2014年8月7日(木)
平和の女神像40周年記念式典

 今日は飛鳥山公園にある平和の女神像の建立40周年記念の式典に参加しました。
 中国大使館の大使夫人の挨拶や、2人の小学5年生の平和への願いがありました。
 戦争は絶対してはならない。戦争はいけないことだ。世界のどこかで戦争をしている国があるのは悲しいことだ。こうしたことを小学生が訴えていました。安倍首相に聞かせたかったですね。暑い中ありがとうございました。

2014年7月25日(金)
図書専門委員会

 今日は図書専門委員会です。議会図書室の書籍についての意見交換会です。

 終了後、現行法規一覧のデータベース利用についての説明会がありました。現行法規一覧に関しては議会図書室にずらっと取り揃えていました(法改正があるたびに差し替え等を行う)が、紙ベースで持つよりもデータベース化しているのを見れる方が、コストもかからないし時間的にも早く新しいものが見られるという事で、議会図書室の現行法規一覧をやめることになりました。そのデータベースの使い方を教えてもらう説明会です。なるほど便利になったなと納得しました。これからしっかり活用していこうと思います。

2014年7月24日(木)
政務活動費経理責任者意見交換会

 今日は政務活動費の意見交換会に行ってきました。各会派の経理責任者の方たちと意見交換をして、政務活動費の使い方について議論する会です。
 この間、兵庫県議会議員の政務活動費のあまりにもひどい使い方が問題となりましたが、北区ではもう何年も前からこうして意見交換することで、政務活動費(以前は政務調査費)を厳格に使ってきました。
 私の場合は事務所を持っているためその維持費と、定例会ごとに配る全戸配布ビラ(約2万枚)、支持者の方に配る手紙(約2千6百通)につかう紙代・インク代・封筒代、それを印刷する機械のリース代、そしてなるべく手配りをしますが手が回らないところに係る配送代(メール便等)に使っています。
 北区では今年度から政務活動費に対する第三者機関を設置することにもなったので、透明性や説明責任を果たしていくための努力を続けています。
 議員に対する風当たりが非常に強くなっていますが、それを助長しているのが議員自身であることも理解しています。このところ議員の不祥事が続いていますが、こうしたことを正していかないと、議員自身が民主主義をぶち壊す原因となってしまいます。そうならないためにも身を引き締めていきたいと思います。

2014年7月22日(火)
議会改革検討会

 今日は議会改革検討会です。北区はこういうことに先進的で、各会派の代表を集めて、「より良い議会を作っていきましょう」と会議を設けています。
 今日は今年度の初回ということで、一年間に何をやるかという事を話し合いました。事前に議題があれば提出するというもので、各会派から出された議題を今年一年かけて議論していきます。
 北区議会では今まで、委員会へのパソコンの持ち込み、副議長車の廃止、費用弁償の減額などが、この議会改革検討会で決まり、すでに実施されています。
 今後もより良い議会を目指して議員一同頑張ります。

2014年7月15日(火)
2014北京市青少年キャラバン訪日団 北区長・北区議会議長表敬訪問

 今日は北区役所に北京市の青少年キャラバン(ブラスバンド演奏クラブ)が表敬訪問に来ました。私は日中友好議員連盟に入っており、監査という役職を承っています。そうしたわけでこの表敬訪問にも北区議会側として参加しました。

 北京市にある旧・宣武区(現・西城区)と北区は友好都市間交流を続けていて、西城区に統合したときに、新たな都市名で友好交流を再確認しようという事で、2011年に北区長と北区議会の代表から訪中団を結成し、訪中しました。私もそのメンバーの一員として同行しました。
 その次の年には西城区側の代表団が北区に来る予定でしたが、日中関係の悪化が原因で、来ることができなくなっていました。
 その原因のひとつに、同じく友好都市間交流に来た訪日団に対して、ある自治体N市のK市長がマスコミで取り囲んだうえで『南京事件は無かった』という趣旨の質問をし、何の準備も心構えもしていなかった訪日団の方が回答に窮したことで、帰国後国民から大バッシングを受けるという事件があったことにあるとのことです。
 友好交流に来ていながら、このような罠を仕掛けられてはたまらないという事で、中国側から日本への交流使節団がストップしてしまったという事です。
 まあ、そういう状況であるので西城区の方も来難いとは思いますが、北区としては西城区との友好関係を続けていきたいので、先日中国大使館に訪問し、是非口添えをしてくださいとのお願いをしたわけです。
 そうした経緯もあり、このキャラバンの表敬訪問に際し、前回までは議会側の参加者は議長だけであったけれども今回は日中議連の役職付きも参加することになった次第です。

 私たち(日本国民)は他国の人間と接するときに、日本人の代表として振る舞うべきです。相手の方は私たちの振る舞いを見て、日本人はこういう人間だと判断するからです。それがある程度の地位を持つ人間ならなおさらです。N市のK市長は日本人を代表して、日本人の傲慢さや恥知らずさ、腹黒さを喧伝してしまったのです。
 K市長はその後、南京事件が無かったという訳ではなく30万人という被害者の数がどうの…。と記者会見をしていましたが(もうすでに誰かわかってしまうかな?)、私はそうした考えを持つことを否定するものではありません。友好交流に来た訪日団に対し、そのような振る舞いをすることが日本という国の友好の在り方なのか?そこが問われてしまうのです。
 皆さんも外国に行くときは、あるいは日本に来た外国人と接するときには、日本人の代表であるという自覚を持って対応をしていただきたいと思います。もちろん私自身にも強くいえることであります。

2014年7月2日(水)
中国大使館訪問

 今日は北区議会の日中友好議員連盟のみんなで、中国大使館にお邪魔しました。
 私は他国の大使館に行くのは初めてなので、とても緊張しました。上の写真は中国大使館のお庭です。今日は北区議会議員19名(だったかな?)と区の職員2名でお邪魔し、迎えてくれたのは大使夫人と中国の中日友好協会の方です。
 現在、安倍の暴走に加えて、南京事件が無かったとか、慰安婦に対して軍の強制が無かったなどと主張する議員によって、日本と中国との関係は非常に悪くなっています。もちろん中国側に問題が無いわけではありません。しかし、この歴史認識が両国の関係を悪くしている大きな原因のひとつであることは間違いないはずです。
 私たち北区議会は草の根の交流によって日中両国の友好を推進していきたいと思います。

2014年6月30日(月)
最終本会議

 今日は第二定例会の最終本会議です。
 私はいくつかある議案のうち2つに反対しました。
 一つは軽自動車税を値上げするために区民税条例を改正する条例案、もう一つは補正予算です。
 補正予算では今回、共通番号制に対応するためのシステム改修費が3億円計上されています。私は共通番号制に反対なので、この補正予算には反対しました。
 質問の全文をその内載せたいなと思いつつ、まだ載せていません。すみません。近いうちに『資料室』というページを作りますので、そこに掲載します。

2014年6月27日(金)
議会運営委員会

 今日は議会運営委員会でした。月曜の本会議の運営について決定されました。5分で終わりました。

2014年6月26日(木)
企画総務委員会 傍聴

 今日は企画総務委員会の傍聴をしました。
 今日の主眼は陳情審査です。内容は『解釈改憲による集団的自衛権行使容認に反対してほしい』旨の陳情です。
 中身に関してはそのままなので、結果だけ書きます。
 自民・継続、公明・継続、共産・採択、民主あすか・趣旨採択、みんな維新・継続により継続となりました。継続審査となったため本会議には上がってきません。前にも書いたかもしれませんが、北区議会の継続審査というのは『次に同じ趣旨の陳情が来るまで一時棚上げ』という意味だと私は思っています。
 来週にも安倍総理が閣議決定をしようという状況で、又、全国の100以上の自治体で「反対」又は「慎重」にという意見書が出ている状況で、北区議会では審議中だからという理由で継続審査を主張する議員多数の為、棚上げになってしまいました。このまま戦争に突き進んでいったら、棚上げした議員は区民にどう説明するのでしょうか?
 今日はこの後、集団的自衛権に反対する駅頭宣伝を行うのですが、とても危険な状況なのだという事を区民に知らせていかなければと思います。

2014年6月25日(水)
建設委員会 傍聴

 今日は建設委員会の傍聴をしました。
 毎度思うのですが、5つの常任委員会を3日に分けて行うので、すべての委員会を傍聴することができません。5日に分けて一日ひとつにしてくれるとすべての委員会の議論を聞けるので、今度そういうふうに議会改革できないものか提案してみようかなと思います。
 陳情が一つ来ていました。内容は十条駅埼京線立体交差化を早期事業化してほしい旨の陳情です。全会一致で採択されましたが、議会では地下化を望む声が出ていて、いくつかの要望が出されていました。そもそも北区議会ではかなり以前に地下化の立体交差化を望む決議文が出されていたそうです。しかし、近年では地下化という言葉が使われず、立体交差化という言葉のみで動いているようです。つまり、少なくない勢力が立体交差化するならば地下化でなく、高架化したいと思っているようです。高架下の商業利用などを念頭に置いているのかもしれません。住民の分断等の影響もあるので、私としては地下化の方を望みます。

2014年6月24日(火)
文教委員会

 今日は私の所属する、文教委員会がありました。
 主な報告としては、稲田小学校と桐ヶ丘郷小学校の増築工事、田端小学校のリフレッシュ改修工事、いじめ問題対応マニュアルの配布、中学生の海外交流事業、区立小学校の適正配置の進捗状況などです。
 委員会で質問しましたが、北区の学校では給食のごみの減量化の為に生ごみ処理機を使っているそうです。それはそれでいいのですが、私としては残飯が出ないような方策に力を入れてほしいと思い発言をしました。例えば、パン食と米飯食での残飯の出方を調査してみるべきだとか、季節とメニューで残飯が多い原因と考えられるものが出てくるのではないかとか、学校別で違いが出てくるのかとかです。
 私は以前、プロボクサーとして試合など経験しています。その中で減量による餓えを経験しているため、残飯が多量に出るという事が非常に気になります。日本は食料自給率も低いのですから、なおさら食料を無駄にするという事が気になります。できるだけ残飯が出ないように取り組みを進めていってほしいと思います。
 また、最近私は食育に非常に興味があるので、そうしたところに力を入れて取り組んでいる自治体を視察したい旨の発言をしました。

2014年6月23日(月)
政務調査会長会他

 今日は朝9時30分から4回目の政務調査会長会がありましたが、今回は全ての案文が不調に終わりました。

 10時から地域開発特別委員会を傍聴しました。主な議論は十条駅の埼京線立体交差化の早期事業化を求める陳情が出されていたので、それに対する議論が大きな議題となりました。結論としては全会派一致で採択となりました。私も本会議では賛成する予定です。

 終了後、幹事長会がありました。報告では北区の赤羽岩淵中学校の建設を請け負っていた建設会社のうち一つが民事再生を申請したことで、中学校自体は竣工したものの、今後の初期不具合などの調整工事などを他の建設会社に依頼する可能性がある(その場合もちろん費用は前述の建設会社に請求する)とのことです。

2014年6月20日(金)
本会議2日目

 今日は本会議2日目です。今日は個人質問をしました。個人質問とは何だろうという人の為に今一度説明しますと、北区では本会議上で、区長・教育長に対して質問をすることができます。それを一般質問と言います。その一般質問のうち、各交渉会派の代表がする代表質問(本会議1日目)と議員個人がする個人質問(本会議2日目)に分かれます。
 今日は私を含め9人の議員が個人質問をしました。自分の質問にかかりっきりになっていたので、世間の動きを掴んでいませんでしたが、都議会のほうで野次のことで大問題になっているそうです。
 野次は本当に困るんですよ。気が散るし、反論したくても制限時間内に質問を終わらせなきゃいけないから余計なことしゃべれないんです。自分の発言は議事録に載りますし、余計なこと言わずに自分の声を大きくして野次にかぶせるくらいしかできないんです。
 ですから、北区議会でも野次はあります。この日記の下の方にも触れていると思います。ただ、おそらくだと思いますが、北区議会の野次は政治的信念を持っての野次であると、つまり自身の発言に責任を持っての野次であると好意的に理解できなくもないかなと言っておきます。
 嫌なものは嫌ですけどね。

2014年6月13日(金)
政務調査会長会

 今日は政務調査会長会です。意見書案は4件出されています。内容は決まった後にお知らせします。

 午後3時から北とぴあで男女共同参画室スペースゆうの利用が変わるという説明会に行ってきました。
 スペースゆうは北とぴあの5階・6階にあり、一般利用もできますが、男女共同参画ネットワークに登録している団体は、その目的で使う時には半額の助成が受けられる制度があります。
 その6階部分を縮小し、5階だけにするという事の説明会です。理由はプラネタリウム事業が無くなったので6階部分を指定管理にするためという事です。6階にはプラネタリウムホールと多目的室Cがありますが、その両方を指定管理にするという事です。
 そもそも北とぴあはいくつかの業者がはいり業務委託を行っています。それを2年ほど前に指定管理にすることによって業務が円滑に行えるという事で指定管理にすることにしました。私は現在働いている人の人件費の水準を変えないという区側の説明をしっかり守ることを求めて、『指定管理にすることができるという条例改正』には賛成しました。
 しかし、指定管理者の指定には至りませんでした。金額が折り合わないというのが大きな理由だったと思います。それで区が考えたのが6階部分の投入だと思います。
 こうして経過を考えるとプラネタリウムの廃止も指定管理にしたいがために廃止ありきで動いていたのではないかと思えます。

 そうした経緯で現在、男女共同参画推進の拠点としているスペースゆうが縮小されるというので説明会に参加しました。参加者の方からは批判の声100%です。
『区民とともにの基本姿勢はどこにいったのだ』とか、『これまで男女共同参画ネットワークがしてきた努力や協力に対してあまりにも無情だ』などなど、もっともな意見ばかりでした。

 現在の北区は『民間の活力』という合言葉で働く人をこき使い、『受益者負担』とか『公平・公正』といっては区民サービスを切り捨てる。そのくせ税や社会保険料の徴収には力を入れて取り組み、払いたくても払えない(払う余裕の無い)人に対して差し押さえをする。公共施設の削減ありきの『今後の児童館のありかた』や『放課後子どもプラン』(愛称『わくわく☆ひろば』に決まりました)。

 区民とともに? 長生きするなら北区が一番? 子育てするなら北区が一番? ファミリー世帯の定住化? 教育先進都市?

 笑わせてくれます。





 何とかしなくちゃ……

2014年6月12日(木)
全員協議会

 今日は全員協議会です。議案の説明をしてもらう日です。個人質問をする予定のマイナンバーに関して補正予算が組まれていたのでそこだけ質問をしました。
 マイナンバーは国が勝手に決めて地方がいろいろ苦労しなくてはいけないのですが、その予算が今回のシステム改修費だけで3億円かかります。国費は出るのかと質問をしたところ、4千万円弱出るとのこと。確定ではないにしても地方自治体の負担が重すぎます。マイナンバーに関しての批判のひとつに、そもそもかかる費用に対して自治体や住民の受ける恩恵というのがあまり無いというのがあります。ではなぜこんなことをやるのかと言えば、国の国民監視システムの一つとして。また、自助・自立・自己責任を合言葉に医療制度改悪を行うため。さらに、民間の利用を見越している。つまり特定企業の利益の為に行うという意見も聞きます。このマイナンバーに関しては住民基本台帳よりもさらに危険で、さらに国民を縛り付けるものであるのに、マスメディアでの批判はほとんどないそうです。
 本会議ではそこらへんも追及できれば(時間があれば)と思います。

2014年6月10日(火)
会派総会

 今日から北区議会第二定例会が始まります。今日は会派総会の日です。
 毎度のことですが、会派総会と言っても一人会派なので、新聞配ったり、資料読んだりしています。
 今回は個人質問をしようと思い、質問通告をしました。他の議員はどうか知りませんが、私は質問のテーマを決めるのが質問通告書を出す直前なので、これから中身を考えるのですが、区の理事者はすぐにでも質問の原稿が欲しいようなので、催促をうまくかわしていきたいと思います。

質問のテーマは、
1、マイナンバー(社会保障・税番号制度)について北区の見解と現状を問う
2、プラネタリウムについて
3、働く人の労働状況の改善について(公契約条例・男女共同参画)
4、日本製紙物流等の移転跡地について
5、東十条駅南口に関して
です。

2014年5月26日(月)
臨時本会議

 今日は臨時本会議です。新たな委員会の構成が決まりました。
 この本会議の中で『監査の選任』というものがあります。北区議会では毎年区議会議員の中から2名、監査委員が選任されます。選ぶのは区長です。(区により違います)
 私はこれまで3年間、監査を含む区長人事には賛成してきました。しかし、今年で4年目ですが、つまり今回で8人の監査委員が選ばれてきたわけですが、その中に第三会派である共産党の議員が一人も選ばれていないという状況です。
 北区議会議員が現在43名いて、その中から8人選ばれた中に第三会派(9名所属)から誰も選ばれていない。第一会派(14名所属)からはもちろん、第二会派(10名所属)第三会派(7名所属)からは何度も選ばれています。これはちょっとおかしいと思います。
 何か隠しているのではないかと勘繰られても仕方ありません。この状況では監査の選任に賛成できません。
 しかしだからと言って今回監査に選ばれた2名に不満があるわけではないし、逆に監査としての役割をしっかり果たしてくれる人だと思っています。ですので反対もしません。
 ですので今回、監査の選任については棄権退場をしました。区長に対し、このままの選び方では賛成できませんよという趣旨の退場です。
 6月には第二定例会が始まります。新しい議会構成になったので、改めて気合い入れ直して頑張ります。

2014年5月23日(金)
議会運営委員会

 今日は議会運営委員会です。来週月曜日(26日)が本会議(臨時会)ですので、その議会の進行について決定しました。
 交渉委員会で話し合った委員会のポストなども来週月曜日の本会議で決定されます。また、臨時会では議場の写真撮影があって、『区議会だより』という区議会発行の新聞に載せる写真を撮影します。クールビズ対応中の写真なので、上着着用のノーネクタイという服装で決まりました。別にいやではないのですが、なんとなくどっちつかずな恰好なので、なんだかなと思います。

2014年5月20日(火)
幹事長会

 今日は10時から幹事長会がありました。議題は臨時会の予定など数件です。
 そういえば、幹事長会のメンバーというのを紹介していなかったと思います。
 幹事長会に出席するのは、議長、副議長、議会運営委員会の委員長、副委員長、そして各会派の幹事長です。周りには区議会事務局の方々がそろっています。
 幹事長会は議長室で行います。非交渉会派はオブザーバー参加だったと思いますが、ここではあまり関係なく質問したりしています。
 他の区では各派代表者会議という名称で同じような会議を開いている所もあれば、大きな会派だけで主要なことを決めてしまう議会もあります。
 それを考えると、北区議会は非常に民主的であると改めて感心します。これからもこの民主的な議会を続けていけたらと思います。

2014年5月16日(金)
交渉委員会

 今日は交渉委員会の最終日です。結果的に言うと委員長ポストが一つ決まらずに委員会での互選にゆだねることになりました。
 私自身は文教委員会と、交通環境特別委員会に所属が決まりました。

 この日も話が進まず、最終的に8時過ぎまでかかりましたが決まりませんでした。
 話し合いを基調にすると言いながら、交渉に応じずに委員会での互選によって数の力で役職を取るというやり方はどうなんでしょう? 私はどうかと思います。

 今日は6時半から『集団的自衛権問題を考える北区民の集い(仮)』があったのですが参加できませんでした。残念。

2014年5月13日(火)
交渉委員会

 今日は2回目の交渉委員会です。
 全く話が進まずに終わりました。
 この交渉委員会は話し合いを基調にするというものですが、私はポイント制にして効率よく決めてくれたらと思っています。

2014年5月12日(月)
地域開発特別委員会

 今日は地域開発特別委員会です。西ヶ原に新しく作る児童遊園を視察しました。
 かなり高低差がある場所なので、どういうふうに活用されるのか、今後の展開が気になります。
 児童遊園の設置と、道路の拡幅を兼ねているので、地域住民の方には喜んでいただけることかと思います。
 地域開発特別委員としては今回が最後の委員会だったと思います。次は何の特別委員会に入るのか楽しみです。

2014年5月8日(木)
交渉委員会

 今日から役職交渉委員会が始まりました。
 私はオブザーバーとして参加していますが、この交渉委員会は各会派の思惑が働くため、なかなか前に進みません。
 私は委員会に参加していない時間(各会派が交渉している時間)ずっと待ち時間です。という訳で、今日は控室の資料整理をしていました。

2014年4月24日(木)
議会運営委員会

 今日は議会運営委員会がありました。先日の幹事長会の内容を決定するという中身でした。私も議員生活4年目に突入します。来年は選挙です。あっという間に過ぎてしまった気がしますが、後一年の間、区民の代弁者として頑張っていきます。

2014年4月21日(月)
幹事長会

 今日は朝10時から幹事長会がありました。新年度の初めての幹事長会で、毎年のことではありますが、これから役職交渉委員会というものが始まります。
 各会派で委員長のポストなどを取り合う会です。私は一人会派なので役職とはほとんど関係ないのですが、オブザーバーとして出席します。また、どの委員会に入るのかもここで決定します。5月の連休後から3日間にわたり交渉委員会が予定されています。
 その他、クールビズの連絡(北区議会は5月から)や新しい議場の議席などが決まります。
 議員生活も4年目に突入しました。来年は選挙があります。どのような結果になっても悔いが残らないように頑張りたいと思います。
 

2014年3月26日(水)
最終本会議 他

 今日は北区議会第一定例会の最終本会議の日です。
 朝9時15分から、全員協議会で追加議案の説明です。追加議案は赤羽会館改修工事と、赤羽体育館建設工事の契約案件です。
 10時から本会議です。私はいくつかの議案のうち、心身障害者福祉手当に年齢制限を設ける議案と、国民健康保険の値上げの議案と、予算審査のうちの一般会計予算、国民健康保険会計予算、後期高齢者医療保険会計予算に反対しました。一般会計予算に反対した理由は保育園や児童館などの処遇施設での指定管理の推進に躍起になっていること、今後の児童館の在り方の中で小学生を児童館に居させないという事、北区行政で働く非正規雇用の人たちの処遇改善をしないことなど、北区の働く人に対する冷たい態度と経営改革の在り方に反対するからです。
 また、陳情案件では要介護者を介護予防給付から外さないように国に求めてほしいという意見書と、北とぴあのプラネタリウムの機能を存続してほしい、という2つの陳情が不採択になりましたが、その不採択という結果に反対をしました。
 今日は予算に関して討論がありましたが、その討論の時の野次はどうにかならないものかといつも思います。大体野次が飛んでくるのは、私の座っている所から左の離れた方なのですが、これ以上書くといろいろ問題が出そうなのでこのくらいにしときます。まあ、ある意味議会が盛り上がるという解釈もあるのかもしれません。 おわり

2014年3月24日(月)
議会運営員会

 10時から議会運営委員会がありました。本会議における予算委員会の態度表明を含む、本会議の運営についてです。
 話は変わりますが、私は毎年この時期に花粉症で苦しいのですが、今年は特にひどくはありませんでした。ですが、この連休中はとても苦しかったです。風邪でも引いたんじゃないかと思うぐらい体調が悪かったです。原因は花粉だと思います。暖かくなって過ごしやすくなって気持ちいい日が続きますが、花粉(コレ)さえなければどれだけいいかと毎年思っています。

2014年3月19日(水)
予算特別委員会 傍聴他

 今日は朝から幹事長会があり、追加議案があるよという報告を聞きました。
 議会運営委員会で取り扱いを決定し、3月26日の最終本会議の日に全員協議会と委員会審査、議決を行います。
 10時から予算特別委員会を傍聴しました。長かった予特も今日で終わりです。委員の方お疲れ様でした。
 最終日は補足と態度表明です。どういった結果になったかは最終本会議の日に報告いたします。内容として気になったのは、住宅用の火災報知機の電池が切れるものが出てくるのではないか? という事です。電池が切れた場合、火事が起きても作動しないので、注意喚起が必要であるという内容でした。なるほどなと思いました。私も知人や支持者の方たちと会ったときに注意喚起しようと思います。

2014年3月17日(月)
予算特別委員会 傍聴

 予算特別委員会も今日で6日目、今日は歳入と特別会計についてです。
 ここのところ共産党さんが主張している、『行き過ぎた徴収を見直すべきだ』という質疑は考えさせられるものが多くありました。差し押さえをするにあたって、預金残高をゼロにするというのは、どう考えてもやりすぎです。民間での借金ならいざ知らず、社会保険料が払えなくて差し押さえをするというのは、行政の在り方として間違っています。
 もちろん払える能力が十分にあるのに払わないというならわかりますが、払いたくとも払えないという状況のなかで、正すべきなのは徴収能力を強めることではなく、現在の不公平な税や社会保障の在り方です。
 よく『税の公平性の観点から徴収事務の厳格化を図るべきだ』という意見を聞きますが、例え、その理屈自体が正しいことであっても、現状の不公平な税制度・社会保険料制度の中では、不公平を助長するだけです。
 払いたくても払えない人がいる中で、徴収事務の厳格化を進めるなどは、貧しい人に対して飲まず食わずで税金を払えというのと同じです。これこそ税の不公平です。
 税の基本原則は応能負担です。払う能力がある人が払う。たくさん稼いだときは大目に払い、稼ぎが少ない時は少なめに払う、生活必需品には課税しない。これを守らなければ、貧困と格差が拡大していく一方です。
 税の公平性という言葉を、今一度見直すべきだと思います。

2014年3月14日(金)
予算特別委員会 傍聴

 予算特別委員会5日目は教育の日です。
 北区では2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてのいくつかの取り組みを来年度の予算に入れていますが、そうしたオリンピック関連の質問が多かったと思います。
 北区にはオリンピックの会場となる場所はありませんが、ナショナルトレーニングセンターが西が丘にあるので、その『センターがある』という事をいかしていろいろな取り組みをしていきたいそうです。
 オリンピックが決まって以降あちらこちらでスポーツを通して平和とか国際友好とかうたっています。これを契機にスポーツを推進していこうという話も聞きます。
 しかし、子供たちがボール遊びをする場所もない、グラウンドを借りなければサッカーも野球もテニスもできない。自由に遊べる空地もない。こんな状況でどの顔でスポーツ振興とか言えるのでしょうか?
 学校の部活動をやるにしても道具をそろえるにはお金がかかる。グローブ・ラケット・シューズ・ユニフォームなどなど。
 スポーツをやるとしても、道具をそろえるにもお金がかかる、グラウンドを借りなければ自由にボール遊びをする場所もなくお金がかかる。日本(特に都会)ではそのうちに、お金持ちしかスポーツもできない国になるのではないかと思います。
 スポーツを振興するというならば、こうした状況を変えていってほしいと思います。

2014年3月13日(木)
予算特別委員会 傍聴

 今日は予算特別委員会の4日目、土木・交通・産業の日です。
 朝10時から近くの公園で重税反対の集会に参加していたので、あまり傍聴できませんでした。
 興味深かったのは違法駐輪の問題です。北区では違法駐輪の撤去をされると、返還してもらう時に5000円の移送手数料がかかります。
 ずっと以前は1000円だったので、5000円ともなるととても高いと思います。
 しかし、自転車一台の移送にかかるコストは8000円ほどだそうです。差額が一台当たり約3000円で、その分は北区の負担となります。こうした移送コスト年間一億円を含めて、放置自転車対策だけで年間2億円の費用が掛かっています。もちろんそのお金は税金が使われています。こうしたことを区民にも知っていただいて、違法駐輪を無くしていく取り組みを強めていくべきだと思います。

2014年3月11日(火)
予算特別委員会 傍聴

 今日は予算特別委員会3日目、福祉・衛生の日です。
 今日の質疑の中で興味深かったのは、児童虐待対策の問題、喫煙の問題、待機児童の問題、保育士の処遇改善の問題、地域における買い物の不便さの問題、生活保護の問題、今後の児童館の在り方の問題などです。
 区政というのは、その多くが福祉にかかわることなので、傍聴者としては聞きごたえのある内容ではないかと思います。
 私が日ごろから問題として取り上げているのは、保育士の処遇改善問題と、今後の児童館の在り方の問題、生活保護の問題です。
 今後の児童館に関しては、先の健康福祉委員会で報告されましたが、小学生の居場所としての機能を無くしていくという方向です。
 小学生の居場所を放課後子どもプランにおいて学校に一元化することに対して、小学生の居場所を減らしてはならないという観点で意見を続けています。今後も小学生の居場所としての児童館の機能の存続を求めて働きかけ続けます。

2014年3月10日(月)
予算特別委員会 傍聴

 今日は予算特別委員会2日目、総務費などの質問の日です。
 今日は防災関連の質問が多かったです。というか、ほぼすべての会派が防災関連に言及していました。
 震災から3年がたち、のど元過ぎれば何とやらのことわざ通り、防災に対す区民の意識も何となく薄れてきたような気がします。その中で防災関連の啓発を続けることの重要性は増していくばかりです。
 明日で震災から3年経ちますが、いつ起こるかわからない災害に対して、意識を持ち続けることの難しさを感じます。
 こうした機会に、いざという時の備えを改めてしていこうと思いました。

2014年3月7日(金)
予算特別委員会 傍聴

 今日は予算特別委員会の初日です。傍聴をしました。初日は総括質疑の為、どんな質問にも答弁ができるように理事者がたくさん待機しています。座る場所を見つけるのが難しいくらい委員会室がいっぱいです。そんな中、不通の傍聴席があり、その前に議員だけしか座ってはいけない椅子が2・3個あって、そこに座らせていただきました。
 今日の質問の中では北区が基本政策の柱とする『ファミリー世帯の定住化』と『地域の絆づくり』のうち前者、ファミリー世帯の定住化の観点での質問が多かったと思います。
 また、高齢者施策の充実を求める意見は多いです。介護、地域の見守り、健康寿命の延伸、障がい者の高齢化の問題などです。
 北区は高齢化率が23区で一番なので、高齢者施策の先駆的存在となるべく、行政としてもいろいろな施策を行っていますが、その分生産人口が減少しているので、経済的に厳しいというのが北区の意見です。
 国の大企業・高額所得層優遇の税制の為に地方自治体の福祉施策が充実できない現状を何とか変えていきたいと思っています。

2014年3月6日(木)
本会議中間議決

 今日は朝9時半から議会運営委員会がありました。本会議の運営についてです。約5分で終わりました。
 10時からは本会議があり中間議決をとりました。約5分で終わりました。
 明日から予算特別委員会です。できるだけ傍聴して報告します。

2014年3月5日(水)
企画総務委員会 傍聴

 今日は企画総務委員会を傍聴しました。
 明日の本会議で中間議決をするので、そのために他の会派の態度表明を見に来ました。
 中間議決の部分は全会一致で賛成となるようです。補正予算と自転車駐車場の指定管理その他です。
 明日は本会議中間議決で、その次の日から予算特別委員会です。私は今回委員ではないのでできるだけ傍聴して、面白そうな話があったらご紹介します。

2014年3月4日(火)
建設委員会

 今日は自分の所属する建設委員会でした。
 昨日は区民生活委員会を傍聴しましたが、北区では不燃・粗大ごみに含まれる金属資源の回収に取り組む予定だという事です。また、古布の回収場所が今まで区内で6か所だったものを3か所増やして9か所にするという報告がありました。
 今日の委員会では自転車駐車場を新しく作るという議案審査がありました。
 北区では駅前(王子・赤羽)の放置自転車の数が多く、都内でもワーストに数えられるほどの問題となっています。
 もちろん賛成しましたが、私は今後の料金体系を見直してほしいという要望を出しました。
 現在区の設置する自転車駐車場は一律、一日一回百円というものです。
 四月から消費税が増税されようとしているし、賃金は増えるのかどうなるか判りませんが、年金は2.5%の段階的削減が実施されています。また、社会保険料負担は増え続けている状況でお金を払って自転車を止めることが経済的にできないという人も出てくるはずです。
 こうした状況のなかで民間や他の自治体には最初の数時間は無料というところが出てきているのに、区の自転車駐車場がずっとこのままというのはどうかと思いますのでそうした旨を訴えました。
 また、北区の区民住宅で一年以上空き家になっている所に対して新規で借りる人に家賃補助を出すという報告がありました。ファミリー世帯の定住化を促進するために区民住宅をいくつか借り上げているのですが、家賃が高くて入居者がいないというところがいくつかある為にその対応としての事業だそうです。
 私は現在の労働状況から、北区が求める中堅所得層がどんどん減っていて、低所得層がものすごい勢いで増えていると、北区がファミリー世帯の定住化を望むならば、そうした実態を踏まえたうえで低所得層が安心して暮らせる住宅を提供するべきだと主張しました。
 ちなみに家賃が高くて入居者がいないという部屋の家賃は(所得によって違いますが)2LDKで18万幾千円だそうです。私の住むところの家賃の2倍以上です。
 北区がいう中堅所得層だって税や社会保険料の負担が増えているのに家賃にこれだけ出せる人はそうはいないと思います。

2014年2月28日(金)
政務調査会長会4回目、防災対策特別委員会傍聴、地域開発特別委員会

 今日は朝10時から四回目の政務調査会長会でした。意見書に対しての態度表明です。
 今回決定した意見書は、オリンピック成功に向けてと日本全国にオリンピックの経済効果を波及するための施策を求める意見書と、食品の安全を守るために食品誤表示や農薬混入などが起こらないように実効性のある施策を求める意見書、PM2.5の被害を防ぐために研究と発生抑制のための施策を求める意見書の3件です。3件とも賛成しました。
 その中でですが、私はオリンピックの東京招致には反対をしました。が、東京開催が決定してしまった以上、オリンピックに対して求めるのは震災・原発被災の復興・支援を優先することと、土木や箱物建設に偏らず既存の施設をできるだけ活用すること、また経済効果を日本中に広めることです。放射線等の問題があり手放しで賛成するつもりはありませんが、今回は消極的に賛成(意見書案に同調)しました。
 11時から防災対策特別委員会があり、傍聴をしました。地域防災計画の地域共同復興編(案)のパブリックコメントの実施結果と復興施策編(案)の報告が主です。
 午後1時半からは地域開発特別委員会に出席しました。主なものは木造住宅密集事業の今後の計画です。西ヶ原地区、十条駅西地区と北地区、志茂1丁目2丁目の今後の計画を報告として聞きました。
 こうした地区開発に対しては、地域住民の声を良く聞いて納得の上で実行し無ければならないと思うので、地域住民の方も説明会などの場でしっかりと意見を主張していただきたいと思います。

2014年2月27日(木)
本会議2日目

 今日は本会議二日目で、個人質問の日です。
 今日は傍聴席がいっぱいになるほど傍聴者が集まっていました。
 地域住民の生活に直結する、補助86号線の拡幅工事にたいする質問の場面で、傍聴者から答弁する理事者に対して、「しっかり答えろ」「住民の意見を無視するな」などという野次が飛んで、退場させられる傍聴者が出るほどの騒ぎになってしまいました。
 高齢の身でありながら、これからの生活を激変させられてしまう地域住民の悲痛な叫びに対して、「お前の話なんか聞きたくない」という声が議員席から飛んだのは驚きを通り越してあきれました。それが議員の言う台詞なのでしょうか?
 確かに議会には守らなければいけないルールがありますが、ルールを破ったものに対してならば何を言ってもよいという訳ではないはずです。
 私たち区議会議員は区民の代表であり、たとえ主義主張が違う相手であっても、その言葉を尊重するべきだと考えています。多数決で決める議会制民主主義の社会である故、多数の考えのみが尊重されがちですが、少数の声をしっかり受け止めてより良い方向へ進んでいくのが本当の民主主義であるはずです。
 補助86号線の影響により生活が変えられてしまうのは、そこに住む数百人くらいの住民です。北区民33万人から見るとほんの一部です。その人たちに対して、お前たちは少数だから我慢しろというのはあまりにも冷たく無情ではないでしょうか。
 もちろん北区行政はそのようなことは言っていません。住民にしっかりと説明をして、納得と同意を得ると言っています。それが本当に守られるようにこれからしっかりチェックしていくつもりです。

2014年2月26日(水)
本会議一日目

 今日は本会議です。一日目は代表質問です。
 代表質問は北ケーブルで放映していますので、興味のある方はご覧ください。
 また、北区の公式ホームページで一般質問は動画ですべて見られるので興味のある方は是非観てください。

2014年2月25日(火)
政務調査会長会

 今日は3回目の政務調査会長会でした。
 3回目は意見書案の確定です。ここで確定した意見書案について、4回目で賛成するか反対するかを決めます。
 内容については4回目が終了したのちに報告します。

2014年2月19日(水)
全員協議会

 今日は全員協議会の日です。議案の説明とそれに対する質疑をする日です。
 北区ではこの全員協議会の数日前に、実は『内示会』というものがあります。各会派はここで議案の説明を受けるそうですが、残念なことに一人会派は参加できないし、(前にも書いたかな?)傍聴もできないのです。そして現在、北区で一人会派は私だけです。ちなみに議員に当選して以降ずっと一人会派なので、『内示会』には参加したことがありません。
 一体どんな会議なのか興味がありますが、それが決まりなら仕方ありません。そういう決まりになったのにも経緯と理由があるのだと思います。
 という事で、おそらくですが私以外の会派にとっては全員協議会に対する考えが違うのだと思います。
 私にとっては議案と資料こそもらっているものの、全員協議会の場で議案の説明を聞くことにより議案の中身が理解できるので、説明を聞くのが興味深いです。議案を読んだだけでは理解できないところが多くあります。説明を聞いて「なるほど」と思うのです。
 しかし、他の会派は『内示会』で一度その議案の説明を受けている(のではないかと想像しています)ので、与党にとっては特に反対しない議案の説明を2度聞かされて退屈なのでは? 野党にとっては北区の考えを追求するために準備万端で臨んでいるのでは? などと想像してしまいます。
 何故そういう想像をするのかというと、全員協議会の場での各議員の態度というか姿勢を見てると、同じ会議に参加しているのかと疑問に思うくらい差があるからです。
 まあ、あくまで想像なので本当のところは判りませんし、『内示会』がどのような中身なのかも判りません。
 ですので、私としては新社会党の北区議会議員を増やして『内示会』に参加してやろう。という野望を持っています。

2014年2月18日(火)
政務調査会長会

 今日は第二回目の政務調査会長会でした。
 前回書きましたが意見書案は5つですが、今の見通しだと通りそうなのは2つくらいかなという感じです。
 意見書案が確定するまでは非公開なので、第四回目の政務調査会長会が終了したのち確定した意見書を紹介したいと思います。

2014年2月14日(金)
会派総会 他

 どうも、久しぶりの更新となりました。年明けから風邪で2週間くらい体調を崩したり、都知事選の手伝いであっちこっち行ったり来たりで、忙しい(?)毎日を過ごしていました。
 今日から北区議会第一定例会が始まりました。
 9時半から幹事長会があり、追加予定議案の取り扱いを説明され、10時から会派総会。毎度のことですが、会派総会と言っても一人会派なものですから別に会議はしません。資料を読んだり、控室を整理したりです。
 1時半から政務調査会長会です。今定例会では5件の議員提出議案の案文が出されました。
 2時から議会運営委員会です。本会議の運営などを決定しました。
 選挙も終わったことですし、これからは頻繁に更新しなければな。と思います。

2013年12月11日(水)
議会改革検討会

 今日は朝10時から議会改革検討会です。
 この検討会では、毎回様々なテーマで議会を変革していこうというものです。時代に合わないものや、他議会が新たに取り入れたものなどを、北区議会として検討するものです。今回で4期目だったと思いますが、なかなか結論がでないものもあります。
 この議会改革ですが、何のための議会改革かという視点を持たないと、ただの改革の自己満足で終わってしまうと思います。私としては区民が議会と身近になる、区民が政治に関心を持つ、区民自身が自らの生活を良くするためのツールとして議会を認識する。そういう社会になってほしいと思います。そうした議会改革を心がけていきたいと思います。と言ってもどうすればいいのか悩むところです。ですので『こうした議会になってほしい』という方がいたら、是非お知恵をお借りしたいと思います。

2013年12月6日(金)
最終本会議

 今日は朝9時半から全員協議会があり、先日報告した追加議案の説明がありました。
 10時からの本会議は、特に何の問題もなく終了しました。終了後、幹事長会と議会運営委員会があり、次の予算特別委員会の件や今後の議会日程などを決定しました。
 残念ながら私は次の予算委員会へは出られません。2年に一回しか出られないのでその次の予算委員会となります。が、できるだけ傍聴して、面白そうなのがあれば報告していきたいと思います。

2013年12月5日(木)
議会運営委員会

 今日は議会運営委員会です。
 と言っても、明日の本会議の運営について決定して終わりです。あっさり終わりました。

2013年12月4日(水)
防災対策特別委員会 傍聴

 今日は防災対策特別委員会の傍聴に行きました。初めは委員会の勉強会で、テーマは北区が作成している『北区震災復興マニュアル(地域協働復興編)」(案)の説明でした。
 勉強会終了後に、北区内で行われた震災訓練の報告や不発弾処理の報告、原発事故に伴う東京電力への賠償請求(主に北区が行った放射線の測定に係った経費などの請求)をするという報告でした。
 震災の復興には地域の協力が絶対に必要で、それは災害が起きた後だけでなく、事前の協議が重要となります。町会や自治会に参加する人が少なくなってきていますが、自分たちの街を守るという意味でも、その後の復興のためにも多くの人にこうした会に入会・参加していただきたいと思います。

2013年12月3日(火)
企画総務委員会 傍聴 他

 今日は朝10時から企画総務委員会の傍聴に行きました。気になったところは指定管理者のモニタリングです。
 厚い冊子が配られて、北区の指定管理施設のモニタリングの評価がされているのですが、以前紹介した、労働基準監督署の立ち入りと是正勧告があった保育園では、そのことに触れていない。というのは立ち入りの時期がモニタリングの後に行われたことなのだろうけれども、結果として、北区のモニタリングが機能していないことが判明したのだと思います。これ一つだけを取り上げてモニタリングを批判する訳ではありません。以前にもモニタリングが機能していなかったケースが存在します。
 北区はモニタリングを改善すると言っていますので、期待したいところですが、利用者の利便性だけでなく働く人の立場に立ったモニタリングを実施してもらいたいと思います。
 午後からは幹事長会と議会運営委員会がありました。内容は追加議案の取り扱いについてです。この時期は北区職員の給与改定があり、今年は5年連続の給与減少となりました。これについて、12月6日の最終本会議の朝に全員協議会を開催する等の決定です。

2013年12月2日(月)
文教委員会、健康福祉委員会 傍聴

 今日は朝10時から文教委員会の傍聴に行きました。一時間くらいして山場を越えた(と勝手に考えた)あたりで隣の健康福祉委員会の傍聴に行きました。
 一人会派だとすべての委員会を傍聴することができないので、できるだけ重要そうなところ(資料を読むだけではわかりにくいところ)を選んで傍聴しています。取りこぼしたところは後程『議事録』で確認する、という事を行っています。
 以前、町会自治会連合会の方に言われたことですが、自分の所属している委員会のことしかわからないではダメだ、というのは私も同じ意見です。区民の代表としてできるだけ多くのことを説明できるように頑張ります。

2013年11月29日(金)
建設委員会

 今日は自身が所属している建設委員会でした。議案が一つと陳情2つがメインであったと思います。
 議案は権利の放棄についてです。北区が十何年か前に行った赤羽西口再開発のときに、北区まちづくり公社が取得した駐車場を先日北区が買い取りました。約8億円です。
 今回はそのまちづくり公社が北区に対して負っている負債に対し、北区は債権を放棄するというものです。その金額は23億円余りです。
 前にも書いたかもしれませんが、このまちづくり公社は今後解体いたします。
 例えば、まちづくり公社が存続し、駐車場を管理し続けて何十年かすれば北区の債権をペイできるという可能性もありましたが、北区が直接駐車場を管理する方が税金などの面で早い段階でペイできる可能性があるという説明がありました。この点で第三定例会では駐車場の取得に賛成しました。
 また、この議案が否決された場合、負債を抱えた状態でまちづくり公社が解散してしまうので、法制上も信用面も、また手続き的な面もかなり面倒なことになるという事です。もちろん債権が返って来るわけではありません。
 まあ、そもそも『北区まちづくり公社』は北区が100%出資して作った財団法人なので、北区と同じものだと考えていいかもしれません。問題は債権の放棄というよりも、40億円で買った駐車場が現在は8億円の価値しかないというところだと考えます。
 であるならば、私自身としては賛成せざるを得ない議案だと考えます。十何年前の赤羽西口再開発の、そして当時の北区行政、及び当時の北区議会の尻拭いを今回したという事だと考えています。
 また、陳情が二つありましたが、そのうちの一つ、都市再生機構の団地に住んでいる方々から家賃値上げに反対する意見書を国に提出してほしいという陳情でした。私は採択を主張しましたが、継続を主張する会派と半々にわかれてしまい、継続審査という結果になりました。
 違法貸ルーム、いわゆる脱法ハウスが社会問題となっていて、北区内にもいくつも違法貸ルームの疑いのある物件が出てきています。こうした問題の抜本的な対策として、都市部の高すぎる住宅費を誰もが安心して生活できる金額にする必要があると以前から主張しています。住宅セイフティーネットとしての性質を持つ都市再生機構の住宅費を、この情勢下(消費税を含む税負担の増大、又、社会保険料負担の増大、年金の削減、賃金の減少、不安定雇用の多い非正規雇用労働者の増大など)で値上げするなど貧困を増大させる事につながる所業だと思います。誰もが安心して暮らせる社会を目指して今後も訴えていきます。

2013年11月28日(木)
政務調査会長会

 今日は4回目の政務調査会長会でした。今回確定した意見書は働く人の賃金上昇の為に政府主導で賃金配分ルールを作ってくださいという趣旨の意見書です。
 他に2件の意見書案が出されましたが、不調に終わり2件とも取り下げられました。確定した意見書は全会一致で決まりました。
 いろいろ政治的な駆け引きとかがあり、この政務調査会長会はあまり好きではありません。真に区民のことを考えて行動すれば別の結果になるのではないかと思うこともままあります。
 そうはいっても、一人会派という力の強くない存在ですので、今はこうしたことを皆さんにお伝えすることぐらいしかできませんが、これからも頑張りますのでよろしくお願いします。

2013年11月27日(水)
本会議2日目

 今日は本会議2日目で個人質問の日です。北区の代表質問では最初の答弁者が区長と教育長(再質問に対する答弁者は別)なので、ほぼ質問した順番通り回答が来ますが、個人質問では区長の答弁は質問の中の一つだけで、それも最初の質問に対してという訳ではありません。その他の質問に対しては、各所管の部長が自分の所管の部分のみを順次答えるので、質問の順番と答弁の順番が異なることがあります。ですので質問の内容によっては答弁がうまいこと把握できないことがあります。というのは個人質問をしている(自分の)場合、相手の答弁に対して再質問をするので、その答弁があっち行ったりこっち行ったりすると、再質問を考える余裕がなくなります。ですので事前準備が必要なのです。
 今までの傾向でいけばたぶんこういう答弁が返ってくるだろう、というものをいくつか想定しておいて、こういう答弁の場合はこういう再質問とか、どんな答弁であってもこれだけは言うぞ、的なものを考えておいて個人質問に臨みます。
 それでも予期しない答弁が返ってくることがあるので、それに対してうまく再質問ができるようになれば、ベテランの議員と言えるのかな? なんて考えています。

2013年11月26日(火)
本会議初日

 今日は本会議初日で代表質問の日です。朝9時半から幹事長会がありました。傍聴を希望する方が手話通訳を同席させてほしいという事なので、特例措置としてそれを認めるという事が話し合われました。
 北区議会において、手話通訳付きの傍聴者は初めてだそうです。今後こう言うことも増えていくのだと思いますので、特例措置ではなくきちんとした対応を作っていく必要があります。
 10時から本会議です。代表質問を聞いていて思ったのですが、傍聴者が拍手とかをすると議長から『静粛に』という声がかかるのですが、議場の議員が野次とか激励を飛ばしても『静粛に』の声がかからないのは腑に落ちません。まあ、それも含めて議会の見応えの一つかもしれません。
 昨日は第三回目の政務調査会長会だったのですが、政務調査会長会は非公開という性質があるので、中身が確定するまでは会議の中身を公開できません。第四回目の政務調査会長会が終わった後に確定した意見書についての意見を述べさせていただきます。
 明日は本会議2日目で個人質問の日です。今回私は質問しませんが、次の第一定例会には一般質問をしたいと思います。

 

2013年11月19日(火)
全員協議会

 今日は全員協議会でした。報告遅れましたが、11月15日に会派総会、議会運営委員会、政務調査会長会の第一回目があり、北区議会第4定例会が始まりました。
 今日の全員協議会の中で、気になった議案は指定管理施設の指定期間終了に伴う新たな指定管理者の指定に伴い、ひとつ(複合施設なので2施設合わせてひとつと考えます)が従前の指定管理者が継続せずに新たな管理者に変更するというものです。
 いままでこうした指定管理施設の期間満了で従前の管理者が継続しなかったのは、いろいろ問題を起こした某保育園を除けば初めてのことだと思います。
 ここで気になっているのは現状の従業員がどうなるのかです。指定管理者が変わるたびに従業員が変わってしまっては、働く方としては5年で雇止めになってしまうことと同義です。
 今日の全員協議会の場で、その点を指摘しました。北区としては従前の従業員が継続して働けるように、新たな指定管理者と話し合いをしてくれるようですので、是非働く人が犠牲にならないようにしてもらいたいと思います。
 また、継続して働きたいけど(新たな管理者が承諾せずに)働けないという方が出てしまったとしたら、北区は指定管理者の推進をやめるべきであると考えています。
 働く人を大事にしない社会は決して長続きしません。北区の指定管理者推進も、働く人を大事にするという立場を持たなければ、近いうちに破たんすると思います。その一端が上記の北区の指定管理保育園(いろいろ問題を起こした)で起こった従業員の大量退職問題であったり、別の指定管理保育園で今年起きた労基署の立ち入り調査問題に表れていると思います。
 こうした問題を何とかしていくためにも、まだまだ力は小さいですが地域の為、働く人たちの為に頑張っていきたいと思います。

 

2013年11月11日(月)
議会改革検討会

 久しぶりの更新です。葛飾選挙の応援をしていたので、そちらでの活動が多かったのですが、本日開票が行われ『みずま雪絵』さん見事初当選をいたしました。
 ネット選挙のルールがよく解らないので何となく更新を自粛してしまいましたが、この間はみずまさんの応援で葛飾に結構行っていました。当選してよかったです。みずまさんおめでとうございます。また、応援してくださった方々もおめでとうございます。
 今日は議会改革検討会でした。この議会改革検討会ですが、これまでも北区議会は様々な改革をしてきました。費用弁償の減額、副議長車の廃止、議員の委員会室へのパソコンの持ち込み解禁、未だ実験段階ですが予算特別委員会や決算特別委員会のネット放映などなど。
 今後は議会基本条例をどうするかというのが大きな問題になってくると思います。これに関してはいろいろ勉強が必要で、議会でも2回にわたり勉強会を行っていますし、各議員も勉強していると思います。
 今後、北区議会はもっと区民に身近な存在になる必要があります。議会の改革によって区政への関心がもっともっと高まればいいなと思います。

2013年10月4日(金)
最終本会議

 今日は第三回定例会の最終本会議です。
 私が今定例会で反対した議案は、『平成24年度国民健康保険事業会計決算』(一般会計と他3特別会計決算には賛成)と請願にあった『複数税率と新聞の軽減税率適用を求める意見書』です。
 また、『消費税の税率引き上げの中止と国民共通番号制導入の中止を求める意見書提出に関する件』という陳情が出ていましたが委員会では『不採択』となってしまいました。この『不採択』に対して反対を表明しました。
 私のスタンスとして、現在の北区の行政の在り方のままであるならば、一般会計含む予算案には大体反対します。ですが、決算には執行に大きな過ちが無い限り大体賛成します。
 北区に対していろいろ言いたいことはたくさんありますが、決算委員会の中の質疑の中で訴えましたし、これから提出する予算編成への要望書の中で強く訴えていくので、終わってしまった決算に対しては賛成もやむなしという感じです。
 その中で、国民健康保険事業会計に関しては、このままでは格差拡大の原因になってしまうということを常々言っています。現状の北区のやり方では区民の生活は苦しくなる一方だという意見と共に、今後の北区の姿勢を変えてもらいたいため反対しました。
 
 また、10月1日に消費税増税の方向性が定まりましたが、最後の最後まで消費税増税には抵抗します。また、消費税減税と消費税そのものの廃止を求めて頑張ります。

2013年10月3日(木)
議会運営委員会

 今日は最終本会議に向けた議会運営委員会です。
 各議案における各会派の態度の確認と明日の本会議の運営について決定がされました。明日が最終本会議です。決算もあったので中身が濃くどうすれば皆さんに内容を報告できるのか? このホームページを少しいじってみようと思います。

2013年10月2日(水)
企画総務委員会 傍聴 防災対策特別委員会 傍聴

 今日は午前中は企画総務委員会の傍聴に行きました。
 議題は昨日の建設委員会ででた、2件の条例案件です。昨日の建設委員会では所管審査だけで、今日の企画総務委員会で各会派の態度表明です。全会派一致で賛成となりました。
 午後の防災対策特別委員会を傍聴しました。陳情が1件出されていたのでその審査です。内容は避難所に太陽光パネルの設置を求めるものです。
 避難所というと主に学校になりますが、北区では新築の学校にはかなり以前から太陽光パネルを設置する方向で動いているので、既存校に取り付けるということになると思いますが、既存校の屋上に入れるには校舎の構造上の問題や、現在使用している屋上のヘリマークや緑化事業等で面積的にもいろいろと取り組まなければならない課題が出てきてしまいます。
 しかし、もちろん避難所にもしもの時の電源確保は大事な問題です。
 ですので、既存校にはできる限りの電源確保に努力してもらい、新築校にはできるだけ大容量の太陽光パネルを設置して欲しいと思っています。
 この陳情は継続審査となりました。

2013年10月1日(火)
決算特別委員会F 建設委員会

 今日で決算特別委員会も終了です。
 今日は補足質疑ということでした。総括質疑と補足質疑は各所管の部課長級がそろっているので、課をまたいでの質問をしようと決めていました。
 今日は、8月1日の生活保護扶助費減額によって、影響を受ける北区の各施策を聞きました。
 生活保護基準の扶助費減額によって、就学援助に影響が出るということは、少なくない人が知っていると思いますが、それ以外に何に影響が出るのかというのは詳しく知っている方は少ないと思います。
 では、実際にどんな影響が出るのか? これを質問しました。
 といっても、26年度の国の税制改正により未定というところもあります。また、今年度は影響が出ないというところもあります。影響を遮断するよう行政が努力することもあります。
 つまり、区民にはほとんど実感はないと思います。しかし現実に生活保護の扶助費を減額することで、たくさんの影響が出ます。それは生活保護受給者だけではなく、低所得層にも大きな影響を与えます。それは何故か?
 何故、影響が出るのか?
 何故、生活保護を基準とするのか?
 何故、生活保護が必要なのか?
 そういったことを、区民に知ってもらいたいと思いました。
 区民税、国保、介護、就学援助、保育、障害福祉、区の奨学金などなど。
 様々なところに影響が出るので、各課の課長がそろっている今日、あえて質問をしました。
 生活保護受給者憎しで扶助費を下げろ下げろと主張していた方々もいるようですが、冷静になって考えてほしいと思います。


 午後3時からは建設委員会がありました。追加議案2件です。
 先日、区が取得した駐車場の建物を利用するために駐車場条例と駐輪場条例の2件の条例案件です。明日の企画総務委員会で決まり、金曜日の最終本会議で採決となります。
 建物の取得には賛成しました。ですので、今回の2条例案に反対する理由はありません。
 使い勝手を良くした方がいいと思いますが、とりあえずは現状のやり方(現在も稼働中)を踏襲するということなので今後の課題とします。

2013年9月30日(月)
決算特別委員会E

 決算特別委員会も残すところ明日一日のみとなりました。
 今日は一般会計の歳入と4特別会計についての質疑です。
 私は国民健康保険の問題を取り上げました。まあ、毎度のことなのですが。
 しかし繰り返し繰り返し求めることで、変わっていくこともあるはずです。区内の中低所得層の負担ばかりが重くなる現在の国民健康保険の在り方を問い続けたいと思います。

2013年9月27日(金)
決算特別委員会D

 今日は教育関連の質疑です。
 私は福祉のところでもやった、SNS等の利用から起こるトラブルや犯罪から子どもを守るために、というものを教育の観点からという質問と、貧困が広がる中で子どもの学ぶ意欲をどう伸ばすか?という質問をしました。
 決算特別委員会は各会派持ち時間制で、会派の委員数ごとに持ち時間が違います。
 たとえば自民党は100分、公明党は74分、私は22分という感じです。
 そして、質疑の順序も順繰りに変わります。
 並びは多数会派順で、自民、公明、共産、民主あすか、みんな・維新、新社会ですが、一日ごとに先頭の会派が次の日には最後という感じで変わります。
 これは初日の総括質疑と最終日の補足質疑を除くので、2日目に自民党が一番、3日目に公明党が一番、4日目に共産党が一番、今日は5日目で民主あすかが一番という感じです。
 月曜日の6日目はみんな・維新が一番ですが、最終日は元に戻るので私が一番初めに質疑をすることはありません。
 私は結構緊張する方なので、一番にならなくてよかったと思います。
 決算特別委員会もあと2日です。最後まで頑張ります。

2013年9月26日(木)
決算特別委員会C

 今日で決算特別委員会も折り返しです。今日は環境、産業経済、土木に関しての質問です。
 今日は私は地域の課題をいくつか取り上げました。保健所の前の通りにコミュニティバスを通してほしい。東十条駅の南口のバリアフリー化の進捗状況、及び、現状座る場所が無いので、待ち合わせの人たちの為に今、ベンチをつけてほしい。首都高王子線の振動・騒音問題。住まい改修支援事業の拡充と放置自転車対策の5項目を質問しました。
 内容は今後全文を掲載します。
 ようやく折り返しになりました。全7日間ですのであと3日。頑張ります。

2013年9月25日(水)
決算特別委員会B

 決算特別委員会も3日目となりました。今日は福祉と衛生に関する質疑です。
 私の質問はソーシャルネットワークサービスや情報アプリによって起きるトラブルや犯罪から子どもを守るためにという趣旨で啓発、学習、教育を行う必要性を主張しました。この件は5日目の教育の時にも質問するつもりです。
 次に、今後の児童館の在り方について、小学生の居場所を残してほしいという主張。また、子ども医療費助成制度の拡充を求めました。
 細かい内容については、今後全文を掲載したいと思います。と予算の時にも書いたきり実行していませんが、今度こそ今までの発言を全文掲載したいと思います。
 明日は決算4日目、ようやく折り返しです。頑張るぞ!

2013年9月24日(火)
交通環境対策特別委員会 傍聴

 今日は決算特別委員会の中休みというと変ですが、交通環境対策特別委員会があり、それを傍聴しました。
 内容は板橋駅のバリアフリー化工事の計画を進めている所、地下に埋設物があり、その関連で工事が遅れるという報告でした。
 板橋駅は、北区・板橋区・豊島区の3つの区の境にあり、その3区とJRで共同でバリアフリー工事の計画を進めています。
 地価の埋設物というのは昭和30年代に東京電力が通したケーブルだそうで、単に取り除けばいいという訳でなく別ルートで通しなおさなければならないため、2年ほど工事が遅れるという報告でした。
 特に北区は高齢化率23区で一番という状況なので、バリアフリーへの取り組みは急がれています。
 今回は、仕方がないといえば仕方がないので、今後何事もなく工事を進行して、できるだけ早くの完成を望みます。

2013年9月20日(金)
決算特別委員会A

 今日は決算委員会2日目、総務関係の日です。正確には総務費・公債費・諸支出金・予備費の項目について質疑する日です。
 私は今日は、指定管理の推進を見直してほしい。ということと、指定管理のモニタリングは不十分ではないか?という点、そして滝野川地域の区民サービスが他の地域と比べて差があるように思うので、何とか区民サービス向上に努めてほしいという主張をしました。
 どうも私は興奮すると、早口になってしまい、又、口調がきつくなってしまうみたいです。直さなければいけない悪い癖です。
 今日は委員会が終わった後からずっと、きつい口調でしゃべり過ぎたと反省しています。区民の為に健全な区政運営に努力し続けている職員の皆さんにはいつも本当に感謝をしています。
 次回、決算委員会3日目(9月25日)からは、落ち着いてしゃべるように心がけます。

2013年9月19日(木)
決算特別委員会@

 今日から決算特別委員会が始まりました。全七日間の日程で今日は初日の総括質疑でした。
 総括質疑では区政全般にわたって質問ができます。2日目以降は、総務関係、福祉関係、教育関係などと各項目ごとに質問をするので、なかなかやりにくいところがあります。
 その点、初日の総括質疑は区政全般、何を聞いてもいいので質問を考えるのが楽です。
 今日、私が質問をしたのは、北区行政の正規職員の削減を非正規雇用の増員で穴埋めしているのではないか?というところを主軸として、北区の非正規職員の雇止めをやめることを求め、また、非正規雇用の増加と低賃金労働者の増加で結婚率が低くなっている現状から、子育て一番を掲げる北区は政策を労働者保護に置き換えるべきだ。という趣旨の質問をしました。
 大きく4つの項目を用意したのですが、時間配分を完全に間違えてしまい、一つの項目しか質問できませんでした。今日できなかったところは各項目の日に行いますが、まずは明日の総務関係です。
 7日間、がんばるぞ。

2013年9月18日(水)
中間本会議

 今日は本会議で中間議決がありました。最終本会議まで待っていると支障がある、という議案を決算委員会が始まる前に議決してしまうものです。
 内容は補正予算3件と、教育委員会委員の任命の同意です。
 その後補正予算が通ったので、その関連で追加議案が1件出されました。建物の取得です。18年前に『北区まちづくり公社』が取得し、管理運営している駐車場(がある建物)を北区が買い取るといったものです。
 これだけ聞くと単純な話に聞こえますが、まちづくり公社そもそもの在り方と今後の解体、まちづくり公社に対する北区の債権、赤羽西口再開発の後始末、駐車場のある建物の耐用年数等、さまざまな議論が紛糾し、予定を大幅に超える時間がかかりました。結果としては共産党が棄権退場、その他の会派は賛成という形になりましたが、私としてもこの建物の取得には、納得して賛成したわけではなく、この建物の取得を行わないとまちづくり公社が解体できないという理由、そしてこれ以上まちづくり公社を存続させても北区の負担が増えるだけだという観点から、消極的に賛成しました。内容が複雑すぎるので説明を省略したことをお詫びいたします。

2013年9月17日(火)
企画総務委員会 傍聴

 今日は企画総務委員会を傍聴しました。
 気になってた陳情が1件あったので、それが目的です。
 内容は「北区発注公共工事における建設業退職金共済(以下建退共)証紙添付実績報告書の採用をしてほしい」という陳情です。
 建設業に従事する職人(現場労働者)にはほとんど退職金というものがありません。そのために創設されたのが建退共の制度です。現場労働者が一日働くごとに証紙(310円)をもらい、それを建退共手帳に張ることで、積み立てた金額が退職金の代わりになるというものです。
 一日働いて310円でも10年、20年、30年働けばかなりの金額になるという、制度的には素晴らしいものなのに現場労働者にはその制度を知らない人も多いということです。

 この証紙は公共事業を請け負う時に、発注金額にその証紙代金も加算して見積もっているので、実質お金は税金から出ています。工事を請け負った会社も証紙を買うことが半ば義務付けられるので、必ず買います。問題はその後で、現場労働者に回っていないことが多いみたいです。全国的な問題ですが、元受企業に証紙が余っていることも多いとか。ひどいところは余った証紙をインターネットで販売しているという事実もあるようです。
 繰り返しますが、元は税金で買ったものです。こうした制度的には素晴らしいのに、運用ができていないために形骸化している制度というものは結構あります。
 こうしたことの対策として、埼玉県は県をはじめ多くの市町村で建退共証紙購入状況報告書と建退共証紙添付実績報告書の提出を義務としています。この「報告書の義務化により、建退共制度が労働者の退職金制度として機能している」という県担当者の声もあるようです。
 こうしたことを北区でもやってくれないかというのが陳情の主旨です。
 私は傍聴の立場ですが、この陳情には賛成(採択)の立場です。が、やはり委員会に所属していないというのは本当にもどかしいものです。委員会としての結論は採択4、継続4となり継続審査となってしまいました。賛成したのは公明、共産、民主あすか区民クラブです。継続は自民とみんな・維新です。
 議会の構成で行くと議員が43人。自民14人と、みんな・維新が2人で16対26(議長を除く)で賛成多数なのですが、委員会では継続と採択が同数だと継続に決まってしまうので(これ初めて知りました)、本会議では採決無しとなってしまいました。
 陳情者の方は大変残念がっていました。
 傍聴していた私も大変がっくりしました。がっくりしていても仕方がないので、次に同じ陳情がでたときに、なんとか力になれるようにしたいと思います。今の私は見ていることしかできないので、歯がゆいです。

2013年9月13日(金)
建設委員会

 今日は自分の所属している建設委員会がありました。
 『違法貸しルーム』いわゆる脱法ハウスと呼ばれているような住宅の疑いのある物件が北区にも43件あり、その状況と今後の対応の報告がありました。
 日本の住宅事情はどんどんと悪くなってきてます。高い家賃で借りれない、保証人がいないので借りれない、1人暮らし高齢者なので借りれない、など様々な問題があり、又、安い家賃の地方へ行きたいが仕事が見つからない、など八方ふさがりの状態です。
 こうしたことへの対策なしに違法貸しルームに対し、事業者に『是正指導』というものをやっても解決することは難しいと思います。是正されるべきは現在の住宅事情であり、国や東京都、また北区です。こうした対策を進めずに貸しルーム事業者ばかりを責めても何にもなりません。
 家賃の安い公営住宅を求める人はたくさんいるのに、都も北区も新設、増設をしようとしません。そのうえ税や社会保障の負担は増え続け、そのうえ円安で燃料・食料品などの生活必需品が値上がりし、電気・ガスも値上がり、給与や年金は下がり続ける。これではその内国民の多くが生活できなくなってしまいます。生活保護受給者が倍増するのも遠い未来の話ではなさそうです。それを見越しての8月からの扶助費の減額かもしれませんね。

 

2013年9月12日(木)
区民生活委員会 傍聴

 今日は区民生活委員会を傍聴しました。
 請願が2件と陳情が2件出ていたので、各会派の意見を聞きたくて傍聴しました。

 請願は私のところにも紹介議員になってください、というお願いが来ました。うち、1件は紹介議員になりましたが、1件は断りました。
 この請願と陳情との違いは紹介議員を必要とすることです。陳情との違いはそれだけですが、紹介議員となった会派はその請願に賛成することが義務付けられます。まあ当然だと思います。
 私が紹介議員となった請願の内容は『固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書を提出してほしい』というものです。これは毎年同趣旨の請願を提出されています。全会派一致で賛成採択されました。(全会派が紹介)

 もう一つの私が断った請願は、私と共産党以外の4会派が紹介議員となっていました。
 内容は『複数税率導入と新聞への消費税軽減税率適用を求める意見書を提出してほしい』という請願です。
 何故、後者の紹介を断ったかというと、私はそもそも消費税の増税に反対です。今回の請願は消費税の増税がなったときに、複数税率と新聞に対しての軽減税率を求めるといった内容でした。これに賛成することは、消費税の増税を認めてしまうということになります。心情的には複数税率や軽減税率の導入は必要だと思いますが、今回の請願の書き方では賛成できません。

 陳情2件のうち1件は『原発ゼロをめざし、自然エネルギーへ政策転換することを求める意見書を提出してほしい』という陳情。これは継続審査になりました。
 もう1つは『消費税の税率引き上げ中止と国民共通番号制導入の中止を求める意見書の提出してほしい』という陳情です。
 私は2つの陳情は両方賛成するつもりでしたが、1つが継続審査になってしまったので、本会議での採決はありません。もう1つの消費税ほうは、反対多数で不採択になってしまったので、本会議でその『不採択に対して反対』します。
 ここでですが、先の請願の複数税率導入の件を賛成してしまうと、こっちの消費税の陳情に賛成できなくなってしまいます。つまり、『さっき、増税を前提とした請願に賛成したじゃないか』と言われます。
 それはそうなんですが、この辺が難しいところで、請願の紹介議員になってください。というお願いを受けてから数分、長くて十数分で紹介議員になるかどうか判断することが多いですが、そのときは他にどんな陳情が来るかわからない状況です。内容を見て短時間で、この請願には賛成できるか賛成できないか判断し、自分のところにお願いに来てくれた人に対して、「これはできない」と断るのは精神的にもきついものがあります。他の会派の方がそろって賛成しているとなおさらです。
 もっともっと勉強して、自分の信念を強く固くしていく必要がありますが、まだまだ未熟です。

2013年9月11日(水)
地域開発特別委員会 他

 今日は朝9時15分から決算特別委員会の理事会がありました。内容は会派が行った資料請求のひとつが提出できなくなったということです。
 9時30分からは第4回目の政務調査会長会です。意見書案に対する態度表明で今期定例会で確定したのは1件です。内容は後日紹介します。
 10時から私の所属する地域開発特別委員会の説明会がありました。内容は十条西口再開発の事業展開について、組合結成が今年度中なのでこれまでの概要と今後の展開です。
 終了後、地域開発特別委員会です。説明会のまとめと報告事項が3件。
 説明会では再開発地の地権者、借地権者の権利変換がきちんと権利者の不利益にならないようにできるのか?という質問が出ていました。再開発事業ではトラブルがよく起きるので、それを今のうちから抑えるようなきちんとした説明と、権利者の同意が必要です。
 十条周辺については西口再開発と共に、不燃化促進事業、立体交差化事業など課題が山積しています。議員として地元の声を議会に届けて、より良い街づくりに貢献したいと思います。

2013年9月10日(火)
本会議2日目

 本会議2日目は個人質問の日です。代表質問と個人質問を合わせて一般質問というようです。
 先日少し書きましたが、再質問のはなしです。質問者自身が予算や決算の委員の時は、再質問で「詳しいことは決算委員会で再度質問します」と言うことがよくあります。
 これは2種類の意味で汲み取ることができます。

 一つは、『特に再質問はないけど何も言わないで終わるのは格好悪いので、とりあえず言っておく』くらいの意味ですが、これ以上書くと問題がありそうなのでこの辺にしておきます。

 もう一つは、『この案件は委員会で追及するから、答弁をしっかり準備しといてね』という意味です。
 一般質問は事前に質問書全文を区側に提出する。ということを先日書きましたが、これは事前にどういうことを質問するか知らせておくことで、答弁で『きちんと回答を得る』ということを目的としています。
 どういうことかというと、事前に何も知らせず質問して、区側が「資料が無いのでわかりかねます」「後程、報告します」という答弁では、質問する方としてもその先に進めません。あらかじめ質問内容を知らせることで、ある程度の答弁を引き出し、その答弁に対して再質問をすることで、自分の求める答弁を引き出すことが一般質問の目的なのです(私の個人的見解ですが)。そして、なかなかいい回答が得られないときに、今日の話を前提として委員会でもっと詳しくやるから準備しといてくださいよ。というメッセージです。
 決算委員会では時間制限があるので、「個人質問で話した件ですが」と言い、説明を省くことで時間短縮にもなります。

 何を目的として一般質問をするのか? というのは各会派・議員によって違うと思いますが、私の場合は先ほど書きました、自分の求める答弁を引き出すためだと考えています。しかし、悲しいかな一人会派では影響力はほとんどありません。『前向きに検討します』というような主旨の言葉を引き出せれば大健闘ですが、特に非正規雇用の北区職員の待遇改善とか、指定管理の現場職員の給与の調査及び待遇改善などを求めても、やんわりとですが完全に拒否されます。ですので、これ以上言ってもいい回答は得られないなと判断したときは、言いたいことを言って終わらせます。私の場合、このパターンが多いですね。でもこの積み重ねが大切だと信じて、今回の決算委員会も頑張ります。
 

2013年9月9日(月)
本会議

 今日は本会議の日です。
 本会議初日は代表質問の日です。交渉会派(4人以上の会派)の代表者が質問をし、主に区長と教育長が答弁をするものです。明日の個人質問もそうですが、こうした本会議質問はある程度前の日に質問内容の全文を区側に提出しています。ですので区長の答弁も当然前もって用意している原稿を読むものです。この答弁に対して再質問ができます。こうすると、区長ではなく各所管の部長や課長が答弁をします。その答弁に対し更に再々質問ができます。そして、区側の答弁で終了となります。

 最初の質問と区長・教育長の答弁は原稿を読むだけなので、ある意味予定調和ですが、再質問と再々質問が議員の腕の見せ所です。区長の答弁に対して更に切り込んでの質問をするのです。議員の中には答弁に対しての再質問というよりも、自分の調べた事例などを再質問の中で紹介して「北区も検討してください」といったやり方を好む人も多くいます。私の場合は質問自体が直接的(単刀直入)なものが多いので、答弁に対して疑問(不満)をぶつけるといった再質問のやり方を好みます。
 どちらがいいという訳ではありませんが私のやり方の場合、答弁から再質問の間に頭をフル回転させないと議論がかみ合わないのでかなりの集中力が必要ですし、事前の勉強が大変です。この勉強が足りないと、再質問がしりすぼみに終わってしまいます。自分のことですのでよくわかります。もっと勉強します。
 こうした代表質問、個人質問は北区の公式ホームページの中で動画で見ることができます。ただし、再質問以降は見られません。残念です。しかし区議会議事録(これも公式ホームページ)で全文が読めるので、興味のある方は是非見てください。リンクを貼っておきます。
 北区議会 会議録検索システム
 明日の個人質問は6名です。私は決算の準備に追われてしまい、今回の個人質問は見合わせました。

2013年9月6日(金)
政務調査会長会

 今日は第3回目の政務調査会長会です。提出された意見書案の文言の確定です。次回最終の政務調査会長会で態度表明です。
 私は議員1期生(三年目)ですが、一人会派の為、政務調査会長会も毎回参加しています。いろんな意見書案が出される中で、他の地方議会が全会一致で提出するものと同じ内容でも北区議会では意見が分かれることは少なくありません。
 こうした様々のことを見ていると意見書案の内容よりも、どこの会派が出した意見書案なのかというのも関係しているのではないかと勘ぐってしまいます。意見書案の内容よりも会派の政治判断が重要視されているのではないかと、嫌な考えが浮かんでしまいます。
 まあ勘ぐりすぎだと思います。各会派はそれぞれの考え方があるので、意見が違うのは当然のことです。皆それぞれの立場や考え方によって、別のやり方で北区民のそして国民の為に努力しているのです。というように納得しておこうと思います。

2013年9月3日(火)
政務調査会長会

 今日は第2回目の政務調査会長会です。
 1回目は会派総会の日の午後にありました。
 政務調査会長会というのは、北区議会として東京都や国に対して意見書を提出するために、各会派の意見を調整する会です。
 定例会ごとに4回の政務調査会長会があり、1回目は意見書案の提出と提案会派から提案理由の説明、2回目が各会派から提案会派への質問や訂正要望『こうしてくれれば賛成できます』『この意見書案では賛成できない』などの意見交換、3回目は文言の修正、4回目で態度表明となります。
 私は2回目の会議が一番重要で密度の濃い会議であると思います。
 この政務調査会長会はできるだけ全会一致を求めるもので、各会派で意見を言い合い、できるだけ譲歩して全会一致で意見書を出そうという会議ですが、そう毎回うまくいくわけではありません。
 全会一致の時は問題なく意見書を議員提出議案として本会議に提出します。そうなれば全員賛成なので採決も簡単に終わります。
 意見が分かれたとき、提案会派が意見書を議員提出議案として出すか、取り下げるかが判断のしどころです。
 議員提出議案として出したとき、賛成が多ければいいのですが、少なかった場合、その議案(意見書)に対して北区議会は否決したという結果が出てしまいます。今後同じような議案が出たときそれが先例となってしまいます。また一事不再議で同一会期中は同じ主旨の議案が出せないということもあります。そうであるならば、今後の為に今回は取り下げようという判断が出てくるわけです。内容が重要であればあるほど、そうした判断が難しくなってくるわけです。
 そうした、各会派の意見・思惑を最も主張するのが第2回目の会議だと考えています。
 新社会党議員団は政務調査会長会にはオブザーバー参加ですが、北区議会は民主的なのでしっかりと意見を聞いてくれます。それが他会派に対して影響がでることも稀ではありますが、あります。ですので、この第2回の政務調査会長会というのは非常に緊張しますし、終わるとホッとします。一息つけました。

2013年9月2日(月)
全員協議会 他

 今日は朝9時から幹事長会がありました。そして10時から全員協議会でした。
 幹事長会では追加議案の取り扱い、不発弾の処理をどうするか等を説明されました。
 全員協議会は以前にも書いたと思いますが、定例会の議案の説明を聞いて、それに対する質問をする会です。
 今定例会は決算特別委員会があるので、決算資料の説明がありました。従来はこの説明が非常に長かったのですが、今回から説明の仕方を整理したということで、かなり早く終わりました。まあこれについての良し悪しは今後の判断だと思います。
 この全員協議会というのは見ているとある意味面白いです。熱心に質問する人たちと、早く終われと考えている人たちがいて、その対比が面白いです。傍聴している人が少ないというのもあるかもしれませんが、その場にいると議員の態度がもろにわかります。それは普段の委員会や本会議でも多少感じますが、全員協議会のそれはあからさまです。これ以上書くと問題が発生する恐れがあるので書きませんが、区民のみなさんにはいろいろな場での議員を見てもらいたいなと思います。 

2013年8月30日(金)
議会改革検討会

 今日は議会改革検討会がありました。
 今日のテーマは災害時の議員の対応マニュアル作成についてです。
 阪神淡路大震災の後、災害が起こったときに議員はどういう動きをするかを考え、その対応書が残っているのですが、東日本大震災の時にあまりうまく機能しなかった(その対応書の存在を知らない人が多かった等)という反省を踏まえて、マニュアル化し今後に生かそうという試みです。議員の安否確認、各地域の情報交換、議会の開閉の判断、傍聴者への対応、行政の災害対策本部との関わりなどを決めるために、その骨格をどうするかを話し合いました。
 23区でこうした災害対応マニュアルを作成している議会はあまりないようなので、北区のマニュアルが今後のモデルとなるように知恵を出していきたいと思います。

2013年8月29日(木)
会派総会その他

 今日は朝10時から会派総会です。1時半からは政務調査会長会、2時からは議会運営委員会です。
 こうした一連の会議によって、第三定例会が始まりました。という気分になります。
 今回は決算委員会の委員なので、いろいろと忙しくなりそうです。
 議会の内容をできるだけ多く日誌で報告していきたいと思います。

2013年8月28日(水)
政務活動費経理責任者意見交換会

 今日は1時半から政務活動費経理責任者意見交換会がありました。今日の主要なテーマは、政務活動費の透明性の確保、また、使途の妥当性の確認のために第三者機関を設置するべきではないかという議論です。
 北区では政務調査費のころから、意見交換会を通して使途の妥当性を話し合っていました。ですので他自治体で時々問題になるようなおかしな政務調査費の使い方はしていないと思いますが、それを議会の自己満足とせずに第三者機関によって更に厳重にするべきだという議論だったと思います。
 それが、透明性の確保にもつながるということなので、経理責任者全員一致で大枠了承という運びになりました。
 政務調査費から政務活動費へと変更したことによって、いろいろ多岐にわたり確認すべきことがあるので、この意見交換会は今年度かなり回数をこなすことになりそうです。

2013年8月27日(火)
議会運営委員会

 今日は朝11時から議会運営委員会がありました。何故そんな中途半端な時間からかというと、10時から第三定例会の『内示会』があったからです。この『内示会』というのは定例会の議案を教えてくれるらしいのですが、一人会派は出席できないため、又、傍聴もできないために、どういうことをしているのかわかりません。まあそのため、議会運営委員会が11時からという半端な時間から始まりました。
 会議の内容は『陳情』の内容が著しく不適切な場合、『受理しないことを決める』ことができるというものです。個人や団体の誹謗中傷とかプライバシーにかかわること、民間の争いごとなど、議会が陳情として取り上げるのは不適切なもの除外します。という内容です。
 除外するにしても全会派一致を原則とするものであり、又、判断基準も決まっているので区民の陳情権を制限するものでは無い、という理解です。昨年の議会改革検討会での検討項目として議論してきた内容なので、今日の議会運営委員会ではすぐに決定されました。
 上記のように誹謗中傷等は困りますが、陳情権というのは区民の大切な権利ですが、このような権利を持っていることを知らない区民も多いのではないかと思います。今後は駅頭などを通して、この権利を有効に行使していただくように訴えていこうと思います。

2013年7月30日(火)
幹事長会 他

 今日は朝9時から幹事長会がありました。赤羽北で不発弾が発見されたため、その対応の報告などが議題でした。といっても、いまだ掘ることができず、種類さえわからない状態だそうです。
 10時からは図書専門委員会です。議会図書室の本の入れ替えについての議論です。毎年一回この委員会があります。最近はインターネットで簡単に調べ物ができるので、議会図書室があまり利用されていないようです。私は時々判例集などを借りて読みます。
 1時半から議会改革検討会です。今期の最初の検討会なので、一年かけてどのようなテーマを検討するかを確認しました。今期の最大のテーマは『議会基本条例を作るための特別委員会を設置するための議論』だと思います。
 9月に入ると決算特別委員会があるので、8月はその準備と勉強をメインで頑張ります。

2013年7月3日(水)
地域開発特別委員会

 今日は地域開発特別委員会です。この委員会は担当区域の道路拡幅整備や再開発事業、木密解消などを主要議題に取り上げています。十条地区の立体交差化などが大きな問題として数年、数十年のスパンで話し合われています。
 今年度は常任委員会が建設委員会、特別委員会が地域開発特別委員会なので地域の建設・再開発関係のことをガッツリ勉強していきます。

2013年7月1日(月)
平成25年第2回定例会 最終本会議

 今日は最終本会議の日です。朝9時半から追加議案の説明のための全員協議会が開催されました。
 内容は昨年度末(今年の3月末)に廃止になった区民保養所である『はこね荘』の売却です。
 そもそもの経緯は昨年、平成24年6月の委員会で平成24年度末を持って『はこね荘』を休館します。ということになりました。それが年度末、今年の第一定例会において、『はこね荘』を廃止します。ということになり、議会で議題となりました。
 未だ休館を始めてもいないのに、いきなり廃止にするなんて何をこんなに急いでいるのだろうと不思議に思ったものです。
 それがもう売却。こうしてみると、売却したいがために廃止を急いだのではないだろうか?廃止の前に売却の相手先と話がついていたのではないか?という疑念がわいてきます。ですので、全員協議会の場で質問をいたしました。
 「一般入札となっているが、初めて相手方が施設を買いたいと打診してきたのはいつですか?」
 「3月の本会議での議決より前に『はこね荘』の内覧会を行っているが、売却前提の行為ではないか、議会の議決の前に行うのが一般的なことなのか?」
 という趣旨の質問をしましたが、答弁としては「入札の時が初めての相手の意思表示である」「2月の企画総務委員会で廃止の方向性を報告した時点から進めている、売却基準価格を決める審議会は本会議の翌日にしている。だから問題ないと認識している」というものでした。
 こんなに急いで議決を得る前に売却の方向性で進むのは、やはり何かしら意図があるのではないかと勘ぐってしまいます。
 最近では区民サービスを採算性重視で考えたり、受益者負担という考えを推し進めたりして、どうも区民サービスの在り方が歪んできているように私は感じます。財政が大変だという理由で様々な経費削減を推し進めていますが、そういうわりに庁舎の建て替えとか再開発事業に年間数10億円の積み立てを行っている。行政の運営を税金で賄っている以上、まずは区民福祉、区民サービスを最優先しなければならないはずです。ですが北区行政では、採算重視、計画重視のように感じます。今後、区民サービスの在り方を問い続けたいと思います。
 私はこの『はこね荘売却』の議案には反対しました。
 その他、保育園の指定管理の指定2件と、年金2.5%の削減を国に求める意見書を出してほしい旨の陳情書を不採択にします。という委員会審査について私は反対をしました。

2013年6月28日(金)
議会運営委員会

 今日は議会運営委員会でした。来週の月曜日が今定例会の最終本会議なので、その本会議の運営についてが議題です。
 月曜に本会議が終わると火曜・水曜には特別委員会が開催されます。火曜日の午前に交通環境対策特別委員会、午後に防災対策特別委員会、水曜の午前に地域開発特別委員会です。
 そして、その翌日の7月4日から参議院選挙となります。北区議会は選挙の日程をなるべく避けて議会を開催してくれているのですが、他の自治体はどうなんでしょうね? 疑問です。後で調べてみようと思います。

2013年6月27日(木)
企画総務委員会 傍聴

 今日は企画総務委員会の傍聴をしました。
 昨日の日誌で常任委員会は2つ同時にと書きましたが、北区の常任委員会は5つなので、企画総務委員会だけ単独で行います。
 理事者の紹介、書記の紹介、事務事業の概要説明と続き、議案審査と報告事項です。私はかなり委員会を傍聴している方だと思いますが、委員会の傍聴では『議案審査』と『陳情審査』が見応えがあります。というのは、議案や陳情に対してどの会派がどのような意見を持って賛成するのか反対するのか、それを見るのが一番興味深いからです。議案審査の時は主に反対意見で、賛成する会派はほとんどしゃべりませんが、陳情審査はどちらも意見を言わなければならないので、一番見応えがあります。
 先日の区民生活委員会の中で陳情審査の時に(年金2.5%削減の件)、理事者が補足説明をした時に、削減される金額の数字を間違えて少なく説明してしまい、各会派の態度表明の後に訂正して、陳情者の人たちが(何人か傍聴に来てました)「なんで今頃!」と憤っていました。が、実は説明が正しくても結果は変わらなかったと思います。というのは、委員会が始まるときにはすでに、各会派の態度は決定しているからです。だから『会派』の態度表明なのです。個人個人で違う態度(賛成・反対)がとれれば、委員会の中の陳情者の意見などを斟酌して態度を変えることもできるかもしれません。が、会派の態度表明である以上、会派の会議の中で決定してから委員会にのぞんでいるのです。ですから、陳情者の意見を何も聞いていないような態度表明をするのです。会派の意見を『読んでいるだけ』のような人は特にそうです。ですから、勉強していない議員はそうした陳情者の生の意見に対応できないのです。先日書いた、『陳情者の生の意見より数字が大事』というのは、そうしたことが原因のひとつとなっていると思います。しっかり勉強している議員であれば、陳情者の話をふまえた上で「それでもこうこうこういう理由で不採択とします」くらいは言えます。まあ、中には○○党と同じでいい。なんて考えの会派が存在しますが、これ以上は言わないことにします。
 ちなみに私は一人会派なので、他の議員のように会派の拘束を受けません。議案や陳情に対し、自分の意見を言わなければならないので(あたりまえのことなのですが)勉強しますし、他の会派の意見に合わせることもしません。是々非々でやっているので、『区長提案にはすべて賛成』なんて事もしないし、『すべて反対』なんてこともしません。与党とか野党とかそういう括りで誤解されている方もいると思うので念のため。

2013年6月26日(水)
建設委員会

 今日は建設委員会と健康福祉委員会が同時並行で開催されました。常任委員会はいつもこのように2つ同時に開催されます。できればすべての委員会を傍聴したいのですが、それができないので、自分の所属委員会がある日は別ですが、そうでないときはどちらを傍聴しようかと悩むときがあります。だいたい陳情とか、態度が分かれそうな議案を審査する委員会を傍聴することにしています。今回は所属している建設委員会に出席です。
 建設委員会は、まちづくりが主な事業内容です。
 今日は新年度の最初の委員会だったので、初めに担当理事者(部課長級の職員)や書記の紹介と、事務事業の概要の説明から始まり、今定例会の議案の内容に対する各会派の意見(所管事務調査)、陳情が一件あったのでそれの態度表明、そして報告事項という流れでした。
 陳情の内容は、荒川河川敷のルールの中に『自転車はいつでも止まれるスピードで走行すること(時速20キロメートル)』という項目があるのですが、それが7月に撤廃されると一部新聞報道があったため、撤廃するのをやめてくれるよう働きかけてくださいという内容です。
 理事者の説明では、河川敷での自転車と歩行者の事故が多いため、新たな安全ルールを作る動きがあるのは確かだということです。しかし、事故が複数件おきているからこその新たなルール作りなのだから、今までよりも安全に配慮したルール作りがなされると思います。
 そうはいっても歩行者の安全を求める陳情者の不安も理解できるので、ルールを残すことを求めるのでなく、今までより安全なルールを作るよう働きかけてほしいという解釈をして、私は趣旨採択(意見付き採択)を主張しました。
 他の会派は、共産党が採択を主張、自民、公明、民主あすか区民クラブは継続を主張しました。理由としては、新たなルールを作っていくところだから少し様子を見るべきだ。という趣旨です。継続主張が過半数を超えたため正式に継続と決まりました。この場合、最終本会議での態度表明はありません。
 議員となって3年目に入りましたが、委員会や本会議の進行は未だ慣れません。まだまだ頑張らなければ。

2013年6月25日(火)
区民生活委員会 傍聴

 都議会議員選挙も終わり、北区議会も今日から委員会が始まりました。私の活動日誌も選挙中は自粛していたので、本日から再開いたします。昨日からでもよかったのですが、昨日は一日ビラまきをしていたので、報告することが何もなかったため今日からの再開となります。
 今日は区民生活委員会と文教委員会でした。私の所属は建設委員会なので、今日はありません。ですので、今日は区民生活委員会を傍聴しました。というのは陳情が一件あったため、そちらの各会派の意見を聞きたかったためです。
 陳情の内容は年金の2.5%の削減に反対する意見書を、北区議会として国に提出してほしい。という内容でした。私はこの陳情の採択を最終本会議で主張するつもりです。が、各会派の意見はどうかというと、自民、公明、民主あすか区民クラブ、みんなの党・維新の会の4会派は不採択を主張しました、採択主張は共産党だけでした。
 税金や社会保険料の負担が増えていて、年金は下がり続ける一方で、年金で暮らしている高齢者の方の中には、本当にぎりぎりの生活をしている方がたくさんいます。中には毎月借金をして、年金でそれを返済して、を繰り返している方もいます。
 このような状況の中で、消費者物価指数とか、物価スライドだとかの数字を理由にして年金を下げるなど、高齢者を苦しめるだけです。
 日常品の物価が上がっているのに、例えば自動車の値段が下がっているから、トータルで物価が下がっている。物価が下がっているから年金を下げてもいい。なんて考え方ではどうにもなりません。
 年金で暮らしている人たちの生の声を今日の委員会の場で聞いているのにもかかわらず、それを無視して物価指数などの数字を大事にするなんて、私は間違っていると思います。
 こういう時一人会派だと非常に歯がゆいです。一言言ってやりたかったです。
 『数字が人を左右するんじゃない、人が数字を左右するのだ』とかね。
 とにかく残念でした。

2013年6月12日(水)
本会議ほか

 今日は朝9時から幹事長会で、追加議案の取り扱いについて協議し、9時半からの議会運営委員会で決定しました。内容は北区が持っている保養所(昨年度末に廃止)である『はこね荘』の土地建物の売却の件です。7月の最終本会議で議決されます。
 10時から本会議です。今回は選挙の影響か個人質問が無く代表質問のみなので、明日の本会議は無く、今日だけで終わります。北区では代表質問は交渉会派(4人以上で構成する会派)のみなので、自民、公明、共産、民主あすか区民クラブの4つの会派のみ代表質問があります。定例会が年に4回あるので、4人で一回りという配慮なのかと思います。私も一人会派で代表質問を年4回やってもいいよ、といわれても用意できないと思うので、現状のままで不満はありません。
 ただ、代表質問は北ケーブルテレビで放映されるので、それだけはうらやましいと思います。それ以外の個人質問などは北区の公式ホームページで動画が見られるので興味がある方は見てみてください。

2013年6月6日(木)
政務活動費経理責任者意見交換会

 北区議会ではだいぶ以前から政務調査費の使い方について、各会派の責任者による議論を重ねてきました。今年度から政務活動費に変わることで、昨年12月から幾度かの意見交換をしていますが、未だ結論に至っていない部分がいくつかあるため、意見交換会が行われました。
 政務調査費については、非常に使い方がよくないというようなことを、マスメディアなどで取り上げられることがあります。が、北区では上述したように以前から意見交換を行い、区民に説明できるような使い方をしなければならないとして、全会派共通の理解というものを深めてきました。
 たとえば飲食を伴う会合の参加費には使わない。とか、事務所費として使えるのはかかった費用のは3分の1が上限であるとかです。(例えば事務所家賃とか)
 法律の改正により、政務活動費の利用の幅が広がりました。それに伴い、それじゃああの部分はどうなるんだ、とか、これはどうなるんだ、とかそういう細々したものをこれから議論をして、区民の理解を得られるように全会派共通の理解を深めていくのが目的の会議です。
 私は事務所を構えているので政務活動費のいくらかを事務所の維持に使わせていただいています。最近では事務所を構えない議員の方も多いみたいです。自宅を事務所にする議員も増えています。どちらがいいとかはわかりませんが、うちの事務所は困った区民の駆け込み寺のような側面もあるので、できるだけ事務所を維持していきたいと思います。

2013年6月5日(水)
全員協議会

 朝10時から全員協議会です。今定例会の議案の説明ですが、今回はあまり数が多くなくて、12時半頃には終了しました。
 条例案件、契約案件、そして指定管理者の指定が2件、これはどちらも保育園の指定管理です。
 北区は本当に指定管理を推進するのが好きで、次々と指定管理施設を増やしていきます。サービスの拡充と経費の節減を求めるのはいいのですが、そのつけを現場で働く従業員の方々に押し付けてしまってはいけません。
 これは駅頭の場でも何度も訴えているのですが、現場で働く人たちがしっかり報われるような仕組みを作らなければ、指定管理の推進は低賃金で不安定な雇用形態の人たちを増やしていくことにつながります。
 この辺の仕組みづくりを北区行政に求めて続けていますが、今後も働く人がきちんと報われるような北区を作るために頑張ります。

2013年6月3日(月)
会派総会他

 今日は朝10時から会派総会です。各会派の総会で定例会の始まりを告げるような会議です。まあ、会派の総会と言っても私は一人会派なので、1人で議案を読んだりして時間をつぶしているのですが、電話がかかってきたり、お客さんが来たりで意外と忙しいです。
 午後1時半からは政務調査会長会です。国や東京都に意見書を出すために、案文を提出し会議で内容はどうか文言はどうか、最終的に賛成するかしないかを話し合う会議です。普段は4つくらい意見書案が出されるのですが、今回は選挙が近いせいか意見書案はゼロです。そのため定例会ごとに4回程会議をやるのですが、今回はこれ1回で終了です。
 午後2時からは議会運営委員会です。本会議の運営について決定されます。今回は選挙前だからなのか代表質問のみで、個人質問はゼロでした。本会議はほぼ毎回、個人質問の為に1日追加しているのですが、今回は追加なしで行うようです。
 区議会はこんなで大丈夫か?と思いもしますが、北区選出の都議会議員が誰になるかは、北区政にも大きく関わってくるのでしょうがないかなと思います。

2013年5月28日(火)
幹事長会他

 今日は朝から幹事長会、議会運営委員会、政務調査会長会に出席しました。新年度の顔合わせがメインです。これからよろしくお願いします。

2013年5月24日(金)
臨時本会議

 今日は臨時本会議でした。
 朝9時45分開会放送で集まり、移動理事者の紹介、10時から本会議です。
 初めに3つの特別委員会の委員長から1年間の活動報告があり、その後、議長選挙(任期2年)、副議長選挙(任期1年)、常任委員会の委員選任、特別委員会の委員選任、監査委員の同意等があり、終了が12時半頃でした。
 こうした、臨時本会議が毎年最低1回あります。その1回とは今回のような役職の改選を行う臨時会です。
 昨年は6月の第二定例会前に臨時会が2回ありました。西ヶ原南保育園の新築工事の請負契約の件で、4月中に議会の議決が無いと、開園予定までに工事が終了しないという理由で4月に臨時本会議が行われたのです。
 今議会改革が進められていて、北区でもこうした定例会の会期制を通年議会に変えようという意見も出ています。今後どうなるかわかりませんが、議会改革の目的は区民生活の向上の為に行うことですので、いろんな意見を取り入れて議会改革に取り組んでいきたいと思います。

2013年5月23日(木)
議会運営委員会

 今日は議会運営委員会です。テーマは明日の臨時本会議の日程の確認です。特に大きな事案はありません。主に幹事長会で取り上げられたことを決定しただけです。
 明日の臨時本会議で委員会の所属が正式に変わるのですが、各議員の所属委員会の一覧が配られました。建設委員会と地域開発特別委員会のみなさんは、一年間委員会でよろしくお願いします。

2013年5月17日(金)
幹事長会

 今日は朝10時から幹事長会でした。テーマは交渉委員会の結果報告と監査委員の選任について、次の臨時本会議の日程などです。多くが、23日に行う議会運営委員会で決定します。交渉委員会が終了して、本格的に今年度の議会の開始となります。

2013年5月16日(木)
交渉委員会B

 本日の交渉委員会ですべてが決まりました。
 私の所属は建設委員会と、地域開発特別委員会です。これから一年頑張ります。

2013年5月13日(月)
交渉委員会A

 本日は第2回目の交渉委員会です。委員長、副委員長のポストもほぼ決まり、自分の所属したい委員会の要望を提出するところまで進みました。
 待ち時間が非常に長いのですが、合間に新聞配ったり、今日は東京土建北支部の方と懇談をしたりして、過ごしました。
 交渉委員会はあと一回予定されていますが、それできっちり終わることを切に望みます。

2013年5月8日(水)
交渉委員会@

 今日から交渉委員会が始まりました。交渉委員会とは議長とか副議長とか各委員会の委員長とか副委員長を、どの会派がやるか決めます。あくまで『どの会派がやるか』決めるのであり、『誰がやるのか』までは決めません。そしてその後、各会派でどの委員会に何人委員を入れるのかの交渉をします。これは北区だけなのか?他の自治体も同じやり方なのか?はわかりませんが、とにかくそういう会議です。
 今日からと書きましたが、以前は4日間交渉委員会があったそうです。一昨年は3日、昨年は2日で終わっているので、交渉次第で早く終わることもあります。
 我が会派『新社会党議員団』は一人会派ですが、委員長とか副委員長に必ずしもなれないという訳ではないみたいです。ですが、議員一期生でありまだまだ未熟者ですし、そもそも委員長とか副委員長とかの役職には興味が無いので役職要求はしていません。入りたい委員会を希望するだけです。一昨年度は区民生活委員会、昨年度は健康福祉委員会だったので、次は経験していない委員会に入りたいと思っています。本当は目当ての委員会があるのですが、入れなかったときに気まずいので明言しないことにします。
 どの委員会に入るにせよ、しっかりと自分の意見を表明していきます。また、傍聴できる委員会はなるべく傍聴して、駅頭や配布ビラなどで区政報告をいたします。

2013年4月26日(金)
議員勉強会

 午後から議員勉強会です。テーマは議会基本条例の課題と展望です。北区議会では昨年度までに4年度にわたる議会改革検討会の中で、議会基本条例について議論をしています。私は23年度と24年度の2回にわたり議会改革検討会のメンバーとして議論に参加していますが、その過程で議会基本条例のことを勉強しようではないかということで勉強会を行ったという経緯です。
 議会改革の目的は住民福祉・住民生活の向上だと私は考えています。日本の政治は国民と切り離されているような状態だと私は考えています。政治に参加するのは選挙に行く時だけ。『お任せ民主主義』と言われる所以です。本来、民主主義はそういったものではなく、単なる多数決でもなく、少数派の意見をきっちりと吸い上げて、話し合うことによってより良いやり方を模索するためのものだと思っています。
 そのためには国民は、常に学習を続け、話し合い、考えて、行動をおこす。時に政治家に意見をしたり、選挙によって糾弾する。または自らが政治の場に立つ。こういった運動が必要なのですが、日本では浸透していません。選挙制度もそういったものが不十分です。
 議会基本条例等の議会改革により住民と政治との乖離を埋めてゆかなければならないと感じています。自分たちの社会は自分たちの行動によって作っていくものだということを国民が真剣に考える必要があると思います。

2013年4月26日(金)
議会運営委員会

 今日は朝10時から議会運営委員会です。テーマは委員会の構成と、臨時会の招集について、それから新年度の議席についてです。
 先日報告しましたが、今現在一人会派が3つです。私の所属する『新社会党議員団』と『みんなの党議員団』、『みんなの党アジェンダ』ですが、そのうちの『みんなの党議員団』の方が、維新の会に変わり、『みんなの党アジェンダ』と統一会派を作ることになりました。名称は『北区みんなの党・維新の会議員団』だそうです。それに伴い議席のほうの調整がありました。ということです。
 そうしたことで、5月1日付で一人会派が私だけになってしまいます。まあ、もともと私だけだったのでどうということはありません。しかし、区民は覚えてくれるのかな?

2013年4月23日(火)
幹事長会

 今日は朝から幹事長会でした。テーマは25年度の役職交渉の件と、不発弾の問題、職員の不祥事の問題などの続きが主でした。不発弾に関しては、以前報告した通りです。職員の不祥事は未だ捜査中の為、全貌は明らかになっていません。その他は26日に行う議会運営委員会で決定することの事前打ち合わせみたいなものです。議会運営委員会の後、いくつかご報告いたします。

2013年4月12日(金)
議員野球大会

 今日は議員の野球大会の予定だったのですが、北区議会は北区職員の収賄事件を受けて参加を自粛し、棄権することにしました。幹事区だったので、他区の議員の野球部の方にはご迷惑をおかけしました。
 それと、西ヶ原で発見された不発弾の処理の日程が決まりました。詳細は北区のホームページに掲載されていますが、6月4日に現地で爆破処分をすることになりました。大分先の話になりますが、不発弾の信管には保護キャップをしており、土のうも積んでいて、敷地全体の立ち入り禁止と24時間体制の警備員で安全確保は十分に行っているとの報告がありましたので、事故などの心配はいらないようです。

2013年4月10日(水)
幹事長会

 今日は緊急で幹事長会がありました。テーマは昨日からテレビや新聞、ネットなどで報道された、区の職員による収賄事件です。まだ、全貌が明らかになっていませんのでコメントは控えます。
 もう一点、会派の構成の件で話がありました。4月1日付で『みんなの党議員団』が一人離脱で一人会派になりました。
 もともと2年前の選挙の時、みんなの党は3人候補者を立てて、そのすべてが当選し、3人で『みんなの党議員団』を結成しました。その後、昨年の末に二つに分裂し『みんなの党議員団』2名と『みんなの党アジェンダ』1名という形になっていました。
 それが今年の4月1日付で『みんなの党議員団』2名のうち1名が『民主あすか区民クラブ』という統一会派に所属替えし、北区議会内の一人会派が3つという状況になりました。上記2会派と私の『新社会党議員団』です。
 これが5月の役職改選でまた変化するという話ですが、それはその時にまた、ご報告します。

2013年4月5日(金)
幹事長会

 今日は、朝9時半から幹事長会でした。新年度ということで事務局の新しい職員の紹介とか新しい出退勤表示の話とかなんやかんやがテーマでした。その後に区議会だより編集委員会というのがあったのですが、それは傍聴せずに帰りました。
 その後(幹事長会の後)、新聞の配達や集金、新規の勧誘などを行いました。私は毎週90部近い新聞を配布しているのですが、新聞を読んでいただくというのが一番新社会党のことを知ってもらえることなので、あちらこちらで勧誘をしています。購読をしていただいている方にはいつも感謝をしています。ありがとうございます。

2013年4月4日(木)
議員野球練習試合

 本日は議員野球の練習試合でした。対戦相手は北区の幹部職員の皆さんです。あちらもこちらも、皆さん仕事が忙しくてなかなか人数が集まらないのはいつものことです。
 試合開始は夜七時くらいでした。結果は幹部職員の勝利です。皆さん鍛えてらっしゃって、動きが僕らとは違いましたね。
 本番は他区の議員との対戦ですが、結果はどうあれ怪我だけはしないように気を付けます。

2013年3月27日(水)
最終本会議

 本日は平成25年第一定例会の最終本会議です。
 朝9時20分から退職する理事者の挨拶があり、9時30分から全員協議会でした。内容はこの間、3月15日に報告した補正予算の説明です。
 10時から本会議、途中で補正予算の審議のために文教委員会、建設委員会、企画総務委員会があり(すべて傍聴しました)、その後の本会議の運営を決定するために議会運営委員会を開会、終了後に本会議があり、終わったのは12時前あたりです。
 その後、幹事長会と議会運営委員会がありました。これは、毎定例会後の恒例で次の議会までの日程等の確認が行われます。議会運営委員会までが終わると、次の議会までほっと一息という感じです。
 午後1時から、議員野球部の総会がありました。野球部と言っても春の時期以外はほとんど活動していません。この時期に何をやるのかというと、近隣の区の議員野球部との交流試合があります。試合と言ってもそんなに本格的なものでなく、交流がメインだと勝手に思っています。4月の平日の夕方から夜にかけて試合をやって、交流を深めるといったイベントですが、みんな忙しいので、メンバーが全員(現在22名)がそろうことは、まずありません。予算委員会が終わってのリフレッシュという感じで参加したいと思います。

2013年3月26日(火)
防災対策特別委員会

 午後から防災対策特別委員会がありました。
 私はこの委員会に所属しています。委員会には常任委員会と特別委員会があって、各議員はそのどちらにも所属します。また他に議会運営員会と予算と決算の特別員会があります。
 この委員会は毎年所属を決めます。私は昨年度は区民生活委員会と、交通環境対策特別委員会でした。一つの委員会にいた方がいいという話もありますが、私は一人会派ですし、まだ議員2年目の新人なのでいろいろな委員会を経験してみるつもりです。
 今日の議題は北区地域防災計画の改定に関することが主でした。

2013年3月26日(火)
議会運営委員会

 明日は北区議会第一定例会の最終本会議なので、その運営について議会運営委員会で決定しました。
 どこの会派がどういう態度表明をして、討論はどうするかということも決めます。

2013年3月22日(金)
予算特別委員会F

 今日で予算特別委員会が終わりました。最終日補足は今まで言ってきたことのまとめです。
 働く人を守っていく自治体になってほしい、という思いをぶつけました。
 討論としては、一般会計予算案と国民健康保険の予算案に反対し、残りの3特別会計には賛成しました。
 いろいろと大変だったけど、とても勉強になった予算特別委員会でした。

2013年3月21日(木)
予算特別委員会E

 今日で予算特別委員会も大詰めです。明日は補足と討論、採決のみとなります。本日の議題は一般会計予算のうち歳入に関すること、又、国保や介護などの特別会計の歳入・歳出です。
 私のテーマは初日の総括でやった続きからです。国保は払いたくても払えない人がいるのだから、もう少し応能負担原則を守るべきだ。ということと、介護保険制度の中でホームヘルパーの労働状況が非常に厳しいので、北区としてできることをしてください。という内容です。
その後、予算特別委員会の理事会があり、明日の討論の順番や採決の方法などを決めました。
 長かった予算特別委員会も明日で終わりです。23分の持ち時間と5分の補足質疑という短い時間の中で、やり残したことがたくさんあるような気もします。小さい会派なので、発言力も小さいのですが、働く人にとって少しずつでも働きやすい社会になるように今後も取り組みます。

2013年3月18日(月)
政務調査費経理責任者意見交換会

 今日は10時半から各会派の政務調査費経理責任者による意見交換会というものを行いました。といっても、私は区立幼稚園の修了式があったので、そちらが終わった後ダッシュで向かったところ、もう終わっていました(会議の内容は区議会事務局の方や他会派の方から伺いました)。
 政務調査費に関しては、他の自治体で使い方について、いろいろメディア等で取り上げられています。北区では従来から、各会派の経理責任者で意見交換をすることによって、使い方についての議論や、また判例などを参考にして一定のルールを設けています。
 私の考えでは他の自治体に比べて北区の政務調査費の使い方は非常に厳格であると思っています。
 この度、国による地方自治法の改正により、『政務調査費』が『政務活動費』にと名称が改められることになり、その使途が拡大されることになりました。そのため条例の改正を行わなければならなくなり、政務活動費にかかわる様々な会議(議会改革検討会や政務活動費のあり方検討会、また経理責任者意見交換会等)を、昨年末からかなり頻繁に行ってきました。私は一人会派なのでそのすべてに参加しています(今回を除く)。
 北区では、政務調査費の使い方に関しては今回のような『経理責任者意見交換会』で会派意見や判例等を参考にしながら調整する。といったことを従来からやってきているので、政務活動費に変わったからと言って使い方はあまり変わりません。使途の透明性が今まで以上に確保されるようになったぐらいでしょうか。
 まあ、これから変わることがあったとしても、区民の理解を得られるようにできるだけ情報提供に努めていきたいと思います。

2013年3月15日(金)
議会運営委員会

 先程、幹事長会で説明された追加議案の取り扱いを決定します。議案の中身は国の補正に合わせて北区でも補正予算が出てくるということで、その対応です。
 現在進行中の第一定例会、最終本会議(3月27日)での日程を取り決めました。
 これも以前書きましたが、議会運営委員会では、非交渉会派の私は傍聴扱いです。席は用意してあって、出席も求められますが、発言権はありません。以前は席もなかったという話を聞いたことがあるような無いような、かなり民主的に運営しています。ありがたいことです。

2013年3月15日(金)
幹事長会

 今日は朝9時から幹事長会がありました。私の所属する新社会党議員団は、何度か書きましたが一人の会派です。よって、幹事長も私です。というわけで、幹事長会に出席しました。
 内容は追加議案の説明です。幹事長会の後、議会運営委員会でその取扱いを決定します。
 幹事長会では非交渉会派(3人以下の会派)はオブザーバーという形での参加となりますが、北区は民主的なので、交渉会派の幹事長と同じように意見を求めてくれます。
 一人の会派はいろいろな役職も兼ねるので、結構大変ですが、まあ自分で決めたことなのでしっかりやっていきます。

2013年3月14日(木)
予算特別委員会D

 予算特別委員会も終盤に入ってきました。本日は教育に関することです。
 昨今の情勢を反映して、いじめ、体罰をどうなくしていくか? そういった議論が多かったと思います。かなり熱心な議論がなされていました。
 私も「いじめをなくすために」の議論の中で、ちょっと違った方向から質問をしました。
 教員が忙しすぎるためそういった徴候を見逃してしまうのではないか? という観点から、「日本の教員は世界一忙しい」といわれている現状を変えていく必要性を主張しました。
 また、貧困と格差が拡大していく中で、子どもの学ぶ権利を守り、教育の機会均等を保障し、貧困の連鎖を断ち切る。そのための努力をしてほしいと訴えました。私自身もそのための努力を惜しまないつもりです。他にも何点か質問しましたが、例によってその内ホームページに掲載させていただきたいと思います。

2013年3月13日(水)
議会改革検討会

 今日は予算特別委員会は中休みでしたが、議会改革検討会というものを行いました。
朝10時から一時間ちょっとでした。議会のあり方を良くしていこうという取り組みです。各会派2名が参加するのですが、人数が3名以下の非交渉会派は1名の参加となっています。
 私は1人会派なので、もちろん参加です。今年度の検討会は今回で終了。簡単に答えを出せる問題ばかりでないので、次年度以降へ持越しというものもありますが、北区を良くしていこうという思いを持って、参加者一同頑張りました。

2013年3月12日(火)
予算特別委員会C

 7日間ある予算特別委員会も今日で4日目、折り返しに来ました。今日は環境、産業経済、土木の日です。
 今日中心とした議論は、私道私下水改修費の10%自己負担導入の話です。
この私道私下水改修は今まで、いくつかの世帯が使っている、私道私下水の改修を区の全額助成で行っていたものですが、今回の改定で所有者の10%負担が求められるというものです。
区の説明では、受益者負担を求めるということですが、私はどうしても納得(理解?)できませんので質問しました。
 もうひとつ、緑の拡大の推進について求めました。樹木や虫の生態系を、しっかり保護していかなければ、そのしっぺ返しが人間に来るよ。という趣旨で質問をしました。
他にも、いろいろ質問をしましたが、その全文をこのホームページで見られるように(そのうち)したいと思います。

2013年3月11日(月)
予算特別委員会B

 今日は予算特別委員会の福祉と衛生の日です。
 質問した内容は大きく2点、北区の行っている高齢者ヘルシー入浴券のレベルアップ事業についてと、生活保護の件について質問をしました。
 ヘルシー入浴券は70歳以上の高齢者に配る区民サービス事業ですが、今まで20枚の券で自己負担50円のものを、24枚に増やす代わりに自己負担を100円にするというものです。これに関連して、区民の声をきちんと聞き取れていないのではないか?という趣旨で質問をしました。
 生活保護の問題は、現在の雇用・労働環境が続けば将来にわたって生活保護受給対象者が増えることになるので、先日来から話している区の労働問題により、区が将来の生活保護受給者を増やさないように、指定管理や区の非常勤の労働者に安定した雇用と賃金を保障するべきである。という訴えと、現在の生活保護受給者が就労意欲を持てるような労働環境を作らなくてはいけないという趣旨で質問をしました。
 現在苦しんでいる人を、『自己責任』と言って切り捨てるのではなく、貧困から抜け出す手伝いをしてこそ公共の福祉だと思います。この点を強く要望しました。

2013年3月8日(金)
予算特別委員会A

 今日も朝10時から予算特別委員会に出席しました。夕方5時半くらいまでです。
昨日は総括で全体のことをやり、今日からは各項目に沿って質疑をします。今日は総務関係が中心です。
 今日からの私の持ち時間は23分と、補足質疑の5分です。

 今日は大きく三点を質問をしました。@この厳しい労働情勢を助長することになるので、指定管理者の推進を見直してほしい。A指定管理の現場、また北区の工事で直接働く現場の職人さんを守るために、公契約条例を作ってほしい。B北区のパワハラ対策をしっかりやってほしい。という内容です。

 昨日から、現在の日本の労働情勢を絡めて、北区で貧困を拡大しないように求めてきたつもりです。あまり色よい答弁は得られていませんが、今後も強く求めていきます。

2013年3月7日(木)
予算特別委員会@

 本日朝10時から、予算特別委員会が始まりました。この予算特別委員会と、決算特別委員会は全議員の半数が出席します。各会派半数ずつで、奇数会派、例えば9人の会派なら一年目が5人なら二年目は4人となります。私は一人の会派のため、2年に一度しか出られないという仕組みです。
 今日は総括質疑で予算の総括的な質問をする日です。持ち時間は各会派の出席委員の数で決まります。私の持ち時間は本日は20分でした。
総括として雇用、労働問題を取り上げ大きく三つの質問をしました。その全文については、このホームページで見られるようにします。
 また、北区の公式ホームページでも(しばらく期間はおきますが)見ることができます。
内容は、簡単に言えば厳しい労働情勢なので、@北区の非常勤職員の5年で雇止めをやめてほしい。ということと、A緊急的・暫定的な区の直接雇用をしてほしい。B国保料金などは払いたくても払えない人がいるのだから、お金持ちからもう少し払ってもらうようにしてほしい。という内容です。
 持ち時間が短いので言いたいことが言い切れませんでしたが、これからも訴え続けていきます。

2013年3月6日(水)
本会議・他

 今日は朝9時から議会運営委員会。内容は本日の本会議運営案について。9時半から全員協議会。追加議案である国保料金の特定同一世帯所得者の減額措置、5年で終了のものを恒久的なものへするという議案の説明です。
 10時からは本会議。先程の議案の上程及び、早めに議決しなければいけない24年度補正予算とその他一件。全会一致で賛成されました。
 本会議終了後、区民生活委員会の傍聴、内容は先ほどの国保の議案の所管事務調査、及び陳情が一件遅れてきたのでその審査です。陳情の内容は未婚の母子家庭に対して、みなし寡婦控除等の救済措置をしてほしいという主旨の陳情です。
その後、企画総務委員会の傍聴。先程の国保の件の議案審査をしました。結果は最終本会議3月27日です。

2013年3月5日(火)
議会運営委員会、企画総務委員会

 今日は朝9時30分から議会運営委員会がありました。内容は選挙管理委員会又は監査委員の求めにより出頭する者及び広聴会に参加する者の費用弁償の件。
地方自治法の改正により本会議にも広聴人が呼べるようになったので、それを整備する条例です。特に何の質問もなく、2分くらいで終わりました。
 私が所属する新社会党議員団は一人会派なので非交渉会派(北区では3人以下の会派)という扱いにより、議会運営委員会には委員として参加できません。が、北区は民主的な議会運営を行っているため、非交渉会派にも席を用意して参加を要請してくれます。しかし、発言権の無い傍聴扱いです。北区には現在非交渉会派が3つあります。みんなの党議員団、みんなの党アジェンダ、そしてわが新社会党議員団です。交渉会派と違っていろいろ制約がありますが、区民の代表として頑張っていきます。

 朝10時からは企画総務委員会を傍聴しました。最も注目したのは国民健康保険条例の一部改正の議案です。
 平成23年度から計算方式の変更により、特に低所得層への国民健康保険料金の大幅な値上げがなされました(高額所得層は逆に減額がなされています)。そして2年間の激変緩和措置が取られたのですが、来年度からはその措置がなくなってしまうため、新たな緩和策が提案されました。それがこの議案です。低所得層への緩和はあるものの、その一方で所得割を減らす等、高額所得層への優遇ととられるような措置がつづいています。私たち新社会党は、社会保障は応能負担が原則であり、その本則にのっとった社会保障制度に是正するべきだと考えています。

2013年3月4日(月)
健康福祉委員会

 今日は、自分が所属する健康福祉委員会に出席しました。午前10時から昼休憩をはさんで午後4時くらいまででした。
 気になった報告は、放課後こどもプランと今後の児童館のあり方です。放課後こどもプランを北区全部の小学校で行うことにより、小学生の居場所を児童館から学校に移行していく、という事は結果的に小学生から居場所としての児童館を奪うことになるのではないか?と懸念しています。
 前回の委員会の時には、放課後こどもプランになじめない小学生のみを特例的に児童館の利用を認める、というような説明でしたが、今回はパブリックコメントもふまえて特例的という類の文章が訂正されていました。今後どのように事業を展開していくのか注目していきます。
 また、来年度の保育園の待機児童が増えるのではないかというのも、大変な報告です。一歳児の数がかなり増えたということと、育休明けの申し込みが増えているのではという見解でしたが、保育園の入所がどうなるかという事です。北区はここ数年で保育所の建設等を進め、待機児童の数が急激に減ったのですが、それが追いつかないほどの状況に現在なってしまっているようです。子育て支援策は非常に重要な課題ですので、待機児解消に向けた取り組みに積極的に関わって、問題提起していきたいと思います。

2013年3月1日(金)
建設委員会 傍聴

 私の所属するのは、健康福祉委員会なのですが、どんな議論がなされているか知るために、できるだけ多く傍聴をしています。と言っても、昼までしか傍聴できませんでした。主要な議論は十条西口再開発と桐ヶ丘団地の建て替えにかかわる高度制限の問題でした。